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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣記者会見の概要

(令和2年4月30日(木)21時04分~21時11分)

【冒頭発言】

今日おかげさまで補正予算が成立したところですけれども、先程までこのコロナウイルスに対する各国の対応についての意見交換をG7の財務大臣間で電話会談を行っております。私の方から本日国会で成立した補正予算をはじめとする日本の取組みについて早速紹介をするとともに、感染拡大を収束させて、そして経済の回復を確かなものにするためには、先進国だけじゃ駄目なので、途上国を含む各国に薬とかワクチンとか、そういったものの普及を促すことが重要と。まだ薬が開発されたわけではありませんが、それが仮に出来た場合、例えば特許に着目してインセンティブを与える仕組みをG7で考えてみてはどうかということを申し上げております。引き続き日本政府としては、感染拡大の早期の収束と日本経済・世界経済の力強い回復を目指して、他のG7の諸国と連携しつつ対応していくということを申し上げております。G7に関しては、私の方からは以上です。

【質疑応答】

 
問)

今夜のG7での議論の意義について、どういうふうに認識していらっしゃいますでしょうか。

答)

週に一遍、G7で財務大臣間で連絡をきちんとやるということを、首脳の間で決まっておりますので、それに基づいて今日やらせていただいたということなんですけれども、この2週間の間に、それぞれみんな色々進んでいますから、政策が進んでみたり、死者の数が増えたり減ったり色々あるのですけれども、そういった意味では情報交換をして、各国何をやっているか、どういうところが進んでいるのかというのが我々としては非常に意義のあるところだと思っています。

問)

それでは引き続き補正予算関係でお願いします。

答)

今日「緊急経済対策」を実行するための令和2年度の補正予算が成立していますけれども、早期成立のために多くの方々にお力添えいただいて、大変感謝を申し上げているところです。今後はこの補正予算を迅速かつ適切に執行することによって、10万円の現金給付とか事業者向けの給付金とか、また雇用調整助成金など色々な支援が一日も早く国民の皆様に届く、お手元に届くということが重要なんだと思っております。それぞれの支援策を執行するのは、これは各省庁だけではなくて、自治体とか関係団体、色々ありますのでご協力を頂きながら、あらゆる運用面での工夫というものを講じていくことが重要だろうと考えております。

問)

今おっしゃったように、今日補正予算が成立して一律の給付ですとか事業者向けの給付金ですとか、雇用調整助成金の拡充ですとか、様々対策が盛り込まれていますけれども、一刻も早く現金が行き渡るようにというふうに求める声が強くなっていますが、今おっしゃった予算の迅速な執行に向けて、課題ですとか今後どういうふうに取り組んでいくべきか、その辺りについてどのようにお考えでしょうか。

答)

予算の成立が、財務省としては一番の元の元ですから、これをやらせていただくことによって、明日から実際これが実行できるというのは厚労省であってみたり、総務省や県であったり市町村だったり、また、我々のところで言えば政府系金融機関、政策金融公庫等の銀行であったり。そういったところが実質的にもう動かせるようにするためには、例えばよく言われる政策金融公庫で言えば、その公庫から金が出てくるようにするために、保証とか書類とか色々なものがいりますので、そういったものをスムーズになるべく手間がかからないようにするためには、金融公庫に行って、保証協会に行って、地元の信用金庫に行ってなんて、3カ所へ行って同じような書類を3回も書くんじゃなくてワンストップでやれるようにするためには、一番よく付き合いがあるのは多分信用金庫とか普段付き合っている銀行なのだろうから、そこの人と一緒に書類を作って、保証協会も一緒に行って、それでその書類を持って金融公庫へというようなことをやると、金融公庫の方も分かった人が書類を作って、色々手間暇かけずに、その場で出来上がったものをすっと渡せるようにするので、人も混みませんし、色々な意味でそういったところがやりやすくなる。そういったようなことをやって、色々案内をしてもらいましたという答えは頂いていますし、金融公庫の方にも人が殺到して、そこが3密になっても具合が悪いし、色々なことでそういうのをやらせていただいているというのが今の状態ですかね。

(以上)

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