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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要
(平成30年2月27日(火)8時45分~8時54分)
【質疑応答】
- 問)
-
仮想通貨の不正流出問題に関して金融庁が検査を行っているいわゆるみなし業者についてなんですけれども、このみなし業者を登録業者として認めるかどうか、金融庁は現在審査をしています。この審査の進捗状況がどうなっているのか、また仮に登録業者として認める場合には特にどのような点を重視するのか教えてください。
- 答)
-
審査の進捗具合についてコメントすることはありませんが、登録審査において登録業者として認める場合、サイバーセキュリティという点がありますので、いわゆるシステムリスクの管理態勢がきちんとしているだとか、顧客から預かった仮想通貨と自分の持っているものと分別管理態勢がきちんとできているという点とか、よく言われるマネー・ローンダリング等のリスクに対しての管理態勢等といったような内部管理態勢というものの整備とか、そういったものがきちんと、形式的にできているという話ではなくて、きちんと実質面もできているのですかというところが一番審査されている対象になるのだと思います。いずれにしても、みなし業者に対する立入検査等をこれからも通じて整備態勢をきちんとチェックして、みなし業者と言われている人達の登録業者としての可否とか、そういったものについてはこれから精査していくということになると思います。
- 問)
-
特にスケジュール感とかについてコメントは。
- 答)
-
今のところあるわけではありません。やればやるほどいろいろ出てくるのでしょう。
- 問)
-
衆議院で予算案の通過が迫っていまして与野党の攻防が続いています。審議時間としては野党の質問時間は去年よりも多くなって、今63時間を超えたぐらいだと思いますけれども、その中で大半がいわゆる森友問題と働き方改革の問題の野党追及に割かれている今の状況をどのように御覧になっているでしょうか。本筋の予算案の審議があまりされていないことについて。
- 答)
-
今の状況をどう思っているか、予算審議をお願いしている財務省としては、これはきちんと3月というか、2月いっぱいに衆議院で予算を通過させるために与党としてはこれまでずっと着々と準備してきたのではないですか。それが今、何だか知らないけれども、法案を取り下げろという話をしているのでしょうか、今は。法案はまだ出ていないのでしょう。法案が出ていないのに取り下げろというのも、報道機関はどうやって説明するのですか。法案の提出権を認めないという話をしているのだから、これは。なかなか理解しがたいです、正直なところ。それが正直な感想です。
- 問)
-
もう1問。
- 答)
-
もう1問って、私が記者会見を仕切っているわけではありませんから。私が仕切っているような話をいつもされていますが。
- 問)
-
平昌オリンピックが終わりまして、冬季としては過去最高のメダル数で終わりました。
- 答)
-
そうですね。長野は幾つだったでしょうか。
- 問)
-
長野が11とかで、今回13で。
- 答)
-
3つか2つ多かったのだな、よかった。
- 問)
-
大臣は元オリンピック選手でもありますし、御感想、また興味のある競技等ありましたでしょうか。
- 答)
-
今回のオリンピックで、橋本聖子先生なんかと話して、いわゆるスポーツというものの持っている力というものに関して、単にあおって書いているだけの話ではなくて、きちんとした成果というものを生むのだったら資金を集中させるというので、選択と集中というのは絶対大事という話を大分前にさせてもらって、それはそれなりに着々と進んだのです。例えば冬のスポーツをやったことはありますか。何がわかりやすいでしょうか。例えばアルペンスキー、滑降、大回転、回転、スラローム、いろいろあるのですけれども、日本スキー協会はアルペンからノルディックに集中させたのでしょう。だからノルディックはメダルを取った。そういったのが成果として出てきているというように見えますけれども、私には。だからそういった意味では、橋本先生なんかのあれが当たっている。どこに金をかけていったら、コーチに金をかけたわけでしょう。だからカーリングもいきなり、監督は外国人でしょう。どうしてそういうのを書かないのでしょうか。コーチとかそういうものの大事さというのをおよそ理解していないと駄目、選手は勝ちません。
- 問)
-
先程の仮想通貨事業者のみなし業者への登録審査についてなんですけれども、麻生大臣からやってみると、やればやるほどいろいろなことが出てきているという話でしたけれども、現在のみなし業者、16社ありますけれども、登録拒否になる事業者が結構出てくるという御印象なのでしょうか。
- 答)
-
最初に申し上げたとおりです。今の状況についてしゃべることはありません。
(以上)