麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成30年5月29日(火)8時44分~8時48分)

【質疑応答】

 
問)

森友問題ですが、財務省として文書改ざん及び交渉記録廃棄の省内調査を進めていると思いますが、作業の進捗状況、結果の公表時期の見通しについて教えてください。

答)

繰り返し申し上げておりますように決裁文書の書き換え、交渉記録の廃棄に関する詳しい経緯や目的等については矢野官房長のもとで大臣官房の人事担当の部局、いわゆる監察官室等を中心に今調査を進めております。作業の状況についてのお尋ねですけれども、これは職員の処分にもつながる調査でもありますから裏付けをとりながら丁寧に作業を進めていく必要がありますので、また捜査当局との捜査の関係にも留意が必要だと思っておりますので、一定の時間が要するということだと思っておりますので、いずれにしてもしっかりした調査を尽くした上で速やかに提出をいたしたいと思っております。

問)

そうしますと結果の公表や関係者の処分は地検の捜査が終わってからということになるのでしょうか。

答)

そういうことになろうと思われます。

問)

財務省をめぐる一連の問題に関しては大臣の責任を問う声もあるわけです。調査、処分が済んだ段階で大臣自らの身の処し方についても何らかの対応をすべきだというふうにお考えでしょうか。

答)

今考えておりません。

問)

昨日の国会答弁の中で交渉記録がまだあるかもしれないという御発言をされましたが、それはこの前国会に出されたもの以外に既に何かあるという目星というか、そういうのがあるのかどうかということを。

答)

あの発言は少なくともあの状況の中において、ないと言ってやりながらも検察の資料をいただいて後から出している資料でしょう。検察から後から出てきたら終わりですよ。当たり前でしょう。だからそういった意味では、私共としてはいったん今あるものに関しましては全て出しました、しかしあれは検察が持っていった資料から返してもらっているわけだから、検察から後から出てくるということもありますからね。だからそういった意味では、今我々の持っているものでは全てですと申し上げました。

問)

昨日国会で共産党から、太田理財局長とあと航空局長、国交省との交渉、やりとりの記録というのが提出されましたが、あれに関して財務省として把握しているかどうかということを。

答)

わかりません。

問)

昨日の中で大阪航空局が6億円台後半と見積もりましたごみについて、太田理財局長の方から近畿財務局がもう少しごみがあるのではないかと、つまり建設予定地以外のところも掘ればもう少しあるのではないかと、ある意味、見積もりの増額を要求していたような話が出ましたけれども、それについては大臣は把握していましたか。

答)

少なくとも建物を建てたところ以外のところ、あの土地全部がありますから、その他の地域についても、この地域から後から出たではないかといって、いわゆる後からそういったものについてのクレームがついたことになるというような状況を考えてあらかじめきちんとやっておかねばならないということを申し上げたのだと思っています。

問)

そうすれば正当な手続きだったというふうにお考えですか。

答)

思っています。

(以上)

サイトマップ

ページの先頭に戻る