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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(令和2年1月14日(火)9時59分~10時04分)

【質疑応答】

 
問)

地方銀行において統合や合併を目指す動きが昨年から加速している一方で、SBIホールディングスは地銀連合構想を掲げております。政府は通常国会に地銀が統合しやすくする特例法案の提出を検討されているとのことですが、こうした動きや地銀の業界図の見通しについて大臣のお考えをお聞かせください。

答)

今、地域銀行は超低金利、人口減など、いろいろなものがあって、1県だけじゃなくて近隣地域の金融機関との業務提携、合併を図るとか、地域金融以外の他の業態の金融機関等とも資本提携をやろうとか、いろいろな動きがありまして、SBIホールディングスの話やら何やらが、あれは島根とか福島とかで起きているのだと思いますけれども、これについては基本的には各金融機関の経営判断というものに属する話ですから、見通し等、これに関してのコメントを述べるわけにはいかないのですけれども、各金融機関の経営方針ですから。ただ、我々としては、将来というものをいろいろ考えて経営戦略の構築とかいろいろなことに取り組んでおられるのだと思いますので、これによってその影響を受ける地域の金融機能というものがうまく強化されるなり、企業価値の向上が図られれば、それはそれで結構なことなので、合併等をして地域銀行が強くなったが地域の企業にとっては全くというような話、逆の話になったなんてことにならないようにしておかなければいけないところですかね。

問)

昨日の大臣発言についてお尋ねいたします。13日の福岡県直方市での国政報告会においてラグビーの日本代表の活躍に触れながら、日本について2000年の長きにわたって1つの民族、1つの王朝が続いている国はここしかないと述べられました。昨年4月にはアイヌ民族を先住民族と明記し、支援法が成立しておりますが、大臣のこの発言の真意について教えてください。また、修正あるいは撤回するお考えはあるのでしょうか、教えてください。

答)

これは別に政府の方針を否定するつもりは全くありませんから、その意味では誤解が生じるというような発言になっているというのであれば言い方に気をつけなければいけないところ、訂正しなければいけないところです。長いこと日本という国は民族の大移動なんていうのもありませんでしたし、他の民族から占領されてどうのこうのというような時代で変わったということもありませんし、国の地域が動いたということもありませんから、比較的まとまった形で2000年近くの間継続してきたということを述べただけの話で、そういう具合にご理解いただければと思います。

問)

今のご発言の中で誤解が生じたとしたらお詫びしなければいけないという、これは本日の北海道新聞の中でアイヌ協会のコメントとしてあり得ない発言だという認識が出ておるのですけれども、誤解が生じているともとれるのですが、そのあたり大臣のご見解、もう一度お聞かせください。

答)

誤解が生じているならお詫びの上、訂正しますとさっき申し上げたとおりです。

(以上)

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