麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成30年5月15日(火)8時48分~8時52分)

【質疑応答】

 
問)

森友学園の国有地売却をめぐり、財務省と学園側との間で行われた面談や交渉に関する記録の存在が指摘されています。財務省としては、調べた上で、あればできるだけ速やかに公表する方針を示しているところですが、記録の存在そのものは確認できているのでしょうか。確認作業の進捗状況、公表の見通しについて御説明いただければと思います。

答)

財務省としての決裁文書の書き換えというのには目下集中してやらせていただいているところなのですが、森友学園との交渉記録については、残っているのではないか、記録が残っているのではないかといった様々な報道がありましたので、まずは私共としては今後書き換えの調査を優先させる必要がありますので、交渉記録についても調査をしてまいりたいと考えています。その上で、森友学園に関しては、書き換えに関する調査や書き換え前の13件の決裁文書の復元、これは電子ではない、紙媒体なものですから、これなどに様々な人員をとられておりますので、そういった意味では作業を行っている最中ですけれども、できるだけ速やかにこの問題を対応していかなければならないと思っておりますが、今の段階であるともないとも言える段階ではありません。

問)

セクハラ問題について1問聞かせてください。先週の財務金融委員会で大臣としてはセクハラを財務大臣としては認めるという話で、ただ個人としては本人が否定しているので認めるわけにはいかないという話で、そこの差というのか、個人としては認めていないけれども財務大臣としては認めているというその差についてどのようにお考えでしょうか。

答)

10回ぐらい言ったと思うけれども、10回ぐらい同じような質問があったように思うけれども、福田前次官からのセクハラ行為があったと4月27日だったかでしょうか、その判断をして、処分を行うということを公表しておりますので、財務大臣としてはもちろんですけれども、財務省の所管をしております財務大臣としても個人としてもセクハラ行為を認定したというように考えていただいて差し支えありません。

問)

個人として認めているかどうか。

答)

今言ったじゃないですか。

問)

大臣として。

答)

今言ったじゃないですか。レコーダーを持っているのですから、レコーダーをもう1回聞き返してみてください。今申し上げたとおりです。

(以上)

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