麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成29年9月15日(金)12時15分~12時18分)

【質疑応答】

問)

先日、「人生100年時代構想会議」が開かれて人材投資について話し合われました。次世代への投資のために現状の給付バランスを見直して世代間の公平な負担が必要になると思うのですが、安倍晋三首相は幼児教育の無償化等の財源として教育国債の発行も検討する考えを示しています。大臣の考えをお聞かせください。

答)

100歳時代に合わせていろいろな対応をしなくてはならない、それについての財源等を検討させていることは間違いありませんが、教育国債の定義がどういう意味かよくわかりませんけれども、親世代がその分は払わないで次の世代にその借金をおっかぶせるかのごとき形の教育国債というのはなじまないのではないかと思いますけれども。

問)

北朝鮮が今朝ミサイルを発射しました。国連での制裁決議が行われるにもかかわらず繰り返しミサイルを発射される現状について、今後どのような対応が必要になりますか。

答)

今回の国連制裁決議は安全保障理事会参加国全会一致という形で採決までに従来3カ月、2カ月かかっていた制裁決議が今回は9日ぐらいで出ていると思いますので、そういった意味では極めて各国の意思の疎通というか、意見が一致をしている状況なのだと思っています。度重なる制裁決議に対してこれまでの対応は、それは全く無視という形になっているという状況では今までのようなやり方というものを、効果が上がっていないのではないかということからさらに厳しいものにするとか、いろいろな形のもので考えないと従来どおりではあまり効果が上がっていないのではないかという意見が出てくるという形になってきているのではないかなという気がしますけれども。

(以上)

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