麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣臨時閣議後記者会見の概要

(平成30年1月22日(月)9時48分~9時50分)

【冒頭発言】

 平成29年度補正予算及び平成30年度の予算につきましては、計数整理等が終わっておりますので、先程の閣議において国会に提出することを決定しております。
 平成29年度補正予算は、「生産性革命」・「人づくり革命」、災害復旧等・防災・減災事業、総合的なTPP等関連政策大綱実現に向けた施策等が盛り込まれております。
 また、平成30年度の予算は、保育の受皿拡大、地域の中核企業による、いわゆる人材・設備投資等の促進をはじめとした重要課題に対応していくため、ともに重要なものだと考えております。経済の好循環をより確かなものにしていくものとして、持続的な経済成長を実現するべく、これらの予算の一刻も早い成立に向けて努力をしてまいりたいと考えております。

【質疑応答】

 
問)

30年度予算案なのですけれども、社会保障費や防衛費が過去最大を更新しておりまして、予算規模も97.7兆円、過去最大になっております。その財政健全化との兼ね合いで国会で野党側にどう理解を得ていくか、その辺のお考えをお聞かせください。

答)

平成30年度の予算において保育の受皿拡大とか、先程申し上げましたように地域の中核企業によります設備とか人材投資等の促進等の重要課題に重点化していると思っています。同時に、薬価制度の抜本改革とか防衛装備品の調達等、歳出削減努力を積み重ねてきておりますので、我々としては一般歳出や社会保障の目安を達成しておりますし、公債発行額も、7,000億円減らし、今、安倍内閣発足以来6年連続減額をしていると思っております。30年度におけるこういった予算の一つひとつの取組を通じて、経済の再生と財政の健全化を図っていくということをこの通常国会予算審議の中で丁寧に説明をしていって予算成立というものを一日も早く図って、経済の活性化等につなげていきたいと考えております。

(以上)

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