麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣臨時閣議後記者会見の概要

(平成31年1月28日(月)9時43分~9時51分)

【冒頭発言】

平成30年度の第2次補正予算と平成31年度の予算については計数整理などが完了しておりますので、閣議において国会に提出することを決定しております。平成30年度第2次補正予算は、防災・減災、国土強靱化のうち速やかに着手すべきものをはじめとして喫緊の課題に対応するものでありますし、また、平成31年度予算、これは消費税率の引き上げに伴う社会保障の充実とか経済的影響、いわゆる駆け込みとか反動減とかといったもの、平準化といった現下の重要課題に対応していくためのもので、これらの予算の一日も早い成立というものに向けて努力をしてまいりたいと思っております。

【質疑応答】

 
問)

今ご言及がありましたけれども、予算が閣議で決定されたわけですが、今日は財政演説が行われると思いますが、財政演説においてはどのような点を強調されるのかということと、今後補正予算、本予算と審議が始まるわけですけれども、野党の方は本予算については100兆円を超えてばらまきだという批判もしていますけれども、大臣としてどのように理解を求めていくお考えでしょうか。

答)

財政演説の内容を先に言うことはありません。もう1個は。

問)

野党が批判している初の100兆円超え、ばらまきというような批判が出ているのですけれども、その点についてはどのように理解を。

答)

昨年の補正後は100兆を超えていなかったですか。当初で超えたということを言っているわけですか。これについては別に全世代型の社会保障制度というようなものに切り換えていくことになりますので、社会保障の充実を行っていくということに伴ってこういった形になってきていますし、また、消費税率の引き上げに伴っていろいろな問題が起きる、例えば駆け込み需要が急激に増えるとか反動減が出るとかといったようなことは、5%から8%に上げるときにそういった経験をしておりますから、その学習も含めて基本的にはそういったものに対応していけば必然的に増えてくるというように考えていますから、特にあれはありませんね。101.5兆かな、なったのだと思いますけれども、少なくとも税収は過去最高、62.幾つになりますし、公債発行額もこれで7年連続減ることになるのかな、そういった意味では財政の健全化も進めていますので、そういったばらまきというのは当たらないのではないかというふうに考えています。

問)

財務大臣というより副総理というお立場での質問になりますけれども、以前の会見では亥年の参院選は非常に厳しいというご言及もございました。12年前を考えますと、消えた年金問題でその後自民党が大敗するという結果になりましたけれども、今年も厚労省の問題で消えた給付金といって野党が攻めているようですが、副総理のお立場で今国会が参院選に向けてどのように重要なのか、国会論戦がどのような影響を与えるのかということについてお考えがあれば教えてください。

答)

これは自民党の話であって政府の話じゃないということを聞いているわけだね。

問)

ただ、国会論戦は政府が答弁されるので、政府の答弁姿勢等も当然影響はしてくるのだと思いますが。

答)

12年に一遍の選挙というのは毎回厳しい選挙になるものだというのは、統一地方選挙を先にやりますから参議院選挙に対してのいろいろな運動方針というのは今に始まった話ではありませんから、毎回、12年に一遍言われる話なので特に目新しい話だとは思いませんけれども、そういうものだと思ってやって、山梨県知事選挙、何万票開いたのだね。

問)

3万票ぐらいですね。

答)

3万1,000票だったな、確か。だからそういった意味ではきちんとした対応を党本部もやっておられるのだと思いますので、それに対応して選挙というものをいろいろやっておられるのだと思いますけれども、いずれにしても選挙に当たる前の3月までの予算委員会等でいろいろな話が出てくるというのは毎度のことで、そういった意味では今回出てきた中で、毎月勤労統計の話をしているのかな、あなたの話は。そういった意味では毎月勤労統計の話も基本的にはこういった勤労統計等の数字が間違って出るとか、書いていないとか何とかという話というのはふざけた話なので、そういった意味ではとんでもない話なのだと思いますが、とにかく給付金については速やかにということで、不利益を生じることのないように今回の本予算の中でもその分に対しては対応をというものを計上して、31年度予算を計上いたしておりますので、その点は速やかに対応ができるものだと思っていますし、いずれにしても統計というのは極めていろいろな経済政策をやっていく上で重要なものなので、書いてあった、書いていないというのではなくて、数字が違っていたということになると、それを基本でその他の計算をしていきますので、そういった意味では極めて正確を期さなければいけないものだと思っています。

問)

厚生労働省の毎月勤労統計の問題で特別監察委員会による職員の聞き取り調査に官房長が同席していたと、これは第三者性の確保として問題ではないかという指摘が挙がっていますけれども、大臣としてはどうお考えでしょうか。

答)

そういった話は、第三者の話なのに、官房長がいたという話に関しては、それぞれ見解があるのだと思いますが、財務省的にはそうやるかねという感じはしますけれどもね。

問)

やはり適切ではないとお考えですか。

答)

どうでしょうね、より正確にしゃべってもらって、官房長も真剣に聞こうと思ったのを圧力と考えるのがマスコミなのだろう。そういうことだよね。

問)

そういう面もあるかなと。

答)

そう感じる人がいるか、感じない人がいるか、ちょっとわかりませんね、そこのところは。

問)

世間では嵐というアイドルグループが来年末で活動を休止するということが世の女性方を中心に衝撃を与えていますけれども、大臣として何かコメントはございますでしょうか。

答)

週刊誌だったかな、マツモトジュンがどうたらこうたらと書いていたのがあったな。マツモトジュンがか、と思ったらアラシのマツモトジュンだったという話、それくらいしか記憶がありませんね。

(以上)

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