亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要
(雑誌・フリー等の記者)

(平成22年5月7日(金)10時20分~10時55分 場所:金融庁大臣室)

【大臣より発言】

今日の閣議は、特別に皆さん方に報告するようなことはありません。

閣僚懇では、帰朝報告が(ありました)ね。

福島(社民党党首)さんが、何か普天間に関してちょっと言ったものですから、ちょっと遅くなりましたけれども。その程度ですね。

【質疑応答】

問)

通信文化新報の古田です。

郵政改革関連法案ですけれども、審議入りは週明け辺りから始まるのでしょうか。

答)

私は、国対委員長にも「とにかく、これをばっちり頼みます」ということを、電話ですけれどもお願いをしておきましたけれども…。審議入りはいつぐらいになるのですか、大体。

副大臣)

早ければ、来週です。早ければ。それは国対が決めることですからね。

問)

そうですよね。

答)

会期はちゃんとないわけではないですからね。

問)

日本証券新聞社の田口です。

先ほどの会見(記者クラブの会見)でも出ておりましたが、欧州の財政問題に関連しまして、結構、金融市場が荒れておりますが、それにつきまして大臣のお考えと、あと、政府として何か具体的な対策などご検討されているのでしょうか。

答)

これは、さっき(記者クラブの会見で)も(質問で)出たのですけれども、ユーロ圏自体がお互いに助け合うために存在しているわけですから。現在も、一生懸命対応し合っていますけれども、ギリシャ経済を支援して助けていくということを全力でやってもらいたいと思いますし、現時点で、日本が直接ギリシャに対して具体的にできるということについては、ちょっと、今のところ考えられないですけれども、まだ、ギリシャ政府のほうから、直接、日本国政府に対して「助けてくれ」というような、具体的なことについて来ているわけではないのですけれどもね。

ギリシャの国債と日本の国債は全然違うのですよ。私は、下(記者クラブ)の記者会見でも言ったのです。日本の国民の人も「ああ、国債、大変だな、危ないな」みたいな話で、短絡的に、「日本の国債残高はべらぼうになってしまっているから、日本という国は危ないのではないかな」という、妙な間違った危機感を持ってしまうと、これはもう大変なマイナスになるわけですよ。

日本(国債)の場合は、ご承知のように、もう外国に依存しなくて国内だけで消化していますし、また、アメリカの国債だって日本は大量に消化しているわけですから。だから、国力があるのですよ、簡単に言うと。日本の場合はギリシャと違って。ギリシャは国力がないですから。それから、国外で消化していましたから、ほとんどが。外国に借金する形になってしまったのでしょう。日本の場合は全然違うわけですから。逆に、アメリカにお金を貸しているわけですから。そういう国力が違うにもかかわらず、今、デフレスパイラルという大病にかかってしまって、経済が低迷しているわけでしょう。

だから、逆に言うと、ギリシャでああいうことになってから、「日本も国債残高が大変だから、緊縮財政でいきましょう」みたいな、日本の馬鹿なエコノミストがそれ辺りを使って…。皆さん方の中にはいないでしょうけれども、本当に日本のエコノミストは99%馬鹿ばかりですね(笑)。これが、そういう短絡的な形で、「他山の石として」みたいなことを言ってすぐ使いたがるのですけれども、これは完璧な間違いなのですよ、日本の場合は。むしろ、そうではなくて、こういう国力がうんとある日本が、国債も消化できるだけの国力はあるのですから、その国力を利用して経済をどう活性化していくのか、デフレスパイラルから脱出するのかという、その処方箋を考えるべきなのですよ。逆なのです。ギリシャは、今度、対策を打ってしまったでしょう。緊縮財政、いろいろな。そして暴動が起きてしまったでしょう。だから、日本も、あほなエコノミスト、あほなマスコミに煽られてしまって、政府がそういう国内政策を間違えてしまうと大変なことになってしまうのですよ。やりかねません、日本というのは。外国に弱いですから。「ギリシャが大変だから、これは日本も大変だから」ということを考えてマイナスのアクションを起こしてしまうのです。私は、そのことが一つ心配ですね。皆さん方はそんな心配はないのでしょうけれども、本当に日本のエコノミストはあほですからね(笑)。大学教授もあほですよ。よく大学は高禄を出していますよね(笑)。

副大臣)

私に同意を求められても…。私、一応、今、大学教授なのですけれども…。

答)

どこのですか。

副大臣)

早稲田と中央で教えています。

答)

あなた(大塚副大臣)はね。あなたは1億(円)以上(給与を)貰ったって価値があります。

副大臣)

良いエコノミストと良い教授もいますので。

問)

その欧州の経済の影響が日本経済に、もしくは日本の金融市場に悪影響を及ぼすのか、という点につきましては、どのような…。

答)

だって、今日も(日経平均株価が)400円くらい落ちているでしょう。そういう意味で影響が出るのですよ。影響は出るのですけれども、問題は、そういうことに腰を抜かして仰天しないで、我が国の実体経済をどう強くしていくのか、ということをやらなければいけないのですよ。ここが大事なことなのですよ。国力はギリシャに比べて日本はあるという前提に立ってね。だから、別に、借金するのも躊躇(ちゅうちょ)して、こういうデフレギャップを脱出することについて躊躇(ちゅうちょ)したり、経済が成長していく手を打つことを疎かにしたり、そういうことをしないで…。だって、今、税収が一気に、手品(みたいに)…。引田天功さんだって、そんなことできないですよ(笑)。37兆円の税収を一挙に50兆(円)や60兆(円)なんかにできやしないでしょう、来年度予算で。(では、)どうするのだと。「特別会計(から)引っ張り出す」、「役人が隠しているやつを引っ張り出す」と言ったって、蔵の中でそんな無尽蔵にあるわけではないでしょう。それで、「ギリシャのあれで国債発行は止めて、緊縮財政でいきましょうよ」と言ったら…。ギリシャでは暴動が起きてしまったけれどもね。日本経済というのは滅茶苦茶になってしまうのですよ。

「さてどうするのか」となったら、財源を作るしかないでしょう。税収が一挙にバッと上がるのは、お金を借りるしかないわけでしょう。増税をするのか、お金を借りるのか、どちらかしかありません。そんなこと、増税なんかできるわけがありません。こんな冷え込んでいるときに増税なんてやってしまったら…。それは、菅(財務大臣)さんの言ったように、「増税したって、そのお金をうまく使えれば経済を冷え込ませないで、逆に活性化になるんだ」という考え方もありますよ。それを否定するものではないですけれども、やはりそうした、今の時点で、来年度予算に合わせた大増税なんかできないでしょう、現実問題として。そうなってくると、残りは借金しかないのですよ。では、それをどういう形でやるのか、という話になってくるわけですね。

今日、読売(新聞の紙面で)は良いことを言っ(ていまし)た。私が提唱している無利子非課税国債なんかも財源として考えたら良いと言っていますけれどもね。そういうことを含めて、金太郎飴みたいに、ただ単純に「お金を借りる」なんていうことを国民に言わないで、もうちょっと多様な形で考えたら良いのですよね。「あなた方から借りるお金を環境に使いますよ」とか、「介護費用に使いますよ」とか。(国民の)皆さんに、「国にお金を貸したら何に使うか分からない」、それこそ「要りもしないような橋に化けるのではないか」、「道路に化けるのではないか」という(ふうに思われる)ことではなくて、「ちゃんとしたものに使われるんだな」というネーミングをつければ良いのですよ。(そういうネーミングを)つけて、そういうことに基づいて、例えば、国債発行をしていくと…。この間、誰かが言っていましたね。(フリーランスの)大川さんが言っていたのですね。

問)

はい、私です。それは、よろしくお願いします。

答)

あなたは偉いですね。良いこと言いますね。あなたはテレビに出たら売れるでしょう。あんな良いことを言っていると…。

問)

いえ。テレビではお呼びがかかりませんので(笑)。

答)

そうですか。

問)

思いきったことを言うので、自分の場合は。

答)

人相が悪いですからね(笑)。

問)

ごもっともでございます(笑)。

答)

それはしょうがないですね(笑)。

問)

大臣と同じでございます(笑)。

答)

だけれども、本当にそうなのですね。だから、国債の出し方にしても、今、日銀が市場を通して引き取っているわけですけれども、そんなの直接引き取れば良いではないかと、市場に関係なくね。いろいろなやり方があるのです。それを、財務省の石頭に任せておかないで、ちゃんと、これはまさにやると。だから、今、大事なことは「脱官僚」ではないのですよ。「脱財務省」、「脱主計局」なのですよ、一番やるべきことは。それをやることによって、思いきった手が打てると。今のままだったら、それはね…。主計局の連中は優秀ですよ。優秀なのですけれども、やつらの頭というのは、偏った優秀さなのですよね。そうですよね。

副大臣)

特に否定しません。

問)

不動産経済研究所(不動産経済ファンドレビュー)の中澤と申します。

普天間基地問題で教えていただきたいのですが、鳩山首相が去年の暮れからおっしゃっていることですが、改めて、訪沖に併せて「抑止力」ということをおっしゃっているのですけれども、これについて、亀井大臣としては「抑止力」とはどういうものなのか、ということを教えていただけるとありがたいのですが…。

答)

「抑止力」というのは、米軍の海兵隊だけが抑止力ではないのですよ。

問)

それ以外の、例えば、空軍、嘉手納基地を含めたものだ、ということですか。

答)

もっと言うと、我が国の自衛隊が抑止力なのですよ。そのことは忘れてはいけないのですよ。日本も、独立国家である以上は海兵隊の抑止力に頼るだけではなくて、屈強な自衛隊が、「攻めてきたらバシャーッと撃退するぞ」と。(これが)抑止力なのですよ。そのことを考えないで、攻めてこられた場合の日本を守るために海兵隊に頼るみたいな、そんなこと言っていて、日本は「抑止力」と言う資格はありません。

自分の国を守るという魂のなくなった国が他所の国から攻められないはずがないのです。それ自体が抑止力を放棄してしまっています。いかに、他所の国の抑止力を借りてきたところで、抑止力になりません。だから、私は、専守防衛だと思いますね。攻撃してはいけませんよ。核も持ってはいけません。だけれども、それだって、そういう抑止力というのは、アメリカの海兵隊に頼るだけが抑止力ではないと思っています。

問)

ということは、普天間の海兵隊だけが抑止力ということではなくて、そこは今回の問題とは関係ないはずだと。

答)

私は、総理にも言っているのですけれども、純戦術論、純技術論の場で普天間の問題を議論してはいけませんよ。海兵隊の運用上、都合が良いか悪いかみたいなことで普天間の移転をどこにするのかなんて、そんな協議をやったって日米間協議とは言えないのですよ。それは、日本の防衛省とペンタゴン(米国防総省)の協議なのですよ。そういうものは日米協議と言わないのですよ。日米協議というのは、もっと高度なものでないといけないのです。

日米の安全保障というのは、全体としてどうするのかという観点からの協議で、その結果、在日米軍の運用はこうするとか、あとは、具体的に海兵隊の運用だとか艦船の運用は純技術的な話なのですよ。ところが、今は、実務者協議でそんなことばかり、「30分以内のヘリコプターの移動でないといかん」みたいな…。(議論が)逆立ちしているのです、こんなもの。そう思わないですか、皆さん。私はそう思いますね。

問)

フリーランスの早川と申します。

いつもコーヒーでおもてなしをいただきましてありがとうございます。そのコーヒーの豆なのですけれども、実はこれ、先進国企業の都合で不当に安く買い叩かれる構造になっていて、それが世界で貧困を生み出す原因の一つになっております。こうした貿易の構造を改めて、生産者と公平な取引をしていくフェア・トレードというものがあって、それを海外の行政とか日本の一部の民間企業ではCSR(企業の社会的責任)調達の一環としてフェア・トレードの商品を取り入れているところもあるのですけれども、金融庁でもそういったフェア・トレード商品を取り入れ…。

答)

私は横文字が分からないのですよ(笑)。日本語で教えてください。

副大臣)

公正な貿易を…。

答)

公正な貿易ということですか。どうも、今の日本人は英語を使えばと…(笑)。私は日本人ですからね。しかも学力の非常に低い日本人ですから、(日本語に)直して言ってくださいよ。

問)

それを金融庁でも取り入れていくといったようなお考えはないですか。

答)

どういうふうに取り入れるのですか。

問)

単に買えば良いのです。買うだけで、お買い物だけでできる国際貢献なので、コーヒー豆ですとか紅茶ですとか、きちんとした生産者との取引をしているところから物を買うだけで、そこにお金がいくので、それで子供達が学校に行けるようになったり、貧困をなくす活動に…。

答)

それはできるのですか。

副大臣)

まあ、つまり質問の基は、コーヒーが先進国の都合で安く買い叩かれているということを是正する取組みだ、ということですよね。

答)

これは、実際にできるのですか。

問)

はい。やっているところはたくさんあります。

答)

それは、何で日本に入ってこないのですか。

問)

もう入ってきているのですけれども、なかなか、大きなスーパーとかではあまり扱っていなくて…。

答)

うち(金融庁)で買ってくださいよ。

副大臣)

つまり、市場で売っているよりも高い価格でちゃんと買い取ってあげれば良いという話ですよね。

答)

高いわけですか。

問)

でも、それほど高くないです。

副大臣)

そうですか。

問)

高くないですよ。ドトールコーヒーとかスタバ(スターバックスコーヒー)とほとんど値段は変わらないです。

問)

それで、単純にきちんと生産者にお金を回していると。中取りをあまりしていないというだけの構造になっています。

答)

なんか(取引の)間に悪い奴がいて、中取りするのではないですか(笑)。

問)

それが大手のメーカーさんがやっていることなのですけれども、それをやらない小さな企業が頑張ってやっているのですね。

答)

それは良いことですね。

問)

コーヒー豆を買っていくだけで貧困をなくすことができるので、そういったものを官庁でも使っていけば、日本も素晴らしいモデルになるのではないかなと…。

答)

ちょっと検討してくださいよ。少なくともうち(金融庁)は。だけど、コーヒー豆というのは庁費で買っていないのでしょう。

副大臣)

それは、そうだと思いますね。金融庁の経費でコーヒーは買っていないと思います。まあ、多少は、なにかあるかもしれないですけれども。

事務方)

基本は課金で、個人の拠出で買っています。

答)

では、私の分はせめて買ってくださいよ。

問)

それは、安全なのですか。

問)

無農薬だったり有機栽培だったりするので、飲むほうも嬉しいと。

答)

いや、それは本当に言いっ放しではなくて、少なくとも私のコーヒーは彼女の推奨したのを買うようにね。あなたの顔を思い出しながらいただきます。

問)

フリーランスの上出と申します。

最初(記者クラブ)の会見で、大変、核心を突いたことを言っておられまして、アメリカの責任ということを非常に言って…。いつの間にか、普天間の「返還」という言葉が「移設」という小手先の言葉になってしまっている。「返還」というのはどういうことかというと、アメリカにも責任があるという立場で本来は臨んでいたはずなのですが、残念ながら、鳩山さんが、今さらながら、「ああいう難しいところは分からなかった」というような趣旨のことを言って失望しております。ただ、亀井大臣は、正しく、対等の立場で、そして向かっていくと。ただ、時間がない。私は、本当は、グアムも含めて、もうアメリカに渡せば良いと思うのですが、そうはいかないと思います。現実的に、今、やれる範囲で、大臣はどのようなことが一番できる範囲で必要かということを、ちょっとお聞きしたいと思います。

答)

これは国民新党の案ですよ。キャンプの中で、それは米軍も不自由かもしれないですけれども、あそこ(キャンプ)の中でやるのは。だけれども、米軍も我慢しないと。日本列島、好き勝手に使うわけにはいかないのですよ。

問)

前回の会見で、「新政権の、そういう『対等だ』という視点は微動だにしない」と言っていたのですが、マスコミは「対米従属だ」と言っておりましたが、最近の動きは、残念ながら、ちょっとそれとは違ってくるような…。

答)

いえ、全然。この間も、私は総理と、私は「そうだろう総理」と(言いました)。総理は変わりませんよ。対等です。従属的な立場はとりません。

問)

保険毎日新聞の園田です。

さっきの早川さんのおっしゃったこととちょっと関連するかもしれないのですけれども、「福祉経済、福祉経済」と、さっき(記者クラブ)の会見でもおっしゃられていたのですが、例えば、ブータン王国みたいに、福祉経済的な指標をこれから日本でも検討していくようなお考えというのがあるのか、ということと、仮に、そういうGDP(国内総生産)に替わるような指標ができたときに、例えば、それを基にしたいろいろな指標というのをまた作って、保険商品とかにもそういう考え方を盛り込みながら評価していく(という)ようなことというのは、将来的に考えられるような計画というのは、今の政権でありますでしょうか。

答)

私は、いわゆるブータンのそういう幸福度、それをただ単なるお金で測らないとか、それは本来の姿だと思いますよ。だから、そういう視点を、「(人は)パンのみにて生くるにあらず」ということを昔から言われているのですけれども、そういう意味で、我々の生活が良くなってきているのかどうなのかという尺度を、そういう視点、精神生活を含めて測っていくという、(そういう)視点が政治の中になければいけないと思います。絶対の視点だと思います。経済だけを良くしていく、経済の満足度だけで人間は幸せにならないという、これは原点なのですよね。それをどういう物差しで測っていくのか。

ただ、ブータンのような小っちゃな国と制度も違いますし、日本みたいな、こんな欲の塊みたいになってしまった国民のそういう精神的な満足度について測っていくというのは、本当に難しいと思いますよ。ここまで萎えてしまっている、欲の塊になってしまっているのです、国民のほとんどは。だから、そういう国民側の、「では、あなた方は経済的満足だけではなくて、『あなたの幸せ』というのは別なものがあるのではないですか」と。「あなたの幸せって何ですか」ということを聞いたって、それについて反応する力がなくなっているのではないですか、今の国民は。そういう中で、そういう意味での幸福の尺度というのを測定するということが現実問題として非常に難しくなってきています。大事なことですけれどもね。私はそう思います。

問)

一般紙の4面か何かで、二、三か月前にそういうのを「検討している」というような記事をちょっと見たのですけれども…。

答)

だから、私は、これが鳩山総理の良いところだと思います。今、言ったように、可能かどうかは別として、政治というのはそういうところをきちんと見て、そういうところに視点を置いた政治をやらなければいけないということの問題意識の表れですよ。これは、自公政権と違って、鳩山政権の良いところだと思いますよ。

副大臣)

それは、もう発表したのではないですかね。国家戦略室がやったかもしれないので、ちょっと向こうに確認してもらえますか。何か新聞に出ていましたよ。

答)

ただ、現実に、こんなことを言ったら…。欲の塊になっている国民を精神性とか別な…。私は前から言っています、「芸術、文化、スポーツと産業が融合した社会でないと幸せではない」ということを、ずっと自民党時代からも言っているのですけれどもね。そういう、物差しで自分の幸福度を測るような状況に、今、国民がなっているのかというと、なっていないのですよ、ほとんどがね。ほとんどなっていないのですよ。そういう現実の中で、そういう鳩山総理の物差しをどうやって現実に使っていけるのかというと、なかなか、そこから出てくる尺度なるものが現実を反映したものにならない危険性があると。私は、視点は正しいと思います。

問)

マガジンX(エックス)の島田と申します。

ゴールドマン・サックスが、アメリカのほうで公聴会とかされていますけれども、世界的なそういう金融機関というか投資銀行に対する規制というのは、日本としてどう取り組んでいかれるのか、お伺いできますでしょうか。

答)

私は、非常に難しい問題だと思いますよ。これは、投資銀行が生まれたこと自体もそれなりの必要性から生まれているという面もあるのですね。これは、あるのですけれども、しかし、それがもう簡単に言うと肥大化していってしまって、本来の機能から外れた、実体経済まで振り回してぶっ壊してしまうというような、そういう怪物に成長してしまいましたね。

だから、日本においても、そういう投資ファンド的なものはたくさんありますね。私は、それを悪いとは全然思っていませんが、そういうものが健全な形で機能を発揮していくように金融庁としてどこまでうまく監督・指導がしていけるのかというと、なかなか難しいですね、実際。

もっと言うと、金融庁自体が、監督・指導していくノウハウを持っているのかどうか、我々自身が。昔から言っているように、「群盲、象をなでる」なんて言うでしょう。私は、金融庁の職員というのは優秀だと思いますよ。日本一優秀でしょう、ここの連中は。(そう)であったって、もう彼らの住んでいる世界とは異質の世界になってしまっているのですよ。現実がどんどん先に行ってしまって。デリバティブ商品だってそうですし、投資銀行だってそうですよ。想像を絶する世界で活動してしまっているわけですからね。それを、金融庁の職員が、「これは危ない」、「危なくない」とか、「これは良い方向に行っている」、「悪い方向に行っている」という判断をできるかといったら私だってできません、分からないですから。そんな商品なんか買ったことないですしね。デリバティブ商品だって、「投資銀行やいろいろなところへ投資して」といっても分からないですから、実際問題。雑誌や新聞で一部を知るだけの話であってね。

だから、そういう意味では、しかも規制をするにしても、日本だけが規制をしたって、これは世界の動きとかけ離れた規制を日本がやったって、なかなかうまくいかない面もありますね。だから、そこらが…。ただ、大塚副大臣という、もう凄いのがいますから、彼(大塚副大臣)はもう本当に天才みたいなものですから、彼がそういうものを分かっていますから…。

副大臣)

こう言って仕事を振るのです(笑)。

答)

やってくれれば、ある程度制御できるのではないかと思いますけれどもね。

問)

フリーランスの大川です。

かんぽ(生命保険)は、かつて、年金よりも加入者が多くて、やはり保険の分母が大きければ大きいほどがん保険に対応できると。今のがん保険ですと、通常医療で放射能、切る、あと抗がん剤しかないのですけれども、前回(の会見で)申しました免疫療法はかなり金額が高くなってしまうので、高度ながん保険をかんぽ(生命保険)でやっていただいて、なおかつ、その資金を医療金融特区、要するに、金融特区と医療はよく分けたりするので、医療金融特区としてそこに投資してもらって、全世界の金持ちの方がそこで治療をしていただいて、そのデータを基にまたどんどんと、今度は、全国民、全世界に広げていくということをぜひお考えいただきたいと思うのですけれども、大臣のお考えはいかがでございましょうか。

答)

私が、「ああ、結構だ。やりましょう」と言ったら、アメリカが目を剥くでしょうからね(笑)。それは言えないでしょうけれども、これは日本郵政自体が…。今度は、第三者委員会も作って、そこでいろいろな検討の目を通すわけですけれども、もういろいろな分野について、要は、国民のためになるかどうかなのですよね、あなたがおっしゃるように。そういうものについては、私は、どんどん取り組んでいけば良いと思うのですけれども、これもさっきの金融庁と同じように、やはり日本郵政自体がそういうことについてのノウハウを能力的に…。

問)

もちろん間接金融で、産業革新機構とかそういうところ…。

答)

だから、そういうことを含めて、齋藤社長もそこが一番頭の痛いところなのですよね。だから、そういう問題についても、齋藤社長は意欲的に取り組んでいくと思いますよ。ただ、それがすぐ「民業圧迫だ、何だ」という批判も出てきますから、そこらのことは第三者委員会その他で調整もしながら進んでいくということだと思いますよ。

問)

フリーランスの高橋清隆と申します。

私、大臣を見ていて思うのは、すごくタフだなといいますか…。

答)

全然(笑)。

問)

「よくやっていられるな」というのが率直な感想なのです。閣僚の中にも、大臣と考え方が正反対に見える方もいらっしゃいますし、また、マスコミは郵政にしても財政状況にしても外国を喜ばせるような報道ばかりの中で、大臣が孤軍奮闘されているという印象なのですけれども、大臣をここにつなぎとめているのは何ですか。責任感ですか。

答)

結局、やらなければいけないと。前に言ったでしょう。もう2週間以上前になりますかね。朝、寝床の中で産経新聞(の郵政改革に関するアンケート調査の記事)を見て、「非正規社員を正社員にするのは反対だ」というもの(アンケート結果)が国民の8割を超えているのです。

問)

はい。83%です。

答)

それで、私は腰抜かしてしまいましたけれども。次の瞬間、だからやらなければいけないと。ガバッと寝床から飛び起きて洗面所に行きました。そういうことですよ、簡単に言うと。

私は、マスコミに叩かれれば叩かれるほどやる気が起きるのですから。だから厄介なのですよ(笑)。

問)

金融財政事情の吉田と申します。

先般の会見で、去年の円滑化法から保険業法の改正ですか、「大きく4つの政策課題のめどがつきつつある」というお話だったのですけれども、次の新たな政策課題ということで、何か現時点でのお考えはありますでしょうか。

答)

これは、私が前から言っている、トータルで言うと、残念ながら、市場原理至上主義…。私は、市場原理が悪いと言っているのではないですよ、それがなかったら自由主義経済は成り立たないですからね。だけれども、それが極端な形で、社会の仕組みまで破壊するような形まで進んできているのは、この10年来ですよ。やはり、この政策をひっくり返していくというのがエネルギーなのですよ。

それで、若干、彼(大塚副大臣)は別ですけれども、民主党の連中とぶつかることも多いのですけれども、それを国民新党はひたすらにやっていると。そのためには、「支持率が0(%)以下になっても構わん」と言いました。だから、とにかく、それを4年半前に地獄の底で血をすすり合って「やる」ということで決定したわけですから。おかげさまで民主党も同盟を組んでくれて、社民党も組んでくれて、その中には、こうした(大塚副大臣のような)市場原理主義者ではないかなと思っている人が、あに図らんやで大変な国士だと。こういう男(大塚副大臣)までスクラムを組んでくれているわけですから、私は、それをやるにはまだまだやることがたくさんあると思いますよ。

一つは、何度も言っているように日本郵政を…。世界一の会社ですし、日本一の会社ですから、これをノーマルな、あるべき会社経営の姿にしていくということが大きな梃子になると思っていますよ。間違った市場原理主義ではなくてもちゃんとした経営ができるのだと、それでみんなが幸せになっていけるのだ、ということを一つの、日本として…。だから、(郵政改革関連法案の施行は)来年10月になってしまいますけれども、それを今からどんどんやっているのですけれども、一つは、それもバックアップしていきたいと思っていますし、そうした非正規社員の正社員化という…。これも、今の社会と逆波になるのですね。

朝日新聞はそういう点は…。読売もちょっとあれなのですけれども、これも、本当に、「人間を人間扱いする」と言ったら、今、猛反撃を受ける時代になってしまいましたね、残念ながら。人間扱いされていない人間までもが…。おかしな時代ですよ、今。「人間扱いされていないほうが良い」と言うのですから。世論調査になるとそういう回答をしてしまうのですよ、みんな。そこまでおかしくなっているこの日本をどう立て直していくか…。

まだまだ…。もう歳ですから、いつまでも長く政治家なんかやってられないですよ、本当に(笑)。だけれども、いやですけれどもやろうと思っていますからね。湊川(の戦い)です。楠木正成は湊川では負けましたけれどもね。負けとは限らないのですよ、10万の大軍で…。

副大臣)

大臣、彼女ぐらいになると、引田天功とか湊川とか、多分知らないですよ(笑)。

答)

分からないのですか。

問)

すみません(笑)。

答)

そうですか。楠木正成は凄かったのですよ。千早城(の戦い)では勝ったのですからね。湊川では負けましたけれどもね。

(以上)

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