麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(令和2年2月25日(火)9時37分~9時41分)

【質疑応答】

 
問)

新型コロナウイルスによる肺炎の感染者数の拡大を受けて追加経済対策を求める声も上がっております。G20でもリスクへの対処が主要議題となりまして、さらなる行動をとる用意があるという声明も採択されております。政府は経済の下振れリスクへの備えを盛り込んだ事業規模26兆円の経済対策のほか、2月には緊急対策も決定されておりますけれども、その後の事態深刻化を受けてどのような経済対策が必要になるとお考えか、大臣のご所見をお願いいたします。

答)

まずは今般新たに亡くなっておられる方々がおられますので、ご遺族の方々に心からお悔やみを申し上げる次第です。その上で今の対応の話ですけれども、総理の指示とか、また与党からの御提言も踏まえて「緊急対応策」を取りまとめさせていただいて、予備費の103億円を使わせていただいて総額で153億円の対応策を実施することにしているのですが、経済の下振れリスクというのは、コロナウイルスがいつ終息するのか、どれぐらい拡大するのかというのに関してはよくわからないところがありますので、これを持続的な経済成長に、ちゃんと引き続きやっていくようにするような対策をしなければいけないとうことで昨年末に、12月でしたか、「総合経済対策」を実施したところなのですが、この実施に向けて補正も組ませていただいたというのが現状です。その上でさらに必要か、効果がまだ全然出てくる前の段階から、北海道で必要だという話なのかどうか知らないが、そういった意味では私共は今の段階で経済総合対策を今すぐ何か考えているというわけではありません。

問)

マーケットが株・為替ともにかなり荒れていますけれども、本日、例えばですけれども、財務省、金融庁、日銀の三者会合などを開いて事態を注視するお考えはありますでしょうか。

答)

為替とかマーケットとかというものに関してコメントすることはありませんから、そういった意味で今の質問に関してはなかなか答えにくいね。今の段階では何も申し上げる段階ではありません。

問)

先週は例えば為替が急に円安に振れたり、今回は円高に振れたり、日に日に方向感は別々ですけれども、かなり急速な動きというのが目立っているように思うのですが、為替を主管する財務大臣としてはどういうふうにこの事態を見ていらっしゃいますか。

答)

少なくとも今の段階でいろいろな話が、コロナウイルスだ、バッタだ、バッタの話はわからないな、どういう話になっているかというのを見て穀物の急騰が起きるだろう、したがってそれによって消費者物価が急激に上がるかもしれない等いろいろなことが今言われているので、そういった意味では今の段階で何のかんのということを言える段階にはありませんけれども、少なくとも注意深く見ておかなければいけないということでしょうな。

(以上)

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