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亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成22年4月9日(金)8時43分~8時50分 場所:国会内)

【大臣より発言】

今日(の閣議)は、北朝鮮に対する経済制裁を1年延長するということがございました。あとは、特別、皆さん方にご報告するようなことはありませんから、どうぞ。

【質疑応答】

問)

先日、アメリカで、証券化商品に対する新しい規制案というのが発表されまして、発行元にも一部保有を義務付けたり、情報開示をもっと厳しくするという内容で、杜撰(ずさん)な商品作りとか転売を防ごうという中身なのですが、こうした規制というのは、今後、大臣は、日本でも検討していく必要があるとお考えですか。それとも検討されていくのか、そこら辺を教えてください。

答)

ご承知のように、かつてアメリカは、そういう面についての監督規制というか、投資家の保護という観点から、(証券化)商品についてきちんとした対応をしていなかったという世界的な批判を受けているわけですから、それをやるということは、歓迎することだと思います。

今のところ日本の場合は、私があほでも、そういう面では金融庁の優秀な職員が検査を含めた指導をきちんとやってくれていますから。今の時点で、さらに厳しく、そういう点を直ちにやるということはありません。

問)

郵政についてなのですけれども、これは4月20日までに閣議決定を目指されていると思うのですが、現在の検討状況を教えてください。

答)

今、具体的な条文等について、(内閣)法制局ともいろいろな細かい打ち合わせを、連日、ずっとやっている最中ですから。20日までには、法律(案)として細部まできちんと詰めていきたい、いけると思っていますけれども。職員も、ある意味、徹夜状態で一生懸命やってくれています。

問)

今日、昼に、総理と日銀の白川総裁(注:マイクの音声がよく聞こえず)が会談されるようですけれども、改めて、この両者に対する今日の会談への期待というか、何かありましたら。

答)

総理も、「5月末までに、絶対にこれをきちんと解決する」ということをおっしゃっておられるわけで、そういう方向でいくと思いますよ。普天間の問題で、日米関係がぎくしゃくするようなことがあってはならないですから。そのことはアメリカサイドも分かっている話で、日本が、今のように誠意を持って対応していけば必ず決着すると思いますよ。見通しを含めて。

問)

大臣、恐縮です…。今日、昼、総理と日銀の白川総裁が会うというお話…。

答)

会うのですか。まあ、金融と財政は「車の両輪」なのでね。私は、日頃から総理に申し上げておりますが、やはり、この10年でデフレギャップからスパイラルと言っていいような状況に陥っていることからどう脱出するのか、ということは、普通の景気・不景気が循環していくという状況とは違うということを認識してかかる必要があると思います。そういう意味から、今、両者がこの事態(の下)で何をやるか。私は、大胆な、思いきったことをやらないと、漢方薬みたいなことをやっていたのでは脱出できないと思いますね。ちゃんと話し合いをされるのではないですか。

問)

また首長さんたちの新党もできるようですけれども、こういう新党結成が相次いでいる状況について、ご見解をお願いします。

答)

よく「雨後の筍」と言いますけれども、雨が降らなくても筍がニョキニョキ出てくるかもしれないですしね。やはりこれは、今の政治状況というのが、非常に不安定になってきているということの象徴だと思いますよ。

問)

民主党のほうも不安定という、政治全体を指しているのですか。

答)

全体が不安定だということでしょう。それと、参議院選挙に向かっての見通しもまた不安定と。皆さん方もそうですけれども、やはり参議院選挙について確たる展望が描けないという状況が、今の新党(結成)という状況を生んでいることにもなっているのでしょう。

(以上)

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