麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣臨時閣議後記者会見の概要

(平成29年8月4日(金)10時16分~10時20分)

【質疑応答】

問)

新たな改造内閣が発足しました。財政健全化に取り組みつつ経済成長を目指す上で力を入れたいこと等、抱負・決意をお願いします。

答)

引き続き、副総理、財務大臣、金融担当大臣・デフレ脱却担当大臣を務めることになりました。総理からは、昨日の内閣改造の際に、三本の矢等についての政策の一層の強化で、希望を生み出す強い経済を実現するという紙をいただきました。また、弾力的な財政運営というものをやりつつ、中長期的には財政の再建可能な財政構造を目指すというような指示を受けています。私どもとしては、基本的にはデフレ不況ということですけれども、デフレというのは基本的には貨幣減少とかいろいろなことを言っている人がいますが、基本的には需要がないということです。単に物価が下がっているのではなく、需要がないから物価が下がるのです。需要がないという状態からの脱却等を確かなものにするために財政とか、規制の緩和とか、税制とか、また金融という意味では国際・国内両方ありますので、そういったものを担当することになりますので、そういった分野での政策というのをきちんとやっていかなければいかんなと思っています。
また、歳出については社会保障改革の課題等があります。また、教育の無償化等、財源の話もやらなきゃいかんことはいっぱいあります。とにかく人口減等いろいろなっていますので、話がよく出るところでありますけれども持続可能な社会というものをきちんとやっていくためには、歳出と歳入のバランスをきちんとやっていかなきゃいかんということは、もうはっきりしています。そうしないと次の世代というものの話に受け継いでいかんといかんので、財務省・金融庁一体となってこの問題に取り組んでいきたいと思っています。

問)

森友学園の件でお伺いします。設計会社の打合せメモで新たに近畿財務局や大阪航空局と金額の打合せをしている内容が明らかになりました。昨日、安倍総理も一連の問題について不信を招く結果になったと謝罪をされましたが、改めてその調査をする考えというのはございますでしょうか。

答)

私どもとしては、この件に対してはその内容について承知していない。報道側が今まで隠していたやつ。

 
問)

いえ違います。取材の中で。

答)

取材の中で。そういった意味では今この話は既にもう検察の方にいっちゃっていますので、私どもの方としては今の段階でどうこうとコメントするつもりはありません。

(以上)

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