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亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成22年3月26日(金)9時00分~9時21分 場所:金融庁会見室)

【大臣より発言】

今日の閣議というか閣僚懇で、皆さん方がお待ちかねの…。昨日から今日にかけていろいろと、ワイワイ(記事を)書いてくれていますが、仙谷(国家戦略担当)大臣から、「全閣僚で、もう一度議論をしたらどうか」というような発言があったので、(それに対して)私が言ったのは、「もうそれは、今後とも、郵政事業のあり方について幅広く議論をするのは結構な話だ」、「いろいろ知恵もいただきたい」と。国家戦略を展開する上においても、郵政事業というのは大きな役割を果たすわけですから、仙谷(国家戦略担当)大臣を含めて全閣僚から、大いにその意見をいただくことは結構だと。我々閣僚だけではなくて、今、一般の国民の方々からも、全国で細かく郵政事業についてご意見をいただく会をずっとやっていますので。

ただ、「政策決定したプロセスまで元に戻すということはできないのではないですか」と。官房長官のもとで、個別の問題については関係閣僚において協議をして、総理が了承されて、これを閣議に出していくという、このプロセスまでをひっくり返すということになったら、政策決定ができなくなります。

この(郵政改革の)問題について、政策会議に基づく民主党の意見も9回聞いて、また、社民党、国民新党との間でも数回、現状についての検討、今後のあり方等について検討を重ねた結果、関係閣僚である私と原口(総務)大臣において決定し、総理に了解を得て決めた話でしたから、そういうプロセスを元に戻すということはあり得ないことなのです。

それを前提に、「今後の郵政事業のあり方について意見をお聞かせいただくということは、もう結構な話で、我々としては、ぜひ、そういう場も設けていただいてやるということは、もう大賛成です」ということをお話ししてまいりました。総理も「そのようにする」と言いましたからね。

ただ、私は、駄目押しもしておきました。「今までのプロセスを前提にした上での話ですよ」と、官房長官も「そうです」ということですから、「それであれば結構な話です」と言っておきました。

【質疑応答】

問)

先ほど、仙谷(国家戦略担当)大臣からあった、郵政事業のあり方について閣僚間で議論(する)というのは、どういう場で話し合うのか、何か特別に場をセットするという形になるのでしょうか。

答)

だから、総理のお話を受けて、官房長官がそれをつくるのではないですか。だから、そこで今後の郵政事業のあり方とかを閣僚で懇談する。総理は、「協議」ではなくて、「懇談」という言い方をしていましたけれどもね。だから、もちろん懇談するという場を作るということですから、そのうち、官房長官から、「そういうことをやりましょう」と言ってこられると思いますね。

これは、もう結構な話で。我々は、非正規社員からも、一般の国民の方々からもどんどん意見を聴取しています。ましてや、今後の事業展開について、閣僚からお話を聞くということは非常に結構な話ですから、ぜひやっていただきたいと思っています。何度も繰り返すように、プロセスをひっくり返すわけではないと。その前提に立っての話だと。

問)

その「プロセスをひっくり返すわけではない」ということは、一昨日、発表された改革案の限度額とか、あるいは出資比率については、もう修正する…。

答)

だって、これは総理にまで了解を得ていることですからね。原口(総務)大臣と決定をして、(総理の)了承を得て、それで皆さん方にも発表した話ですから。私は、それを「プロセスだ」と言っているのですね。政策決定をする前に、政策会議とか閣僚との間の協議も全部積み上げた上で、3党に対してもそれぞれ連絡を終えたという経緯があるわけです。

その「3党」というのは、社民党、国民新党も、民主党は政調会長がいないですから小沢幹事長にも連絡をしたと。もちろん総理には、その前にご報告して了解を得たので、そういうことをやったということですからね。そういう全プロセスのことを言っているのです。

問)

「総理には了解を得た」というお話ですけれども、ただ、昨日、総理は、「私は了解していない」ということをおっしゃっておりまして…。

答)

それは、「閣議決定していない」という意味ではそうかもしれないですけれども、そうした、関係閣僚で決めた中身について「了解された」ということですから。だから、それが閣議決定されていないということは、ほかの案件も同じことですよね。閣議決定で正式に決まるわけですから。別に、総理が間違ったことを言っておられるわけではありません。

問)

今日、その辺、何か総理に対して真偽を確認したりとかはされなかったのですか。

答)

(確認)するわけがないではないですか。私は、総理と一体ですから。

問)

閣議の中で検討して、限度額などについていろいろ異論が出ても、「今までのプロセスを認めてくれ」ということは、やはり、修正ということは絶対にあり得ないのですか。

答)

「閣議」を開くわけではないですよ。総理は、「懇談会」と言いました。だから、郵政事業全般ですよ。限度額についてとか持株の比率とか、そういうことではありません。「郵政事業全般についての懇談会を」ということで、それはもう結構な話ですね。

問)

その(懇談会の)場で、例えば、仙谷(国家戦略担当大臣)さんなんかが言っておられる、「限度額引上げは民業圧迫の影響が大きいのではないか」とか…。

答)

だけれども、それは、覆水を盆に返すみたいな話ですから。それ(決定)までの間で、(政策会議を)民主党も9回やっていますからね。(そこで)詰めて。だから、そこは民主党で言えば、政策にコミットする場でしょう。それを受けて、大塚副大臣、それと田村(大臣)政務官、それから内藤(総務)副大臣、その辺りが、私と原口(総務)大臣にそういう状況を報告して、また、社民党、国民新党とも数回やっていますから。その状況の報告を受けた上で、両大臣の間で決定したということです。その決定したことを、私が、総理に電話で申し上げて了承を得て、官房長官にももちろん報告して、それで皆さん方にあれ(発表)したということですから。そういうプロセスを経ているわけですからね。そのプロセスというのは、中身のないプロセスではないので。それは、限度額もそうですし、株をどこまで持つかという話、3分の1超という話も、当然、そのプロセスの中に入っている話ですから。簡単に言うと、そういうことですよ。

私は、当たり前のことを言った(のに)、あなたたちが大げさにワーワーとあんなこと…。あなたたちが書いたのかどうか知らないですけれどもね。だって、当たり前のことでずっと進んでいることに対して、この時計を逆に回すようなことが政治で起きるはずがないのです。

問)

ただ、そうは言っても、閣内からこれだけ異論が出るということは、大臣から見ても、「これだけプロセスを経ているのに何でだ」という思いがあるのではないでしょうか。

答)

それは、個人それぞれ意見はありますよ、子ども手当だってそうでしょう。それは何だってありますよ。それは普天間の問題だってそうでしょう、みんな意見はありますよね。ただ、政治というのは、機関主義というわけではないですけれども、それぞれの機関の議論を経て、その機関が決定していくという。それを崩してしまったら、政策決定なんかできなくなりますからね。もう、こんなことは総理も百も承知のことです。(ただ、)郵政事業というのは、今後の日本に与える影響もでかいですからね。前原(国土交通)大臣も、そういうものは言っていましたね。私も「そうだ」と。250兆(円)ぐらいはゆうちょ、かんぽの(資産)でしょう。これをどうするのか。これは、政府が民間企業(日本郵政)に押しつけるわけにはいかないのですよね。民間に押しつけるわけにはいかないですけれども、政府として、そのあり方について強い関心を持つと。だから株を持つわけですからね。それは当然の話で、郵政事業の資産の運用を含めたそういう問題について、いろいろな意見を出して、日本郵政がそれをどう受け止めていくのかというようなこと、その相乗作用の中で進んでいくわけです。そういう意見をどんどん言っただけであって、これは、私は「大歓迎です」と申し上げました。

問)

確認なのですけれども、今後、全閣僚から意見を聞く場を設けるという…。

答)

「全閣僚」とか…。あなたは、そんな四角四面なことを言うからおかしな(ことになるのです)。

問)

はい、申し訳ありません。それで確認なのですが、限度額、出資比率について、そのプロセスの中に含まれているということなのですが、もう数字自体はお変えになる考えはないという…。

答)

だって、全部、総理まで報告したのですよ。了承を受けているのですよ。関係閣僚で決めたことを動かし出したら、全部そうなってしまいますよ。何もこの問題だけではなくて、社会保障からあらゆる問題は、全部、関係閣僚で決めて総理に了承されたようなことが、閣議にかかる前に異論が出て、また元に戻すなんていうことをやったら…。全閣僚から意見を聞きましょうということになりだしたら、全プロセスがなくなってしまうでしょう。あなたはそう思わないですか。

問)

なので、もう数字についても変更はないのだという理解でよろしいですね。

答)

「プロセス」というのは抽象的なものではありません。中身を合意していくのがプロセスなのです。だから、そのプロセスを元に戻すわけにはいかないのは、当たり前です。ただ、今、言ったように、今後についてどうするのかというようなこと、郵政事業全体のあり方について、閣僚からいろいろなご意見をいただくのは良いことだと。

問)

この郵政の法案自体は、予定どおり4月の中旬くらいまでに閣議に出して、決定し、国会提出という、その辺の大臣のスケジュールに変わりはないということでしょうか。

答)

変わりはありませんね。

問)

税の話は、消費税の減免の話はどうなりますか。

答)

皆さんご承知のように、これは税調の話でしょう。今、私どもだけで決定できる話ではありません。ただ、我々としては、それをしないと…。従来、一つでやっているのを切ってしまいましたからね。今度は、内部取引に税をかける話でしょう。だからそれは、組織が変わってしまうわけですから、やはりおかしいのではないのかと。「一体的運用、三事業に対する運用」ということを言っているわけでしょう。一体的運用をして(おいて、他方で)、中での取引まで(消費税を)かけていくというのは、本来、あり得ないことですね。だけれども、それを菅(財務)大臣との間で、「ではそうしよう」という合意がなされているわけではありませんから。我々の立場としては、そう思っているということです。

問)

閣僚懇の中で、大臣が、「今までのプロセスが議論の前提ですね」という念押しをしたこと対して、平野(官房長官)さんが「そうです」とおっしゃったそうですけれども、仙谷(国家戦略担当大臣)さんをはじめ、ほかの大臣から、この大臣の念押しに対して特に異論は出なかったでしょうか。

答)

出ていません。それでおしまいです。

だって、異論が出るわけがないでしょう。そうしたら、自分たちに降りかかってくることですよ。自分たちがそうやって関係閣僚で決めたことを、後から他の大臣が異論を言って、「みんなで議論をしましょう」と言ったら、また元に戻って、中身まで全部元に戻ったら、そんなの政治にならないでしょう。これは何も、今度のことだけではありません。すべてに関係することですよ。それはできませんよね。賽(さい)の河原で石を積んでおいて、またぶち壊すみたいな、そんなことはできるわけがないでしょう。

何か昨日から、あなた方が訳の分からない記事ばっかり書きまくるから、国民は迷ってしまうのですけれどもね。やはり、政治というのはプロセスですよ。

問)

ただ、今回については、以前の返済猶予のときの亀井さんなら、「関係ない閣僚はごちゃごちゃ言うな」とか、結構、歯切れの良いコメントが続いていたと思うのですけれども、今回、今日の会見を見ても、相当配慮しているというか、予想外の対応だったのではないかという…。

答)

それは、私は、最初から言っているでしょう。非正規社員も、(意見聴取を)今度やりますよ。今度は大阪ですね。また、いろいろな公聴会をやっているでしょう。いろいろなところでやっているのですから。だから、今日も言ったのですけれども、「我々は、国民の方々から、全国中から細かく意見を聞いているのだから、ましてや閣僚の皆さん方から意見をいただくということは当たり前であり、ありがたい話だ」と私は申し上げました。こういう熱意に対して、心からお礼を申し上げたいと。

だから、別に、あの(中小企業等金融円滑化法の)ときに「要らんこと言うな」と言ったのは、私が中身も言わないのに…。それは、あなたの社なんかにも責任があるのですよ。「モラトリアム法案」と言ったら、何か貸借関係をパーにするみたいなとり方をしてしまって…。

問)

それは、うちはやっていません。

答)

あなたのところだったか知らないですけれども、(どこかの社が)やっていたでしょう。だから、そうなると、それに対して過剰に反応して、ガシャッと言ったように…。見識のある大臣ですから、言われたわけではないと思いますよ。言われたように報道したから、「そんなことぐしゃぐしゃ言うな」と言っただけの話であってね。当時、別に、その大臣を無視したわけではありません。私は、常に、あなたたちが思う以上に謙虚なのですよ。

問)

一応確認ですけれども、非正規社員の正社員化と物品の地方調達ということも、もう変更なくということですよね。

答)

だって、そんなことはもう、絶対にやります。そういうことをやらないで「改革」とは言えません。

問)

貸金業法のやつ(PT)で、いよいよ対策がまとまるというところまで来ていますが、現状どう見ておられますか。

答)

まだ私は、昨日(検討状況等の報告を)聞く予定だったのですけれども、時間がなくてちょっと聞けなかったので…。

これは、今、プロジェクトチームに私が指示しているのは、「あくまで借手の立場で運用上問題が起きないのか」と、「また、起きるとすればどう解決をするのかということで、知恵を出してくれ」ということを、検討の中身として指示しています。一生懸命やってくれていますからね。

問)

郵政改革法案作りに向けて、まだ詰める内容がいろいろ残っていると思うのですが、限度額と出資比率を決めた政策決定プロセスに対して、閣僚から意見を聞くということですが、改めて閣僚の話を聞くということですけれども…。

答)

プロセスについて聞くのではないですよ。プロセスは前提なのですよ。だから、今後の日本郵政のあり方について、前原(国土交通)大臣もおっしゃっておられましたけれども、「膨大な資金の運用等についても、日本経済に対しても非常に影響もある話だから、いろいろ工夫したら良いのではないか」という意見もありましたね。やはり、これも傾聴に値する意見ですからね。そういうことを含めて…。

問)

今後詰める内容も、今までと同じプロセスでやっていく…。

答)

それは当然です。私は、そのために大臣をやっているのです。全体を、ほかの大臣も全部集めて、大衆討議して決めていくのなら、郵政改革担当大臣なんか要りません。

(以上)

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