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亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成22年6月1日(火)7時58分~8時13分 場所:金融庁会見室)

【大臣より発言】

おはようございます。

私のほうから、別に、閣議で報告するようなことはございません。

何かあったら皆さんどうぞ。

【質疑応答】

問)

新生銀行なのですけれど、今月下旬から新社長が就任されまして、経営体制も一新されると思うのですが、これまで、大臣は何度も「外国人の経営陣の方々が高額な報酬を貰っている」とかご指摘なされていましたけれども、今月下旬に新体制が発足するにあたって、新生銀行の経営は変わっていかれると期待をされていますでしょうか。あるいはどう見ていらっしゃいますでしょうか。

答)

これは当然の話ですけれども、他の金融機関にも言っているように、社会的な責任をきちんと果たすことを心がけながら、全力を上げて健全な金融機関として頑張ってもらいたいと。

問)

昨日の小沢(民主党)幹事長らとの会談を受けて、鳩山首相の退陣論が民主党内から強まっているという動きがあるのですけれども、それについて、今後の政権運営などについて、総理から何かご発言などはございましたでしょうか。

答)

全然ありません。

問)

大臣ご自身は、政権の中の一員としてどのようにこの動きを捉えていらっしゃいますでしょうか。

答)

「動き」って、民主党の中でどういう動きがあるのか、あなた、脈をとったのなら教えてくださいよ。そんなことは、別に、言及するようなことがあると思っていません。総理は今日も宮崎に行かれるのでしょう。粛々と。今の日本は大変な状況ですから、これに取り組んでいかれるということだと思いますね。私も、全力でそれを支えていくということに尽きるということですね。おそらく民主党もそうであろうと思いますね。

問)

昨日、郵政改革法案が衆院を通過しましたが、改めて、それについてのご所感をお願いします。

答)

衆議院、まだ道半ばですけれども、5年前は、衆議院であの無謀な法律が可決されたということ、今度は、それをひっくり返す法案が成立したと。5年でこういう状況になった(という)ことは、今、日本が良識を取り戻しつつあるということでありたいと思っています。

問)

ただ、これから参議院での審議になると思いますが、なかなか環境的に厳しい状況になっていると思いますが、この現状についてのご認識をお伺いしたいのですが。

答)

それは、(国会の会期は6月)16日まででしょう。今日は(6月)1日ですか。(あと)2週間でしょう。精力的に審議をぜひやっていただきたいと。私もそれにきちんと対応いたしますから。夜中であろうと、土日であろうと構いませんよ、私は。

問)

今の民主党、鳩山政権を取り巻く状況なのですけれども、普天間のこういう先月末の決着について、ちょっと国民の批判が強まっていることと、その結果、社民党、福島大臣が政権から抜けられてしまったことで、ちょっと自信をなくしている、もしくは、ちょっとこれで良いのか、というところが民主党の中でザワザワしている原因だと思うのですけれども、唯一残った民主党以外の党の大臣として、この民主党の中の雰囲気、これからどうやって支えていこうとお考えになっていらっしゃいますでしょうか。

答)

そういうこと、民主党の中の雰囲気、あなた方のマスコミを通じてしか分かりませんけれども、今の民主党も一生懸命頑張っています。全力を上げて法案の成立に向けて頑張っているのではないですか。夕べも頑張っていましたね。私は、別に、そういうことについて何の心配もしておりません。この間の衆議院選挙で大変な国民の支持を得ているわけでしょう。そういう政党ですから、自信を持って、鳩山総理を支えて頑張ってもらいたいと思いますね。国民新党も全力を上げて、連立の一員として頑張っていきます。それに尽きますよね。あなたたちが何だかんだ言ったって、そんなものは、政治の胎動というのは動くわけありません。あなたのところが何を書いたって駄目ですよ。

金融庁や郵政改革担当の(記者の)方(から質問が)あったら。みんな、あなたたち国民新党番の記者ばかりがしゃべっているではないですか。あなたたちはもういいですよ。いつも付きまとって、ろくなことを聞いてこないではないですか(笑)。

問)

国会絡みの郵政ですけれども、参院はかなり与野党…。社民党をどう見るかによりますが、かなり拮抗しておりますが、社民党に対して何らかのアプローチをしてきたのか、これからするのか…。

答)

そんなことありません。社民党も、この法案を全く同一歩調で、内容についても検討して提出してきた法案ですから何の問題もないでしょう。あなたのところはいろいろなことばかり連日煽っていますけれども、そんなことは関係ないのですよ。

問)

「強行」とかすると足並みが揃わなくなってくる…。

答)

「強行」とは何のことですか。

問)

委員長職権とかの…。

答)

そんな「強行」とか何とか言ったって…。私も長い間国会にいますけれども、粛々と審議を進めていくことについて、それはやり方としていろいろなやり方があるわけですからね。

問)

それでも社民党は大丈夫…。

答)

社民党に聞いてくださいよ、そんなことは。そんな非常識な党ではないですよ、社民党もね。

問)

社民党に関連してなのですけれども、社民党内部で、鳩山総理に対する問責ですとか不信任ですとか、そういったものについては賛成することも考えているような発信があるのですけれども、つい最近まで連立与党で一緒にやっていたわけですけれども、あの日を境に変わったことについてどのようにお考えですか。

答)

私はいろいろ会っていますけれどもね、昨日から。そんな気配もないですね。そんな非常識なことを考えるわけがないですよ。私が会っているあれから気配も感じません、そんなの。あなたの社が勝手に作っているのでしょう。

問)

作っていませんけれども…。

答)

ほかが作っているのではないですか。

問)

公の場で福島(社民党)党首が発言されたりとか、そういう場面もあったりして…。

答)

そんなことを言っていません、別に。そんなことを言っているというのは聞いていないですね、私は。

問)

真意はどういうところにあると思いますか。

答)

福島(社民党)党首に聞けば良い。私に聞いたって分からないですよ。

問)

今日から、世の中的にはクールビズと言われて、閣議に臨まれる閣僚も大多数の方が沖縄の「かりゆし」を着ていたと仄聞しているのですけれども、大臣は昨日までと変わらない様子なのですけれども、その心をお聞かせください。

答)

着るものなんていうのは、仕事の関係だとか、毎日の生活の関係で着ているわけでしょう。背広を着て寝るわけではないでしょう。寝るときは寝巻きを着ますし、遊ぶときに、ハワイでは私だってアロハを着ますし、沖縄でもゴルフするときには「かりゆし」を着ますしね。それは、私は、ずっと公務をやっているときはずっと背広を着ているので。似合うか似合わないかは別ですよ。(背広を)着ているので、今、これを変えることもありません。だって、大臣室でいろいろな人とも会いますし、ネクタイを締めた人が会いにくる場合もありますし、そういう人たちとのあれがあるので、別に、そのときに急に背広に着がえるなんていうことを…。着せ替え人形ではあるまいしできるわけがないではないですか、そんなこと。私はしません。ほかの閣僚がやるなら、それは自由です。

問)

金融の関係で伺いたいのですけれども、今週末、6月4日、5日ですけれども、韓国の釜山でG20の財務相・中央銀行総裁会議が開かれます。金融関係で、もし報告があるのであれば、議題と、それについて大臣のお考えをお聞かせください。

答)

特別に、今度のあれ(G20)で我が国としてどうこう提案していくとか、そういうようなことは、「特別に」ということはありませんけれども、今、ご承知のような、国際的な金融状況も不安定な面もありますから、世界金融が安定的に推移していくということに対して各国が協調していくという立場でやっていくと。結局、国際的な同一基準での取組みとか、いろいろな統一歩調という声もいろいろ挙がっていますね。IMF(国際通貨基金)辺りを中心に挙がっていますけれども、国際協調はきちんとやっていかなければならないですけれども、それぞれの国には、またそれぞれの事情があることも事実ですから、それぞれの国がそういう立場で国際協調をちゃんとやるという中で、他国についてお互いに理解し合うということも大事だと思いますね。

問)

郵政の審議なのですけれども、審議時間が短かったことが批判されていますが、大臣は、国会で十分審議がされたというふうにお考えでしょうか。

答)

私は、答弁する立場から見ると…。あなたたちは聞いていてどうですか。大体、私は、審議が足りていると思いますよ。法案以外のことを聞かれる人も、それに時間を費やす方々も相当いらっしゃいますよね。そういう意味では、法案そのものについての審議は相当尽くされていると。ほかのことも一生懸命聞かれるから…。あなたなんか聞いていてそう思うでしょう。だから、そういう意味では、審議をちゃんと尽くしながら進んでいるというふうに思いますね。

問)

鳩山首相の支持率の低下の原因として、国民の間から、リーダーシップの欠如とか決断力のなさというのようなことを指摘する声が大きいのですけれども…。

答)

誰がしているのですか。

問)

世論調査などではそういう…。

答)

世論調査というのは誰ですか。あなたの社の世論調査ですか。

問)

いろいろな各社の世論調査でそういうのが出ているのですが、鳩山さんのリーダーシップというのは果たしてあるのかどうかということと、もし、あるとすれば、それがどうして国民に伝わっていないと思いますか。

答)

リーダーシップというのはいろいろありますよ。金太郎飴みたいに「リーダーシップというのはこうだ」というものがあるはずはないので。いろいろな形であるのでね。その受止め方もいろいろあると思いますよ、国民の方のね。だから、世論調査でどうこうといっても聞き方もあるのですよね、調査の。聞き方によって答え方もありますし、「今の総理はリーダーシップがない」なんていうのはあなたが言っていることであって、みんながそう思っているとは限りません。いろいろあるのです、リーダーシップは。

(以上)

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