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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成31年2月12日(火)8時40分~8時44分)

【冒頭発言】

今日、金融機能の早期健全化のための緊急措置に関する法律の一部を改正する法律案を閣議決定しております。この法律案は会計検査院の意見表示、また参議院・衆議院の議決などにおいて預金保険機構の早期健全化勘定の利益剰余金について、適時の国庫納付、預金保険機構の財務の健全性維持のための活用が求められていることから、これに対応するための制度整備を行うものですので、早期の審議をお願いしたいと考えております。

【質疑応答】

 
問)

今国会で話題になっている毎月勤労統計の不正に関する追加給付の関係ですけれども、不正給付の追加給付に関して事務費を特別会計から出すことについては、大臣は国会答弁等で全く関係ない一般の人から一般会計で出すということについて否定的なお考えを示されていると理解していますけれども、一方で特別会計というのは労使の拠出金、保険運用が中心の会計ですので、不利益を被った方から本来不必要な事務費200億円近くを拠出することについては批判もありますけれども、こうした予算を組んだ理由を説明お願いします。

答)

追加給付に関する事務費の財源については、複数年度をかけて労働保険特別会計における既定の事務費の削減、また具体的に言えば、例えば優先度の低いシステム改修費というものを削減するとか、合理化によって人件費を削減するとかなどによって確保していくことにしていますので、今言ったご指摘とは少し違うと思いますね。したがってこうした取組によって被保険者の負担に対する保険料が将来的に上昇するということにはつながらないようにしてまいりたいと考えております。

問)

米中協議、今マーケットで楽観論がまた出てきているのですけれども、大臣としての見方と日米の通商交渉への影響があるかないか、御所見をお願いします。

答)

第三国同士の話ですから、それについて発言することはありませんけれども、GDPで世界の1番と2番という、米中というものがいろいろな意思疎通を行って建設的な話をするということに関しては、少なくともアジアの話ではなくて世界全体にとっても非常に重要なことになりますので、円満にいくように我々としては事態の推移を見ているところですけれども、少なくとも会うとか会わないとか言ったりしたら途端に下がったものがちょっと上がってみたり、よく言う景気の気の部分で何となくマーケットが動いているというのは、やたら激しく上がったり下がったりするということはあまり望ましいことではありませんから。

(以上)

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