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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(令和3年8月20日(金)11:20~11:28)

【質疑応答】

問)

16日に発表された4-6月期のGDP速報値が2四半期ぶりのプラス成長となった一方で新型コロナの影響等々個人消費が伸び悩むという結果になりました。今日から緊急事態宣言の対象が大幅に拡大されますが、経済対策などを含め今後政府はどういった政策を進めていくべきなのか、大臣のお考えがありましたらお願いいたします。

答)

4-6月期のGDPで0.3%、年率で1.3%のプラス成長になりました。これは2四半期ぶりですが、今個人消費が悪いと言っていましたが、この4-6月期に関しては個人消費も伸びており、それから機械受注も伸びているから、今後、設備投資も伸びてくる、少しは改善している中なので、その結果、輸出も伸びています。そういった意味で感染拡大がどうなるかということで、いろいろな各種の政策の結果として伸びてきた、効果が上がってきています。よく景気が悪いと言われますが、税は増収しており、言われている話と現実はかなり違っていることは確かですが、ただコロナによる下振れリスクはある程度注意深く見ておかなければならないと思います。コロナに対して令和2年度の3次補正やコロナ予備費として措置した5兆円等々、緊急事態宣言に合わせて公表されたものを含めて支援策を着実に実行していかなければなりません。いろいろ言われていますが、総理が言われたようにワクチンが決め手ではないでしょうか。ロックダウンした国でも感染者数は増えていますので、コロナのワクチン接種率がどれくらいいくかということが重要であって、感染者が増えたという騒ぎだけではなく、小学生でほとんど亡くなった方はいない等、感染者数が増加して大変というだけではなく、最初の頃からこの1年数カ月の知見を得ていろいろな対応をしていくに当たって、今後どういった対応が出てくるのか、それに対する資金、いわゆる予算配分をまたやらなければならない、いろいろなことがどう展開していくか、そこのところはまだわからないから何とも言えません。ただ、数字としては緩やかですけれども確実に上がってきていることは確かですが、他国を見ればもう少し伸びてもおかしくはないのではないかと思います。

問)

これは金融担当相としての質問になるんですけれども、今朝みずほフィナンシャルグループのシステム障害が起きているという一報が発表されました。半年前にも同様の事態が起きていて、再発防止を進める中での再度のこういった問題発生ということになったわけなんでけれども、現在、金融庁として現状把握されていること並びに行政処分が必要なのかどうなのか、対応方針についても大臣のお考えがあればお伺いしたいと思います。

答)

前回はATMでしょうか。今回はATMではないですが、いずれにしてもこの銀行は合併したときからそれぞれ違ったコンピュータで、IBM、日立、富士通を一緒にしたところからそもそもいろいろ障害が起こり得るわけですが、よく障害が起こっている。4回目ぐらいではないか、私の記憶では。確か興銀が日立、一勧が富士通、富士がIBMだったでしょうか。とにかく統合するという話になり、今NTTデータが参加して、いろいろやっている割にいろいろな障害が起きている。今回は窓口のところで、ATMとは及ぼす影響範囲が全然違うのですが、そういった意味で事務処理に支障が生じていることは承知していますが、システムの速やかな復旧、顧客の影響を最小化すべく全力を尽くしていると聞いております。いわゆる機械が簡単に使えない高齢者の人たちの方に影響が出ているということだと思います。いずれにしても我々としてはシステムの復旧を早急に行い、丁寧な対応を行ってもらいたい。対応を今後見守っていきたいとは思っていますが、まだ対応がどこまで進んでいるという報告は来ていませんので何とも言えません。

問)

今のみずほフィナンシャルグループの障害についてで、大臣から金融庁への指示等などはされましたでしょうか。

答)

障害が起きているという報告が上がってきた段階で、今回特別に指示ということはしておりません。

(以上)

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