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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(令和3年4月20日(火)8時47分~8時55分)

【質疑応答】

問)

16日に行われた日米首脳会談で公的国際金融を官民の資本の流れを高炭素な投資から離れるように促進することを取り組むとする共同声明を発しました。カーボンニュートラルに向けて適切な投資環境づくりへの課題点などをどのようにお考えでしょうか。

答)

あの中で一番大きかったのは、途上国における脱炭素社会への移行について、日米で連携をするというところで、カーボンニュートラルに向けたいろいろな支援を日米で促進していくという方向性を示したところが一番大きかったですかね、あれは。脱炭素の取組というのをやっていくときには主要排出国というのがあるからね、世界の中で占める日本の排出ガスの総量は3.2%、中国は28.6%、そんなあるんですよ。10倍ぐらい出ているんだと思う。日本だけがゼロに仮になったとしても、たった3.2%減るだけですから、世界中の大きなところが減らないと、インドとか中国とかそういうところが減っていかないと全然意味がありませんので、そういった意味では主要排出国を含めてという言葉が大きなところなんだと思います。いわゆるグリーン化すると言うけれども、それはグリーンですか、グリーンじゃないんですかと誰が決めるの。うちが決めてあげますよという組織がどこからともなく出てきて、そこが全部決められたらとてもじゃないけどほかの国は、そこの国にお願いします、決めておいてくださいというような形になるのはちょっといかがなものかねと。だからそういった意味で初めからゼロとかグリーンとかというんじゃなくて、移ってくる、そういった中間的なものも含めて、そこがトランジションということになるんでしょうけれども、そこをファイナンスしていかないと、いきなり全部ゼロにしますと言ってもそうはいきません。そういった意味で日本というのは技術を持っていますから、世界でこの種の投資総額約3,000兆円あるとも言われているんですけれども、そういったような資金がトランジションの技術とかのファイナンスとして日本に入ってきて、そういう技術が、呼び込めるだけのものが日本の技術にいろいろあるんだと思いますので、そういったのを取り組んでいくように出されていたトランジションのガイダンスが一応でき上がったということになっているので、そういった取組を進めていくと思います。日本の場合、排気ガスも世界で最初にクリアした国でもありますし、技術力とかそういったようなものは潜在的にあるんだと思いますから、いわゆるそういった人達、持っている人達が新しい成長の原動力になり得ると思いますので、進めていければなと、共同声明を読んだときの感想を整理すればそういうことになります。

問)

明日から靖国神社の春の例大祭が始まりますが、現時点でご参拝されるかどうか、お考えが固まっていれば教えてください。

答)

去年も似たような質問をしたね。去年と同じ質問ですから答えも去年と同じです。

問)

仮定の質問になるんですけれども、大阪が改めて緊急事態宣言の発出を国に要請するという動きが出てきています。コロナの対策を徹底するという意味で休業支援ということもまた検討されているようですけれども、そうなってくると支援のあり方というか、よりまた支出を増やしてほしい、もう少し休業支援を拡充してほしいとか、そういった動きもあるのかもしれないですが、財務省としてどう対応していかれるのか、それなりにこれまで支出を増やしてきたかと思うんですけれども。

答)

緊急事態宣言を出されるに当たって何を言ってきているのか、全然知りませんから、私の場合は。吉村といったっけな、あそこの知事さん、それなりにいろいろ考えておられるんだと思いますので、コメントは控えさせていただきますけれども、いろいろ影響が大きな話ですから、9時から8時になって効果が出たかというとみんな誰もお答えにならないので、いい影響が全然出ないのに閉められたら店の方はたまりませんから、全体のことを考えないと何ともいえないんじゃないですかね。感染症のレベルを、あまり日本の場合、死亡者がそんなに出ているわけでもないようですけれども、感染症のレベルを今2かな、1じゃないね、2だね、ペストとかそういうふうなレベルになっているわけですから、これはペストのレベルかよという話なんじゃないのかなと。感染症はそんな詳しくありませんので、よくわかりませんけれども、何となくそんなにみんなペストというような話じゃないんじゃないのかねと。だったら感染症のレベルを少しお下げになったら医者としても対応しやすい人はいっぱいいるんだろうと思いますけれども、この話はよく反応やら実態を見定めてからでないと、お医者さんも人によって言うことはバラバラですからね、45万人亡くなるはずだと言っていたお医者さんはどこかいなくなって、また増えてきたらまた最近出てきておられますから、こういうふうになったらよくわからん、私らは。

(以上)

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