英語版はこちら新しいウィンドウで開きます

自見内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成23年9月13日(火)9時26~9時32分 場所:官邸)

【大臣より発言】

今日は特にありません。

【質疑応答】

問)

経済産業大臣が交代して最初の閣議でしたが、今回の経産大臣の交代についてはどのような(感想をお持ちでしょうか)。

答)

それは、基本的に前の経産大臣と総理大臣がお決めになることです。特に閣僚(人事)というのは、総理大臣の専決事項です。そういったことで、枝野さんが経産大臣になられたということは、彼(枝野大臣)は前官房長官で、私も大臣として(閣内に)いましたから、長いこと一緒に(やっておりまして)、特に原発の処理に対して、非常に精力的に見るところを見られてやってこられましたから、非常に安心して見ていられると思います。枝野さんであれば、しっかりやって頂けるというふうに確信しています。

問)

野田政権へのダメージとかは(どうお考えですか。)

答)

今日初めて所信表明演説があるのですが、思ったようには(ダメージは)ないのではないですか。

問)

先週末G7(財務大臣・中央銀行総裁会議)が開かれまして、まだ金融市場は決して安定していないのですけれども、このG7をどのように評価されていますか。

答)

G7は、私が前に言いましたようにヨーロッパの経済・財政事情、それからアメリカの景気の下振れリスク、こういったことが、G7でも大きな議題になったようですが、特にヨーロッパの債務の問題で、ギリシャの債務が、この1~2年ぐらい前に約束したとおりに(なっておらず)、債務の解決方法というのは、中々、すっきりとはいかないのです。特に歴史的な状況があって、ヨーロッパの銀行も(ギリシャに)結構貸込んでいますけれども、(特に)フランスの銀行が、ギリシャにたくさん貸込んでいるということがありまして、一定のステートメントを出しています。結構色々な、率直かつ長い話はあったようですけれども、今日、(財務大臣の)安住さんにもお聞きしたら、あのような線で、纏まったというふうにお聞きいたしております。

それから、また大きく言えば、これはアメリカとEUとの対立もあるのです。ご存じのように金融に関して、アメリカとヨーロッパというのは、特にリーマン・ショックの時も、またリーマン・ショック以前も、それとサミットなどでも、非常にイギリス・アメリカとフランス・ドイツの態度(が異なり)、尾見幸次さんが財務大臣の時も色々ありました。やっぱり底流にそういったアングロサクソン系の金融と大陸型の金融の基本的な考え方(の違い)が昔からあるわけでございます。

しかし、私が言いたいのは、こんな時期ですから、それぞれの国の違いはあります。歴史、文化、伝統が違うのですから、経済のあり方も違います。ここはきちっと大所高所で、世界が一つの方向で行くということが、私がしばしば申します1929年(のブロック経済)との違い(であり)、また各国が協調介入というところまで来たわけですから、これはG7あるいはG20の会議もサミットまでに2回開かれるというように聞いておりますので、そういう意味で、個々の会議においては確かに色々なご意見があるでしょうが、広い視野・立場に立てば、これは絶対に纏めねばならないと、これは人類的使命だというふうに思っています。

問)

野党からは、菅政権の官房長官という要職にあった枝野さんが(経済産業大臣に)なることについて批判も上がっていますけれども、それに関してはどう思われますか。

答)

私はまだそんなことは全然聞いていませんし、十数年前、自由民主党の(衆議院予算委員会の)筆頭理事が自見庄三郎で、民主党の筆頭理事が枝野君ということで、彼が政調会長になってから、(筆頭理事が衆議院議員の)細川律夫さんに代わりましたけれども、(枝野大臣は)非常になかなかの人です。そういう意味では、よく知っています。

どうもありがとうございました。

(以上)

サイトマップ

ページの先頭に戻る