麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成31年2月22日(金)8時46分~8時51分)

【質疑応答】

 
問)

米中の貿易協議なのですけれども、この交渉の中で合意事項に為替の安定という項目が含まれると報じられているのですけれども、これについて影響と、あと日米の貿易協議でもアメリカの方は為替を交渉内容に含めておりますけれども、日本としては貿易協定の中に為替を含めないという方針に変わりないのか、この点について確認させてください。

答)

米中の話は報道の話として、本当かどうか知りませんよ、おたくがやっているのだからね、本当かどうか知りませんけれども、報道としては知っています。為替の話はこの業界というか、この種の話はコメントしないということになっていますし、事実、日米間で最初のアメリカ大統領と安倍総理との間で、あれは2017年の2月でしたか、為替のことに関しては財務大臣の間に任せるということ以後、トランプ大統領が為替の話をしたことは1回もない。だから、それに対してホワイトハウスからその種の話が出たことはないというのがこれまでの経緯であって、それから変更されたという話を私は向こう側から聞かされたこともありませんし、私共としては基本的に今までどおりやって、国益を踏まえてというのは当たり前の話であって、国益を踏まえてやっています。何も改めて言うような話ではありませんな。

問)

トランプ大統領が北朝鮮の非核化について急がないという話をされていますが、直接のご関係はないかもしれませんが、御所見をお願いします。特にトランプ大統領は去年、北朝鮮経済支援のときは韓国・日本に協力をお願いするというふうに会見で申していたので。

答)

拉致、核、ミサイルという話は日本にとって対北朝鮮の外交交渉の中においての優先順位が、この3つが一番大きな話なので、今の話に関しては内容を詳しく聞いていませんからわかりませんけれども、私共としては拉致、核、ミサイルが一番、その中にはミサイルの件などもありますし、拉致の話がありますが、核という話については、今の話ですけれども、現実的に見て核を保有したという国が放棄したという例を知っていますか。北朝鮮だけがその核を放棄するという理由はそれなりの理由がなきゃというのは当然じゃないですかね。したがってそういった現実的なことを考えると、その優先順位ということをやっているとほかのが全然、事が進まないということにもなるのではないかという話は、これは外交という現実の対応をしていく、政治的にということを考えれば、それより先にやらなければいけないことがあると考えられたか、よくわかりませんけれども、今それを現実に合わせて対応しておられるのだろうなと思ってはいますから、外交は主にポンペオ国務長官という人が主にやっておられると思いますので、トランプ大統領がどれぐらいこの問題に関与しているかよくわかりませんから、それ以上のコメントは差し控えます。

(以上)

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