麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣臨時閣議後記者会見の概要

(令和3年7月30日(水)11:33~11:39)

【質疑応答】

問)

本日公表された2020年度の決算で一般会計の翌年度の繰越金が過去最大の30兆円を超えることになりました。昨年度はコロナという未知の感染症に対応するために3度の大規模な補正予算を組みましたが、繰越金が30兆円にまで膨らんだことの要因をどう分析されているのかというのと、大臣の評価、ご見解等ありましたらお願いします。

答)

予算が繰り越される理由は事業ごとにいろいろありますが、コロナ関係事業はそれを執行する地方自治体や事業者から申請を受けて支出するものが多いですが、年度内に支出できないという場合、繰越明許にして国会の議決をいただくものです。令和3年度には補正等出てきましたので繰り越したものが大きかったと思いますが、使い残してあるというご指摘がないわけではありませんけれども、令和3年度に繰り越しされた予算は本年度において繰り越した目的に沿って着実に執行していただくのであって、使い残しで余ってしまったというわけではありません。

問)

東京五輪の開会式の演出を担当していた小林賢太郎氏が20年以上前にナチスのホロコーストを揶揄するようなコントをしていたことがわかって解任されました。菅総理も言語道断だと述べております。麻生大臣は8年前にナチスの手口に学んだらどうかといった発言をされて、4年前にもヒトラーはいくら動機が正しくても駄目だという発言をされています。小林氏の過去の発言が言語道断ならば麻生大臣の過去の発言も言語道断ではないかと思われるんですけれども、改めてこれらの発言についてどのように考えていらっしゃいますでしょうか。

答)

4年前の話ですが、私が政治家にとっては結果を出すということが全てということを申し上げたかったので、ヒトラーを極めて否定的に捉えていることははっきりしています。例示としてヒトラーを挙げたことが不適切だったというご指摘もありましたので、この話はその場で撤回をしたと記憶しています。それだけです。

問)

関連してなんですけれども、そうしますと麻生大臣としては今回の小林賢太郎氏の発言とか言動についてはどのように評価されていらっしゃいますでしょうか。

答)

小林さんの話は詳しく知りませんので、コメントを今のこの場ですることは差し控えさせていただきます。

(以上)

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