麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣ぶら下がり記者会見の概要

(令和3年9月9日(木)21:31~21:37)

【冒頭発言】

たった今ですけれども、20時からG7の財務大臣会合が開催されて、10月に予定されていますIMFの総会、世銀の総会、G20に向けての国際課税やSDRチャネリングについての議論を行ったところです。国際課税の議論においては私の方から10月の最終合意に向けてG7が結束してリーダーシップを発揮してもらって、実効的な合意内容を目指すイメージであるという話を、これは毎回申し上げている話を10月には決着という話を申し上げたところです。また、先般でしたがIMFから配分されました6,500億ドルのSDR、スペシャル・ドローイング・ライツのことですけれども、その一部を脆弱国に向けて融通するやり方等について議論を行っております。私の方からそれも10月までに一定の合意を得ておく、これは時間の問題がありますので、脆弱国に対してのSDRの融通分、これは日本としても具体化に向けて貢献していくけれども、とにかく時間、やり方、方法等きちんとやってもらいたいという話をさせていただきました。以上です。

【質疑応答】

問)

最低法人税率については10月に向けて具体的な税率を確定させる必要があると思いますが、これについてどういう議論がされたんでしょうか。

答)

議論の内容については差し控えさせていただきますけれども、「BEPS包摂的枠組み」というのについて今やらせていただいているところなんですが、合意の内容について、どれくらいで落ち着くかなんていうところはちょっと今の段階で、これくらいになるという話はちょっと言いかねますけれども、少なくとも今のところは134カ国が基本的な合意に達するところまで来ましたので、昔から考えれば考えられないほどの数がそこまで来たという感じはします。大体こういう会議は最後の最後が一番肝心なので、ちょっと10月まで予断を持って言うのはいかがなものかと思います。

問)

10月の最終合意に向けてということでG7が結束していくべきだという話を言われたということだったんですが、それに対して全体の雰囲気を含めて、最終合意に向けての意気込みといいますか、手応えはどういうふうに感じられましたか。

答)

ヨーロッパで2つ3つ、その他いろいろあるんですけれども、確信を持って駄目と言っているところもないわけじゃないんですよ。だけど、あとのやつはちょっとまだ、英語でいえばディールしている、ネゴシエーションやディールというふうな感じの話を今している国もありますので、ちょっとわかりませんけれども、ヨーロッパの方でこの3カ国はそっちの担当なんだからしっかりやれという話をしているところなので、明日からまたもう1回やるという話をしていますので、結構積極的にやっている感じがしますので、おおむね今の方向でいけるかなという確率が前よりは上がった、7月よりは上がったかな。後退はしていない。7月、前回やったときに比べれば、前に進んだろうね。少なくとも参加国が増えたからね。

問)

河野大臣が明日出馬会見されるということで連日大臣も面会されておりますが、いよいよ出馬表明ということでどうご覧になっていますでしょうか。

答)

これは国際課税の話をしていますので、ご関心はおありでしょうけれども。明日出馬をされるということだったので、麻生が止めているという話をつくって書いてあったけれども、私は1回も。最初から、やるならしっかりやれと。選挙をやったら負けると具合が悪いから、勝たない選挙ならやめた方がいいとか、いろんな話はしょっちゅうしていますからね。選挙というのはそういうもんだと。こういうものでもやっぱりやる以上は勝つつもりでやらないと、俺でも4回やったけれども、2回目以後はある程度、最初は勝てないと思ったけれども、2回目は勝つつもりでやったからね、俺も。だからそういった意味で、あといろいろ、負けると後々面倒くさいからちゃんとやるなら、やることはやらなきゃ駄目よという激励はしました。

(以上)

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