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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成30年2月9日(金)8時51分~8時54分)

【質疑応答】

 
問)

仮想通貨NEMの流出問題についてお伺いします。金融庁はコインチェック社以外の仮想通貨取引所にも新たに検査に着手すると報道されています。その事実関係と狙いについて教えてください。

答)

2月1日でしたか、交換業者が31社あったと思いますけれども、31社に対して、いわゆるシステムリスク管理態勢についての報告徴求命令を出していますけれども、2月2日までに提出を受けた報告内容の精査・分析を行ってきました。その結果や、これまでのモニタリング結果等を踏まえて、システムリスク管理態勢等の内部管理態勢の検証のため、今回、複数の業者に対して立入検査に着手したということです。

問)

財務大臣としての在任期間が週明けで宮澤喜一さんを抜いて戦後最長になる予定です。5年にわたり財務大臣を務めてこられたわけですが、このことの受け止めを一言お願いします。

答)

長くやればいいというものでもないでしょう。それだけです。

問)

昨日、ニューヨークのダウがまた1,000ドルを超えて下落しました。世界経済堅調な中で株価の乱高下が続いていますけれども、これについての受け止めをお願いします。

答)

上がったり下がったり、やたら幅が大きいとは思いますけれども、しかしこれは様々な要因の背景で市場において決まるものですから、その範囲についてコメントするというようなことは差し控えたいと思います。いずれにしてもアメリカ経済に限らず、世界経済のファンダメンタルズは全然悪くありませんし、企業収益も過去最高ということがあります。雇用とかその他、いろいろな状況も改善していますので、確実に経済の状況というのは好循環が生まれているということは確かだと思いますから、私共としては金融市場の動向というものを含めて世界経済とか日本経済の動向は引き続き注視していきたいと思っています。

(以上)

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