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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成31年4月2日(火)11時32分~11時39分)

【質疑応答】

 
問)

新元号について、昨日令和という万葉集典拠の新元号が公表されましたけれども、こちらに関する大臣の感想と、それから改元に向けた準備の心構えというか、準備状況、お考えをお願いいたします。

答)

この話については官房長官とか総理大臣の記者会見のとおりなので、特にコメントという話は、ありませんけれども。広く国民に受け入れられたらそれでよろしいのではないですかね。準備の方は一月の時間もありますので、いろいろな意味で対応はきちんと進んでいると思っていますけれども。

問)

消費税について、新年度となりまして税率引き上げまで残り半年切りましたけれども、政府の説明では依然としてリーマンショック級の出来事が起こらない限りという前提がついております。国民にとっては延期される余地があるという印象がありますけれども、この前提条件はどのタイミングまでつくものなのか、大臣のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。

答)

これはたびたび申し上げてきたとおりなので、特にそれ以後大きく変わったところはありませんから、法律で決められたとおり10月には2%引き上げさせていただくということだと思っていますけれどもね。

問)

先週、検察審査会が森友学園をめぐる決裁文書改ざんで佐川元理財局長らの不起訴処分を不当と判断しました。司法プロセスについては見守るということだと思いますが、この判断に際し、検察審査会としては文書を改ざんする行為は一般市民感覚からするといかなる理由があっても許されないと強いコメントも出しています。このあたりについて受け止めをお願いいたします。

答)

これは司法という世界のプロセスにおける事柄ですので、それについてコメントすることはありません。文書改ざんという問題は極めて由々しき話だと、これもたびたび申し上げているとおりなので、その点に関しましても、従来と同じことだと思っております。

問)

その上で文書改ざんが発覚してから1年以上が経つわけですけれども、問題の全容解明や再発防止策といったところが具体的にどこまで進んでいるのか教えていただけますか。

答)

いろいろな形で、秋池先生に来ていただいて、役所の中でも随分そういった対応が進んでいるというように理解していますけれども。

問)

確かに対応を今されているのは認識しているのですけれども、再生プロジェクトがあるのは認識していますが、かつて改ざんの動機についても、それがわかれば苦労しないということをおっしゃいましたが、動機がわからずして、実効性のある再発防止策が本当につくれるのかというのは我々としても疑問に持つところでもあるのですけれども、そのあたりどうお考えでしょうか。

答)

少なくともそういうのはいかがなものかと言っている人が多くいたにもかかわらず、それが進んだという土壌が問題だということなのでしょう、基本的に。何人もやめたらいいと言った人はいたわけだから。そこのところが一番の問題なのだということだと思いますけれどもね。

問)

28日に中国の商務省がファーウェイとか中国の通信機器メーカーを、日本政府が事実上排除しているということについて日中関係に悪影響を及ぼすというような警告を発しているのですけれども、大臣の受け止めをお願いいたします。

答)

俺はアメリカの財務省でもなければ中国の財務省のあれでもないので、他国間の話なので、それについてどうだろうかというコメントをすることはありませんね。

問)

先週、スルガ銀行の投資用不動産融資の不正をきっかけにした金融庁のアンケート調査が公表されました。その中では、スルガ銀行はもちろん突出して融資規模や収益依存度が高かったことが判明している一方で、ほかの銀行に関しても収入だとか所得の原本確認の不備が、25%しか原本確認をしていなかったりだとか、顧客への説明が十分ではなかったのではないかというような問題提起がなされました。大臣の受け止めをお願いします。

答)

今回のアンケート調査ですけれども、アパートのシェアハウスという話で、土地と建物を一体にやりますという融資なのだと思いますけれども、融資の規模とか収益というものを銀行は考えなければいけないのですけれども、スルガ銀行ほどやっているところはほかになかったというのは事実だと思いますね。融資物件というものは将来の収支というものを考えてやるのが当たり前の話なのですけれども、そういった意味で受け取る人達も財産とか収入の確認とか、自分で十分に行えていないのかね、そういったところにきちんとしたものをいろいろな意味で指導したりしなくちゃいかんところなのでしょうけれども、そこをうまいこと付け入ったみたいな形になっているという状況なのだと思いますので、そういった意味ではこういった実態把握をいろいろやっていますので、さらに調査をしていきながら、行政対応を今後進めていかなければいけないと思っていますけれども、この話がスルガだけ、えらい突出しているような感じがしたというのはそのときの実感ですね。

(以上)

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