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中川財務大臣兼金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成21年2月6日(金)8時44分~8時55分 場所:国会内)

【冒頭発言】

閣議の前に会合がございましたが、予算委員会の打ち合わせで出られませんで副大臣が出ました。閣議では特に発言もございませんし、報告することはないと思います。

【質疑応答】

問)

昨日総理が国会で郵政の4分社化の見直しなどについても言及されました。これは今回の政権が郵政選挙で信任された与党で、信任を揺るがす発言ではないかという見方もあるようですけれども、これについてどのようにお考えですか。

答)

私は財務大臣・金融担当大臣で所管外でありますので発言は控えさせていただきます。

問)

本日フィナンシャル・タイムズの報道で自民党議員の方から政府紙幣を約50兆円発行してはどうかという提案をするという報道があったのですが、改めて政府紙幣について、それから報道についてどう思われるか。

答)

憶測の報道にはお答え出来ません。政府紙幣については前からお話ししているように何でこういう議論が出るかというと、今の日本の経済あるいは金融も含めて、あるいは暮らしを含めて、非常に世界もそうですし日本も急速に悪化しているので、何とかどこかから財源を確保して暮らしや企業活動等に活用してもらいたい、つまり資金の供給あるいは流動性の確保という観点でご心配をされている皆さん方が色々なご議論をされている。その趣旨では私は大いに議論があってもいいんだろうと思います。ただ、政府紙幣については、政府紙幣であれば多分私の担当になると思いますけれども、私の頭の中にはございません。

問)

アメリカの方でいわゆる金融機関の不良資産の買取銀行、「バッドバンク」について色々な議論が進んでいると思うんですけれども、課題も多いと言われています。これについて大臣なりの受け止め方とかお考えをお聞かせいただきたいのと、あと日本において将来導入という想定はされるべきなんでしょうか。

答)

アメリカの政府が今対策を色々打っていることについて日本の金融担当大臣がこの場で、まさに今アメリカが一生懸命頑張っている最中に、「バッドバンク」という名前はおもしろいネーミングだなと思いますけれども、コメントをすることは私の立場から出来ません。

問)

昨日、不動産大手の日本綜合地所が会社更生法を申請したんですが、年度末の資金繰りについて大臣としてどのようにご覧になっているかということを。

答)

年度末じゃなくてもこうやって今年になって何件とどこかの新聞で出ていましたけれども、大きな倒産が続いている。ですから年度末はもちろんですけれども、今も倒産には色々な理由があると思いますけれども、とにかく倒れなくていいところが倒れるようなことがあってはならない、それはやっぱり今の異常な状況だからだろうと思います。そういう意味で政府としても、また日銀の方でも色々やっていただいておりますけれども、特に年度末に向けてでありますけれども、今の状況も含めて本来あってはならないことが起こらないようにやっていかなければいけない。そのための大きな方策の1つが早く来年度予算を成立して遅滞なく執行していくということも大事ですし、それ以外にも年度末に向けてやっていくことがあればどんどん政府としてやるべきことはやっていかなければいけないと思っています。

問)

自民党内で相続税の免除特典付きの無利子国債の発行についての意見が出ていますけれども、これについていかがでしょうか。

答)

先程お話ししたような認識で色々ご議論されているんだろうと思っております。

(以上)

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