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渡辺内閣府特命担当大臣記者会見の概要
(平成19年9月14日(金) 9時24分~9時32分 場所:金融庁会見室)
【大臣より発言】
おはようございます。本日の閣議は、総理が病気、加養中でございますので閣僚懇談会という形で行われました。
総理が、辞意を表明されたことは改めて私にとっては、残念な思いでありました。共に志を同じくして、困難な課題に取り組んできた途上であっただけに、大変残念であります。新たな総理総裁の下においても、参議院選挙の反省を踏まえ、国家国民のために真摯に政策を実施していくことは、当然であります。私としては、新たな政権にしっかりとバトンタッチができるよう、任期の最後まで職責を全うしてまいる所存であります。私のほうからは以上です。
【質疑応答】
- 問)
-
総裁選の日程、決まりましたけれども、安倍さんはこれまで改革路線でしたが、次の総理にはどういう人が望ましいと思うかお聞かせください。
- 答)
-
やはり、改革を継続し、発展させるということが何よりも大事なことです。この方向性を持った人に、新しい総理総裁になってほしいと思っています。
- 問)
-
政治の空白ということが懸念されていますけれども、金融行政に影響がないかどうか、改めてお聞かせください。
- 答)
-
金融行政に、空白が生じてはいけませんので、次の内閣において、迅速に新しい体制を作っていただいて、しっかりと行政を行っていただきたいと思っております。私の任期中は、引き続き懸案事項をしっかりとやってまいります。
- 問)
-
一昨日の辞任の後に、改革のDNAを持った方が望ましいとおっしゃっていましたが、これは現在の(総裁候補者)3名の中に、いらっしゃるのでしょうか。
- 答)
-
明日になってみないとフルラインアップは分かりませんので、今の段階でどなたがと言うことは、控えたいと思います。
- 問)
-
若手議員の間では、小泉さんを担ぐというような話もありましたけれども、現在の大臣の考えとして、改革のDNAということがありましたけれども、今後どういう動きになってくるのでしょうか。
- 答)
-
まず、明日のフルラインアップを見てからの判断ですね。どなたがどういう主張をされるのか、それを見た上での判断になろうかと思います。
- 問)
-
大臣の中で、どなたかを担ぐということは今のところは考えていらっしゃいませんか。
- 答)
-
私は安倍内閣の一員でございましたので、私の方から誰が良いという立場にはなかろうと思いますので、とにかく明日の告示、立候補の受付状況を見たいと思っています。
- 問)
-
公務員制度改革を含む行革というのは、中期的、あるいは長期的な取組みだと思うのですが、この二つの課題に対して内閣退陣が与える影響というのはどのようにお考えでしょうか。
- 答)
-
公務員改革はもう動き出しているわけです。前国会において60年ぶりに法改正が行われました。その仕掛りの仕事を今やっているわけです。来年の通常国会を目指して、全体パッケージの懇談会も精力的に議論を開始してもらっていますので、この流れが途絶えたりすることはないと考えています。
- 問)
-
総裁選なのですけれども、ご自身が出馬されるということは。
- 答)
-
それは、ないのではないでしょうか。
- 問)
-
100パーセント。
- 答)
-
分かりませんけれども、とにかく20人の推薦人の壁というは、結構高いわけです。私も3年、4年前でしたか、幻のマニフェストというのを書いたことがありましたけれども、なかなか20人の壁は厚かったです。
- 問)
-
派閥の中、あるいは派閥同士の話合いというのがかなり激しく進んでいるようですが、こういう動きについてはどうご覧になっていますか。
- 答)
-
3丁目の夕日どころか、4丁目、5丁目の夕日みたいな感じです。派閥の話合いで総裁を決める時代ではないのではないでしょうか。
- 問)
-
短期間でだいぶ閣僚が入れ替わられているのですけれども、野党からは、「選挙管理内閣ではないか」との見方もありますが、その点についてはどうでしょうか。
- 答)
-
これは、「選挙管理内閣」と野党は言うかもしれませんが、衆議院の任期はあと2年残っているわけです。そうすると、残された2年間で何をやるかということが大事だと思います。つまり、参議院の方は野党が多数派、衆議院とねじれ現象が起こっているわけでありますから、まさにこの前の参議院選挙の結果を踏まえた政策の連携、あるいは建設的妥協、そういうことが必要になるのではないでしょうか。ですから、次の内閣においては、場合によっては大胆な妥協もしながら、この2年の間にきちんと改革を進めていく必要があろうかと思います。
(以上)