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自見内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成23年8月5日(金)8時38分~8時42分 場所:国会内)

【大臣より発言】

おはようございます。

今日の閣僚懇で、昨日の金融市場は、ニューヨークダウが、500ドル以上値下がりしました。この500ドルの値下がりというのは、2年8カ月前のリーマン・ショック以来の大幅な引き下げだと認識いたしておりますが、世界経済の先行きに対する懸念から、世界的に株式市場が下落したと考えております。

こうした中、我が国においても、為替介入の実績や金融緩和の強化が、昨日決定されるなど、適切な金融・為替政策がとられているものと認識いたしております。また、我が国においては、金融システムは極めて安定いたしております。金融担当大臣としては、世界経済、市場の動向が不安定な状況にあることも十分に認識し、関係閣僚、あるいは日本銀行とも十分連携をとりつつ、引き続き高い関心を持って、市場の動向を注視してまいりたいと思っております。

以上でございます。

【質疑応答】

問)

株の暴落の件なのですが、日本経済だとか日本の金融市場に与える影響を、大臣はどのようにご認識でしょうか。

答)

我が国の金融システムについては、私が申し上げていますように、総体として健全であり、安定いたしております。また、外国の株価の直接の影響は、ある意味限定的だと認識いたしております。

問)

株の暴落の背景は、先ほど大臣のご指摘があった欧米経済の先行き不安があると思うのですが、これが解消されない限り、政府が為替介入しても効果は長続きしないという見方もあるのですが、その点はどのようにお考えでしょうか。

答)

色々な解釈の仕方はあるのだと思いますけれども、金融庁を預かる責任者として、私から解説することは好ましくないと思っております。

問)

地方銀行のインターネットバンキングで、不正送金が相次いでいるという報道がありますが、金融庁としての対応はどのようにお考えでしょうか。

答)

ご指摘のあった、複数の銀行のインターネットバンキングにおいて、不正なアクセス被害が発生しているとの報道があることは承知いたしております。

金融庁といたしましては、監督指針において、金融機関が顧客にインターネットバンキングサービスを提供するに当たり、セキュリティ対策を十分に講じることを求めるとともに、関係省庁や業界団体とも、口座の不正利用防止のための広報を行うなどの対応を行っているところでございます。今後とも、関係省庁や業界団体等と連携しつつ、口座の不正利用防止のための取組みに努めてまいりたいと考えております。

(以上)

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