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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成28年8月2日(火)10時42分~10時47分)

【質疑応答】

問)

為替の関係をお伺いします。先週29日の日銀金融政策決定会合の前後から為替相場が円高に振れています。投機的な動きの有無といった相場の現状の分析や今後の取り得る対応について大臣のご所見をお伺いできたらと思います。

答)

毎度のことですけれども、足元の為替の水準等々についてコメントすることはありません。最近の為替の市場ですけれども、今日は、102円と幾らだったでしょうか。

問)

今102円46銭です。

答)

極めて神経質な動きのように見られないわけではありませんけれども、こういった動きは、為替というのは常に上下が、振幅が激しいというのは経済にあまりいいことはありませんので、こういったものは安定的に動くということに関しては常に緊張感を持って見守っていかなければいけないところだとは思っています。

問)

経済対策の関係で政府・与党が最終調整中の経済対策ではブレグジット、英国のEU離脱のリスクに備え、金融機能強化法に基づく公的資金の注入の枠組みとか銀行保有株の買い取りの延長が盛り込まれると承知しています。背景として今後地域金融機関や地域経済にどのようなリスクが生じうると想定されているのでしょうか。また、現行の措置の延長で十分な対応は可能かというご所見をお願いいたします。

答)

少子高齢化とか、潜在成長力というものが低迷しているとか、そういった構造要因というのがあるのですけれども、そういったものを背景にして現状の景気というのは雇用とか所得というものは改善をしていると思っていますけれども、個人の消費と民間企業の設備投資には力強さを欠いているという状況にあるのだと思っております。もう1個は、新興国の経済というのは、新興国はいろいろありますけれども、いろいろ陰りが出てきているように思いますので、イギリスの国民投票におけるEUからの離脱宣告なんていうものが需要の低迷とか、イギリスで車をつくってヨーロッパに輸出しているものが今までと違って、現行どおりだと11%か10%か税金がかかる可能性がある等によってイギリスの車が売れなくなるとか、いろいろな話が、まだまだ途中のものがいっぱいありますので、減速するリスクというのがそこにはあるのだというような状況にありますので、金融とか経済情勢の中にあってこういうのが急に起きてくるとそこに関連している企業、中でも中小零細企業というのはそれによって資金繰り等々に影響が出てきますので、仲介機能というものはきちんと確保しておかなければいけないという必要があるのだと思っていますので、こういった点を踏まえて今我々としては必要なものに対しては対応できるようにするように事務方には指示をしてあるところですけれども、具体的な内容については今の段階でコメントすることは差し控えたいと思います。

問)

明日、内閣改造の運びになっておりますけれども、新しい内閣のもとで経済財政の分野での課題というものを大臣、現時点でどのように見通されておられるか、お聞かせいただけますでしょうか。

答)

それは新しい人に聞いた方がいいですね。

(以上)

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