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亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成22年1月22日(金)17時33分~17時53分 場所:金融庁会見室)

【大臣より発言】

今日は何も、さっき閣議がありましたが、予算提出をしたということで、あと別に、皆さんに報告するようなことはありません。

何かあったら聞いてください。

【質疑応答】

問)

明日、民主党の小沢幹事長の任意の事情聴取が行われるということですが、政権運営や国会の運営に影響はどのようにあるのかという点について、大臣のお考えをお聞かせください。

答)

別に、影響なんかないのではないですか。それは、ご本人が「潔白だ」ということを言っておられるわけですから、そのように事情聴取に応じて、そういう立場で努力をしてこられると思いますね。

問)

この件に関しては、総理が「石川(知裕 衆議院議員)容疑者が起訴されないことを望みたい」と発言されて撤回されたり、その前にも、「闘ってください」というご発言があったりしていますが…。

答)

それは、総理は友愛精神に燃えている方ですし、優しい、優しい方ですから。あなたたちみたいにいじわるな人間ではないですからね(笑)。同志等について、できるだけ不幸な状態にならないように常に願っておられるという立場だと思いますよ。だから、それがそういう言葉に出てくるわけですからね。

あなた方も、ああだこうだと責めまくらないほうが良いですよ。やはり、人間にはそれぞれ情というものがあるわけですからね。総理であったってやはり、そうした同志に対する友情とか、いろいろなものがおありなのですから。それが、いろいろな形で言葉に出てくるわけですから。それを、一々「けしからん、けしからん」なんて言って批判するのはどうかと思いますよ。

問)

次に、郵政の問題なのですけれども、「今週から来週にかけて一定の方向性を出したい」とおっしゃっていましたが、現時点で…。

答)

結局、今日も9時から予算委員会でしょう。ずっと缶詰状態。また来週もそうです。今度は参議院というようなこともあるので、私もなかなか時間がとれない面もありますが、今、一生懸命、調整作業が進んでおりますので。大塚副大臣のもとで、先日集まったメンバーが日本郵政との間、また三党との間、金融界、あるいは郵政関係を含めて、どういうあり方が良いのか、また、広く国民全体の皆さん方からのご意見、ご要望をお聞きするということを、今、全国的に…、今日は22日ですね。もう、全国あちこちで…。私が行こうと思っていたそういう公聴会も行けなくなってしまったりしているのですが、そういう形で、精力的にこの作業を進めておりますから、今後、各金融界、あるいは郵政関係の代表者の方、また三党の政策責任者とも、逐次、お会いしていって、現在、ワーキングチームで詰めている状況を踏まえて、最終的なそういう作業をやった上で、どういう事業展開をやっていくのか、一つの大きな方向性と、そのための組織、通常国会に提出する基本法律提案へ向けての基本的な部分を決めたいと思っております。

問)

月内に、組織形態などについての結論は出るのでしょうか。

答)

だからそれは、今、一生懸命やっているのですけれども、今、言ったように、こうなってくると、もう私自身の時間がなかなかとれないでしょう。だから、ちょっとそういう意味で、時間的に、若干2月初めにずれ込むかもしれないですね。急いでやれば良いというものでもないし。これは丁寧に、やはり私自身としては、できるだけいろいろな方の意見も聞きながら最終決断をしたいと思っていますから。1月末をめどにしていたのですけれども、それにこだわってやるよりも、2月に入って、若干、時間がオーバーしてもちゃんとしたものを作らなければいけないと思っていますから。予算委員会というのが入るから、なかなか大変ですね。これで時間をとられてしまってね。

問)

金融の話なのですけれども、アメリカのオバマ大統領が新しい金融規制案を発表されましたが、アメリカは、今までの総合金融大手を育てるという方向から、今回、転換して、「グラススティーガル法の復活ではないか」というようなことも言われていますけれども、この点について、大臣のお考えをお聞かせください。

答)

それは、アメリカはアメリカ経済に対してだけではなくて、世界経済に対しての大変な、大きな影響力を持ち、当然、責任を持っている立場ですから。ご承知のように、近年、サブプライム・ローンの破裂を含めて、アメリカの金融だけではなく世界の金融が大きく揺らいで、その結果、アメリカの実体経済だけではなくて、世界の実体経済が深刻な影響を受けたと。アメリカ自身がそういう発信元だったわけですから、やはりアメリカ自身がそうした金融のあり方について、そういう事態に至らないようなきちんとした対応を、早目、早目にとっていただいて、健全な経済運営、金融政策を展開するというのは当たり前だと思いますので、そういう意味で、オバマ大統領もそういう立場から、そういう手を打たれたと私は理解しておりますから、そのことが成功することを希望しております。

問)

今週始まった国会の審議で、「政治とカネ」がだいぶ問題になっていますが、亀井大臣の場合は、「予算の早期成立が必要だ」と国会で強調されました。今週の審議をちょっと振り返って、感想をお聞きしたいのですけれども。

答)

野党もいろいろ、政治とか何とか言っていろいろいちゃもんをつけているけれども、やはり予算、こんな経済情勢においては、第2次補正を急いで成立させなければいけないという共通認識は、公明党なんかは既に表明していますが、野党においても広がっておりますから、私は、それは非常に良識ある対応だと思っています。

問)

自民党に望むことは何かありますか。

答)

今日も、予算委員会でいろいろ聞いていたのですけれども、ああいう司法の場でなされていることに対して、国会としては政治の浄化、国民の信頼回復について何がなされるべきかという基本的な立場から扱っていかないと…、総理と小沢幹事長の問題を、「手を変え品を変え」と思ってやっているけれども、全然同じことだなと。手も変え品も変えていないのですよ。オウムみたいなことを言っているだけの話であって、私は、ああいう追及の仕方というのは、もう、ある面ではみっともないと思いますよ。

やはり、私は前から言っているけれども、政治資金規正法をめぐって、簡単に言うと、政治家と検察が長い間、ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ喧嘩ばかりしてきているわけですよ。そのことが、本当の意味の政治浄化につながっていっているのかどうかということを、今、もっと冷静に判断をすべきだと思いますよ。政治資金規正法が、本当の意味での「政治とカネ」の関係、本当に国民が信頼できるような状況にしていっているのかどうか。極めてテクニカルな法律が、その都度その都度、何かあると改正されて、木造建築に今度はプレハブがくっついてしまって、さらにコンクリートをやってみたって、またぶっ壊してどうにかみたいな、テクニカルな形でそんなことばかりやってきてしまっているのですね。私は、それが本当にトータルとして、政治資金規正法としてふさわしいのかどうかという抜本的な議論をしなければいけないと思いますよ。何かあると、国民向けにアピールだけしていれば良いということをやるべきではないだろうと思います。

そういう意味で、今の政治というのは劣化しましたね。昔から劣化しているのですけれども、劣化が激しくなりましたね。ポピュリズムですよ。結局、国民の方々の限られた情報に基づく、皆さん方の報道は、もちろん正しい報道もあれば、どうかなという報道もあるけれども、そういうマスコミの渦の中で、何をどうしていけば、日本の政治というのが、本当に国民のためにちゃんとした政治ができるようになっていくのかどうか、どうしたら良い政治家が選ばれて、良い政治家がちゃんとした政治活動をしていくようになるのかという、その基本を、国民の方は大脳皮質でしっかりとお考えにならなければいけないと思いますよ。

そういう点、本当に、私も30年以上政治家をやっているけれども、賽(さい)の河原に石を積んでは崩して、石を積んでは崩して、そうでしょう。本当に、同じようなことが紙面に躍り、テレビに出てやられている中で、では政治家は良くなったのかと。良くなっていない証拠に、経済がガタガタになってしまったでしょう。生活自体が…、殺人事件の半分は親子、兄弟、夫婦の殺し合いみたいな世の中になってしまったのですね。もう希望のない、そういう光が見えないような、若者が下を向いて歩いているような、そんな元気のない世の中になってしまったし、お年寄りは生きているのが申しわけないというような気持ちを持たなければいけないような状況にもなってしまっているでしょう、残念ながらね。

残念ながら、政治家がそういう状況を作ったと言われても仕方がない。やはり、政治家が責任を持たなければいけない話です。そのための政治資金がどうあるべきか。私は、政治資金規正法というものを抜本的に考えたら良いと思いますよ。馬鹿の一つ覚えで、「企業団体献金の禁止」なんて、すぐぶち上げてしまう。企業献金が問題になってしまうと、すぐ「企業団体献金の禁止」なんて言ってしまうと、エクスキューズ(許)されるような気になってしまうのですね。それを言うと、国民が「わぁー」と拍手してくれると思ってしまっている。では現実にそのことが可能かどうか(ということ)は全然考えないで、格好良くそんな言葉を言ってしまうでしょう。

個人献金が現に(金額が)伸びているのかと言うと、全然伸びていないでしょう。そういう中で、鳩山(総理)さんのような、そういう立場の人間でないと政治家になれないのかと、政治活動をやれないのかということになりかねないです。どうやったらきれいにお金が集まって、政治家がそのお金をきれいに使っていくかという、結局、これに尽きるのですよ。それを、今年から(改正政治資金規正法が)実施でしょう。1円まで領収書を要求されるようになったと。そんなことが政治浄化に、政治家がちゃんとした政治活動をやることに役立ちますか。いつも言う皆さん方だって、そうでしょう。あなただって、取材費は全部1円までの領収書をきちんと出せますか。

問)

今、うちの会社も、いわゆる会計検査(監査)を受けているので、1円まで(の領収書が)基本的には必要になります。

答)

ああ、だから、ろくな記事しか書かなくなるのだよ(笑)。

問)

政治資金規正法がだんだん厳しくなっていったのは、やはりそれまで不透明なお金の使い方があって、国民の信頼を失っていったから厳しくしていこうという流れがあったと思うのですけれども、そこは政治家の責任というのもあるのかもしれないですし、今後、政治資金規正法を変えていくとしたら、どういう方向で変えていくのが望ましいと思われますでしょうか。

答)

だから一つは、ここで冷静にならなければいけないということは、「政治家も選ばれている」ということですよ。自分一人で、なりたい人がなったわけではないわけでしょう。激烈な戦いの、全人格的に、政策的に晒されて、その中で選ばれているわけでしょう。それを、政治家を泥棒を扱うみたいな扱いをして良いのかという問題が、基本的にありますね。反対に、選ばれて、選んだ人に代わって政治をやっていくという、そういう政治家に対する扱い方があるはずだと。やはり、そういうものに対して敬意なんか払う必要は何もないのだと、何か放っておくと悪いことばかりするのではないかとか、政治家のお金の問題だって、そういう感覚で規制をしていくというのは、私は、基本が間違いだと思いますよ。

だから、そういう面で、やはり選ばれているわけです。選ばれた政治家は、また4年なり、それまでに選挙があれば、悪いのは選挙民が落としていけば良いわけでしょう。そういう意味では、常にクリーニングがかかっていくわけですよ。そういう立場にあるという、これが官選の議員みたいなわけではないのでね。

問)

政治家が悪いことをしていないかどうかを確認するために、その透明性を上げるために政治資金規正法が厳しくなっていくと…。

答)

そうそう、それは良いのですけれども、それを妙に、さっき言ったようにおかしい、やり過ぎで…。あなたも1円までの領収書を…。

問)

出しています。

答)

気の毒ですね(笑)。そんなことをやったら、大した取材ができないでしょう。

問)

その問題意識は分かったのですけれども、例えば、それをこの国会で変えようという方向に、自ら動いていくお考えはおありでしょうか。

答)

これは、だから、つい口を開けば、すぐ国民向けの格好良いことばかり言おうとするでしょう。民主党だって、社民党、自民党だってどこだってね。まず、そこらのことをちゃんとした上でないと、まずかみ合わないだろうと思いますよ。だからそこをまず、そういう意味では、国民新党が各党の…、私が今、皆さん方にしゃべったことと同じような気持ちを持っている人も多いのですよね。だけれども、そういうものが形になって出てこないと。だから、私は国民新党としても、そういう努力をやらなければいけないと思っています。今、本音でのことをやらないと駄目ですよ。格好だけのことではね。

問)

この国会でですか…。

答)

この国会を含めてです。私なんかも、本当のことを言って、そんなに長く政治生活をやっているつもりはないですから。今からの政治生活の中で、やはりそういうことを含めて、公正で、ちゃんとしたことをやった、やる努力をしたとは言われたいようにはしたいと思っています。

本当にこれは、政治家に、「本音のことを言ってみろ」と聞いてみてください。ところが政治家は、テレビ討論とかそういうことになったら、もう全然逆のことを言ってしまうのですね。全部、逆なことを言う。あなたたちに叩かれるのでないかと。私は、あなたたちが幾ら私を叩いたって屁とも思っていないですから何でも言ってしまうのです。

(以上)

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