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亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成21年10月27日(火)10時35分~10時58分 場所:金融庁会見室)

【大臣より発言】

今日の閣議は、別にございません。

あと、郵政関係でいえば、明日、株主総会を開いて、上の方だけですが、まずこの新体制が決まる予定であります。そういうことで、今日中に、社外取締役のメンバー等を、一部決まっていますけれども、今、確定する作業をやっている最中ですので。私は、サービス精神は割と旺盛な方ですが、今日はまだ皆様方に事前にご報告するような段階ではありません。

【質疑応答】

問)

今の郵政の話なのですけれども、今日は、そうすると人選を…。何名かはもう(名前が)挙がっている方もいらっしゃいますけれども、今日はその作業を進めると…。

答)

大半は交代していただくという形になると思います。

問)

個別にお会いになって…。

答)

お会いしたり、また、急なドタバタで大事な人選をするわけにはいきませんから、中には前から。郵政が新しい出発をしていくということは、もう選挙の前から、大体、勝つのが分かっていたわけだから、そういうことを含めて、そういう場合にはどういう方に担っていただければ良いかな、ということは、それぞれ3党の中でもいろいろと考えてきたわけですから、それも「最後の詰めを正式にお願いします」ということでこの何日間でやっている最中ですから、もちろん新社長の方針、人選というのは優先するわけですけれども、我々の意見も言ったりして、今、その調整をしているところです。

問)

それは、ご退任いただく方ともお話になられたりとか、そういう展開もあるのでしょうか。

答)

それはもちろん。私の体も忙しいし、相手の方もおられない場合もあるから電話で済ます場合もあるだろうし、これはいろいろですね。

問)

概ねは何人くらいシャッフルというか、入れかえられるのでしょうか。

答)

やはり4~5人はお辞めいただく形になると思いますね。入れ代わっていただくと。これは、やはり継続性ということもありますし、いろいろな意味で立派な、お辞めいただく方も立派な方なのですが、何しろ路線が変わるわけですから、路線が変わる中で、交代していただくという方も出てくるわけですが、そうではない方も出てこられるわけです。

問)

中小企業金融円滑化法案(中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律案)のほうなのですけれども、これは30日に閣議決定する方向だと。法案も固まったようですけれども、例えば、経産省の説明ですと、「新しい信用保証制度は数千億円くらいだ」という説明をしているのですけれども、大臣から全体を見て、この法案、この薬はどれくらい効く薬なのかという点を…。

答)

今の中小企業の経営実態から見ると、金融面で皆さん方は大変助かるのではないですかね。元気が出ると思います。今までの融資の返済だけではなくて、新たな融資も受けていく。前から言っているように、金融機関がコンサルタント的な機能を借り手に対しても果たしていただく、これが今後の金融検査のポイントですから、これは検査官にもこの点を強く指示しているので、金融機関自体の金融のために金融機関があるわけではないので、そのためにBIS規制がどうだこうだという形式的な検査ではなくて、コンサルタント的な、金融機関としての役割を果たしているかどうか、というのが検査のポイントなので。もちろんそれは金融機関自体の健全性、健全化ももちろんありますよ。

ということですから、もうそういう意味では、小泉・竹中時代の金融行政とはがらっと変わったわけですから、皆さん方もそういう立場で取材されないと、あの時代の市場原理至上主義に基づく弱肉強食の社会をつくっていくという中での金融ではないわけなので、そういう面からの金融行政をやっていくということで、思想、理念が180度変わるわけですから、金融庁の今後の仕事というのは、そういうもとでのもの(仕事)だとご理解いただければ、私が当初から皆さん方にご説明申し上げていることもご理解いただける。前の竹中や小泉の考え方に基づいて「おかしいではないか」と言われても、これはもうどうしようもない話なので。

問)

どんな薬でも副作用があると思うのですけれども…。

答)

それはあります。

問)

その副作用の件で、例えば、今まで不良債権にしていたものを不良債権にしなくなることによって、銀行は、多分、応じやすくなると思うのですけれども、逆に隠れ不良債権となって、外部から財務内容が見えづらくなるといった指摘もあるのですけれども…。

答)

それは、何事でもマイナス面というのはあるけれども、マイナス面を防ぐために良いことをやらないというのは本末転倒というのであって、それはマイナス面が起きることを極力防ぐ、そういう配慮をしながら良いことをやる、プラス面をやる、ということが行政のあり方ですから、今度のモラトリアム法案も、そういう点をきっちり配慮しながらやっているわけですから、私は良いものに仕上がりつつあると思います。当初、私が考えていたような方向で、本当にできると思いますね。各省庁との調整も、非常にうまくやってくれて、よい方向に。マスコミとの調整はうまくいかないのだけれども、これはしようがない(笑)。要は、分からず屋のマスコミに言ってみたところで、なかなかうまくいかない。そのうちあなたたちも分かります。結果が示しますよ。結果が証明します。

問)

日本郵政の人事なのですけれども、牛尾(治朗 社外取締役)さんと高木(祥吉 取締役兼代表執行役)副社長、奥谷禮子(社外取締役)さん、あと丹羽宇一郎(社外取締役)さんには続投していただくのですか、それともお辞めいただくのでしょうか。

答)

いや、ですから、今、そういう、お辞めいただかなければと思っている方々に、私なりにそういうこともお願いしている最中ですから、今の時点でどうだこうだということは、差し控えるべきだと私は思っています。

問)

後任というのか、稲村公望さんのお名前が浮上しているという報道もありますが…。

答)

彼は非常に優秀だし、熱心な気持ちが貫かれた男ですから、新しい事業展開にとっては欠くべからざる人物だと思っていますが、今回の中に入れるかどうかということは、またちょっとそれとは別の視点から。しかし彼は、どうしてもこの事業に参加してもらいたいと私が思っている1人ですね。

問)

執行役で入れたいというお考えですか。

答)

いや、そこは、どこにとかは決めていないけれども、彼の能力を一番発揮できるところに。これは、やはり齋藤(新)社長がお決めになることですから、私がどうだと、そこまで突っ込んで言うべきことではないけれども、恐らくそういう人物を推薦申し上げたいと思います、ということです。

問)

先週、金融庁が、BNPパリバという証券会社と日本興亜損保という保険会社の2つに行政処分を出しました。それぞれ架空の違法な株取引であるとか、保険の支払いが遅れていたとか、いろいろ社会的な問題が出ていると思うのですが、それぞれご感想とかご見解があれば教えていただけますか。

答)

やはり、私はそうした金融機関の背負っている責任、これをきちんと果たしていない手法で営業している場合、それは監督庁としてきちんとした対応を、ピシッと私はやるべきだと思っております。そういうことで、私は報告を受けておりますが、適切な処理をしていると思っています。

問)

郵政の人事でお忙しいと思うのですけれども、金融庁にある審議会が、今、ストップしています。基本問題懇談会というのは動いていますけれども、前政権と言いますか、ずっと同じメンバーの方が入っておられまして、中には郵政民営化に賛成した方もいらっしゃるのですけれども、この審議会についての扱いを、今、どう考えていらっしゃるでしょうか。メンバーを入れかえるとか、まるっきり変わったものにするとか、現時点でどういうお考えかお聞かせいただけないでしょうか。

答)

私は、やはり審議会のメンバーの方々は、別に、私の考え方に金太郎飴のように同調してくれそうな人だけを集めるというわけではなくて、私はそんなことをするつもりはありません。逆に、真反対の立場の方も入ってもらっておくほうが、私は良いと思うのです。だから、そういう意味では、小泉・竹中路線におられた方を全部排除するとか、私は、そんな気持ちはありませんけれども、やはりその委員の方々がいろいろな意味で適切なのかどうか、ということは、私は、今日、この時点において、やはり検討する必要があると思っています。

問)

明日、(日本)郵政のほうが新体制に代わるということですが、「上の方」とおっしゃいましたけれども、これは各事業会社のトップというのはないということでいいのですか。

答)

そうですね。それと関係があるところは出てくるかもしれませんけれども、今、そういうことを含めて詰めている最中ですから、基本的には、上の部分というふうに考えていただきたいですね。あとは、やはり執行体の中身については、新社長が就任されて、ご自分の経営者としてのご判断があると思います。その中でお決めいただければ良いと思っています。

問)

郵政人事で、今、(取締役)会長に西岡(喬)さんが就いているのですけれども、その方の処遇はどうなさるご予定でしょうか。

答)

処遇といって、私がどうということではなくて、私の方から、今、あの方にお辞めいただかなければならないと私は思っておりません。小泉・竹中さんの郵政民営化路線を強力に推進するという立場でもありませんから、お辞めいただかなくて、引き続きお力をいただければなと思っています。まだ確認していませんから、本人にお引き受けいただけるかどうかは分かりません。今、そういうことをやっている最中なので。

もうそろそろ、ちょっと私も忙しいので、あなたたちが(雑誌・フリー等の記者への会見の開放を)拒否したから、ちょっとあれ(会見)しなければいけないから…。

問)

(日本)郵政の人事なのですれけれども、旧郵政省のOBの就任について、何かお考え等があればお伺いしたいのですが。

答)

私は、前から言っているように、役人のOBなら、背中に「紋々」が入っているような扱いをするのは間違いだと思っています。今日の閣僚懇でもちょっと言ったのだけれども、特殊法人とかいろいろなものの天下りはいけないということ、それはそうですよ。何でもかんでも第二の就職先ということで、場合によってはお土産をつけて天下りをさせるというのは絶対いけません。

いけないけれども、一方、今、起きていることがどういうことか、皆さん分かっていますか。私は、今日も閣僚懇でちょっと紹介したのだけれども、今、起きていることは、天下りがいけないからというので、カモフラージュで、民間の方でいわばもう一線を引いたような方々を会長だとか社長にして、その特殊法人の中身の実務に対して、どう見たって会長や社長としての仕事をしておられるとは思えないような方が、高額を取って就任しているのが多いですよ。ところが、あなた方は目を逸らすのですよね、「あ、天下りではない」といって。だから、そういうことをやることが、本当に国民にとって、国家にとって善いことなのか、悪いことなのか。形ではなくて、中身で私は判断すべきだと思いますよ。

だから、齋藤(新)社長についても、あなた方は紙面で全部口を揃えて、金太郎飴みたいに本当にアホなことばかり言っているのは、もう本当に私はおかしいと思いますよ。14年前に大蔵次官をやっていたからといって。能力がない人に私がお願いしたというなら文句を言われても良いけれども、誰が見たってあれだけ能力がある。マスコミも、「能力がない」と批判している人は誰もいないでしょう、どの社も。

「能力がない」と批判した社があれば、ちょっと手を挙げてください。いないのですか。能力が下がると思っているのでしょう、違うのですか。(能力が)ないと思っている人、ちょっと手を挙げて教えてよ。質問ばかりしないで、それぐらい意思表示したって良いではないですか。(笑)私が言っていることにちょっと答えてくださいよ。

問)

まあ、まだ未知数なところがあるのかなと思われるところはありますし、日本郵政というあれほどの規模の会社を経営されてきたわけでもないし、民間の経営をどこまで熟知されていらっしゃるのかも、まだ不透明なところはあるのかなという気はしました。

答)

そんな(熟知している)人は誰もいるわけがないではないですか。誰だってそうです。そういう意味でいったら、そんな人がいるわけない。世界一の会社だから、そんな会社を今まで経営した人が西川さんの後任としているわけがないでしょう。未知の分野です。私は、新しい事業を展開してもらいたいと言っているのです。純(小泉純一郎)ちゃんがめちゃくちゃにした、その前のような事業体にする気はないのだから、未来への挑戦をしてもらうわけです。そういう意味では、豪腕で統率力があって、人物的にもしっかりした人でなければいけないという、そこで私はお願いしたわけですから。

誰か良い人がいますか。あなたが、今言った意味で、誰かいるか教えてくださいよ。

問)

考えておきます。

答)

考えておく。そんなことを言っていたら、そんなことが頭にないのに、そんな質問をしては駄目です。金太郎飴みたいな同じような質問ばかりしてくるけれども、あなたの社というのはそんな社員教育をしているのですか。

あなたの社も、良いところがないわけではないのです。昔は、キラキラするような、記事が光っていましたよ。だけど、今は駄目ですね。昔、私は、あなたの社は愛読紙だったのです。だけれど、今はもう購読料が無駄だと思っています。これは、侮辱になったら失礼、申しわけありません。だけれども、本当に思っていることを私は言っているのです。

だから、結局、今、言ったこれは一つの記事ですよ。人物的にいろいろな面で、能力の面で駄目だと思う人はいないというのは、一つの記事ですよ。これは、今日、(この)後の雑誌社などの記者会見のところで披露しますよ。

問)

ただ、国民の中からすると、やはり天下りではないかという批判があるのも一方で事実だと思うのですけれども…。

答)

だから、それが正しいと思えば、そういう論調で報道すれば良いのです。そういう批判がやはりちょっとおかしいなと思えば、そういう立場でやはり報道しないと。だから、私が言っているのは、世間の人が「そうかな」と思っているからそれに従った論議をするのだったら、ただ単なる鏡みたいな論評をするのだったら、私は新聞社が公器としての責任を果たしていないと思いますよ。

問)

そこは、私も記者として言わせていただきますけれども、私は齋藤(新社長)さんを取材したこともあるし、優秀な方だと思いますが、「優秀な方」というのと、今まで民主党とか政権が掲げてきたもの、国民的期待とがずれるということは、やはりそこを一緒くたにはできないと思うのですけれども…

答)

それは、民主党が書いたことを、もし国民の方がそう捉えているのなら、誤解しているのです。さっき私が言ったが、あなたたちは「紋々」と言ったのを、「文言」と報道している社がいますよ。

問)

「紋々」というのは、でも、ちょっと言葉として…。

答)

私は、「文言」などと言った覚えはないですよ。私は、やくざが背中に入れる刺青みたいなことの例えで言ったんです。役人をやったからそういうレッテルを張って、そういうことで扱うのはおかしいではないか、という意味で「紋々」を張ったようにと言ったんです。それを「文言」というのは。私の言ったことを正確に報道してくださいよ。「文言」などと言った覚えはないのに、「文言」と書いてあるから「えっ」と思って。読者が誤解しますよ。

ぜひ、皆さん方からも批判はどんどんしてもらいたい。しかし、そうしたただ単なるそういう批判は意味がない。

(以上)

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