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与謝野財務大臣兼内閣府特命担当大臣(金融・経済財政政策)閣議後記者会見の概要
(平成21年3月3日(火)9時50分~9時56分 場所:国会内)
【冒頭発言】
閣議は案件どおりでございました。まだ閣僚懇をやっておりますが、10時から委員会ですので先に出てまいりました。
まずJBICについて皆様方に申し上げたいことがあります。まず第1に、景気が厳しさを増す中で、我が国企業の国内事業及び海外事業の資金繰りの厳しさが第2の山を迎える年度末に向けて、金融の円滑化にさらに万全を期す必要がある。このため、JBICについては、外貨資金の調達市場の状況が厳しいことを踏まえ、臨時異例の措置として、JBICが調達努力を行ってなお足りない部分について、外為特会から外貨資金を貸し付けることとする。JBICに対する貸付額は、今のところは、今月は50億ドル程度と見込んでいる。さらに、JBICについては、円資金ニーズに応じて、必要な場合には弾力条項を発動する用意がある。
また、政策投資銀行等の危機対応業務の長期資金の貸付枠1兆円についても、1兆円を超える貸付が必要な場合には、財政融資資金等の弾力条項を発動して、必要額に応じ最大1兆5,000億円まで貸付額を拡大する用意がある。
政府としては、年度末に向けて、企業の資金繰りに万全を期すよう、日本公庫や指定金融機関などの関係者と一丸となって、全力で取り組んでまいりたい。
また、昨日、私はJBICの幹部、また政投銀の幹部とお目にかかって企業金融に全力を挙げていただくことをお願いしたところでございます。以上でございます。
【質疑応答】
- 問)
-
株なんですけれども、先程日本でも株価がバブル後最安値を更新しました。現在の株価に対するご認識と、対策についての進捗状況などについてお聞かせください。
- 答)
-
ニューヨークの株式市場が299ドル下がった、その心理的な影響というのは日本の平均株価にも響いていると思っております。静かに推移は見守るということでございますけれども、必要以上の下げというものは看過することは出来ないということは、日本経済全体を考えれば当然のことであると思っております。
- 問)
-
定額給付金について、受け取るかどうかだけお聞かせいただけますか。
- 答)
-
私は、財源法案が通ってから考えたい、ということを以前の記者会見で申し上げてまいりましたけれども、党並びに閣僚の間では受け取るということが決められましたので、決められたことを忠実に守っていきたいと思っております。また、使途については、妻と相談する。そういうことでございます。
(以上)