麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(令和3年5月14日(金)11時37分~11時43分)

【冒頭発言】

本日の閣議において新型コロナウイルス感染症対策の予備費の使用を決定しております。今回の使用決定は、世界各国で激しいワクチン獲得競争というのが続いている中で、必要となりますワクチンの確保を引き続き速やかに進めていくために5,120億円を措置するものであります。いずれにしても今後コロナウイルス感染症がどういう形になっていくか、まだ予測のつかないところもありますので、いずれにしても対応に万全を期してまいりたいと考えております。

【質疑応答】

問)

今朝の閣議で2021年度予算で2回目となる新型コロナウイルス対策の予備費の支出が決まりました。緊急事態宣言の延長が決まり、飲食店への協力金の支払やワクチン接種への対応など、引き続き予備費の支出拡大が予想されていますが、予備費の充当に向けて今後補正予算を編成するなどのお考えがあるか、大臣のご所見をお聞かせください。

答)

今回の緊急事態宣言に対してはこれまでの予算、いわゆる3次補正を含めまして令和2年度の予算、また今年度の予算のコロナ予備費等措置してきたという、いわゆる対策するもの、予算支援策等ありますけれども、そういったもので今回の飲食時の感染対策の徹底とか人の流れの制御といった今般の措置を踏まえた支援策というのを着実に執行していくこととしています。今後の感染状況というのがどうなっていくかということもありますけれども、コロナ予備費というのは5兆円をつくらせていただいて、今冒頭で説明させていただいたように5,120億円というものを使って、まだ約4兆円残っておるということになるんでしょうから、すぐに足りなくなるというようなことがなかなか考えにくいので、今直ちに補正予算をやるということを考えているかというご質問なんでしょう、考えていません。

問)

先程、北海道と岡山と広島に緊急事態宣言があさってから出される方針が示されました。今予備費の話もありましたが、対象地域が広がることへの受止めと事業者支援など追加の財政支援などについてどのようにお考えかお聞かせください。

答)

どうでしょうね、地域的なところがどうなってああなるのか、前に1回仙台だけわーっと伸びてみたり、地域によってどういう状況になるのか、ちょっとこれはよくわからんので、それが今回北海道とかいろいろ出ていますけれども、そういったようなのがどの程度広まるのかもわからないし、緊急事態をやるのか、まん延防止でやるのかというのもよくわからんので、今のご質問ですけれども、どの程度のものになるのかというのはちょっと何とも言えませんね、今の段階では。少なくともこういったようなものをいろいろな地域でやっていくんですけれども、その地域地域によってやり方が違ってくると思うんだね。首長さんの能力、どの地域でどれをやった、この地域は同じ状況だけどこれはやっていない、地域に差が出るはずですよ。よくまだ答えが出ていないところでもありますので、地域によって対応する首長さんの能力、指導力、地域の協力体制、福岡なんか24時間体制でやるんだよ、福岡市は。ほかで24時間やっているところはあるのかねというふうな話は調べてみたら、ほかのところが、えっ、あそこがそれでやるならやろうというようなことになれば、それはそれなりにいいだろうし、医師会と話をきちんとつけて、歯科医師会とも大学病院ともあそこは全部、時間をかけてここまでやってきていますからね、福岡市の場合。

(以上)

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