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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成29年8月1日(火)10時25分~10時29分)

【質疑応答】

問)

本日付で発動された冷凍牛肉向けセーフガードについてアメリカは農務長官名で懸念や摩擦解消に向けた協議を求める声明を出しています。それに対する受け止めと、今回の措置というのは自動的に発動されるというものだったと思うのですが、その措置に見直しの余地はあるのかどうなのか、大臣のお考えをお聞かせください。

答)

この措置に対してアメリカの農務長官の方からというふうな話は承知しています。それから今の基準数量を超えたら自動的になるというのは決まっている話です。したがって、これについては自動的に発令されるということになります。これは交渉というよりはルールでそうなっていますから。今後いろいろな話は、具体的になってきたときにどうなってくるかという話ですけれども、これは確か3カ月で決まるのではなかったでしょうか。細かい話は農林大臣に聞いてください。3カ月で決まるルールというのは、これはTPPがきちんと発動されていたらこの措置はなくなっていたはずでした。TPPをやらないというからこの措置が残っているという話で、この措置を3カ月というのは、もうちょっとスパンを長くした方がいいのではないかという話があるのは確かかもしれません。経済の話で、経済対話の中でこの種の話もやっていくことになるのでしょうね。

問)

籠池氏が逮捕されましたけれども、森友の国有地は売却問題をめぐっては佐川前理財局長が国会でこれまで具体的な金額を提示して交渉してきたことはないと答弁されていましたが、具体的な金額を出して協議してきたということが取材でわかってきています。財務省の国会答弁と異なってきますけれども、その点についてどのようにお考えになりますか。

答)

取材が正しいか我々の答弁が正しいかで、取材の方が正しいと思ったことはありません。私共は自分の部下の話を信じていますので、そういった話ですから。それから籠池さんは逮捕されたのでしょう、違いますか。逮捕されたら、逮捕された話についてこちらがどうのこうの言うことはありません。

問)

ビットコインに関してなのですけれども、事業者間での分裂で今夜にも分裂するという可能性がありますけれども、乱高下する可能性もあります。その辺大臣どのように見られていますか。

答)

ビットコインに関しては前から言われている話です。取引量というのが急激に増大したということに伴って起きている話なので、規模からいくと規格が当てはまらなくなって分裂する可能性があるなというのは前から言われている話でしたから、今からどうのこうのはありません。規制自体に関しては、いわゆる対象ではありませんから、つまりビットコイン自体について規制の対象ではありませんし、お金として扱っているわけでもありませんが、そういった意味ではビットコインというものを通貨と交換する、いわゆる取引所ですか、情報提供というものの義務がありますので、十分な説明を今度はやっていかなければいけないでしょうね、この人達は。そこのところ、今そういうルールでやってきているのですから、そのルールをきちんと遵守してもらうということは大切なのだと思います。

(以上)

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