鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(令和4年1月21日(金曜)9時37分~9時41分)

【質疑応答】

問)

新型コロナのオミクロン株の感染拡大の関連でお聞きします。まん延防止等重点措置の対象に今日から13都県が追加され、16都県に対象が拡大しています。個人消費など1~3月期の日本経済への影響も懸念される状況となっています。感染拡大防止や医療提供体制の確保、また景気下支えの観点からも新型コロナ対策に必要な予算を手当てしたとしている3年度補正予算の活用が重要な、必要となるかと思いますが、昨年度は補正予算で予算規模が拡大した一方で多額の繰り越しも問題となりました。コロナ対策関連予算の早期執行について現時点で大臣としてどのような対応が必要と考えるかお聞かせください。

答)

令和3年度補正予算におきまして、新型コロナウイルス感染拡大防止等の観点から、病床の確保や医療人材の確保に要する、十分な規模の緊急包括支援交付金、それから治療薬について、承認された経口治療薬等の国による買い上げ費用、また飲食店向けの時短要請協力金など20兆円規模の予算を確保しておりまして、「オミクロン株」感染拡大に対して、これらの予算を活用して対応をしてまいります。これらの措置を含めた令和3年度補正予算の執行についてでありますが、各省庁にこれはわたるものでございますので、各省庁において早期に執行に努めていただきたいと思っております。一方で、早期の執行を急ぐあまり、内容の精査なく支出を行うことは適切ではないと思っております。財務省としては、執行を担う各省庁とよく連携をして、事業の状況等を確認しながら予算の効果的・効率的な執行を促してまいりたいと思っております。それから昨年度の繰り越しについてのご質問もございましたが、これまで措置してきた新型コロナ対策につきましては、感染の影響が不明なため、万全な対応を期すため、切れ目ない支援を行うべく十分な予算を措置したこと、コロナ関係の事業の中には地方自治体や事業者等からの申請を受けて支出するものも多いことなどの事情もありまして、予定した年度内の支出に至らなかったものもありますけれども、令和3年度へ繰り越された予算につきましては、一部を除きまして、おおむね着実に執行が進んでいると承知をしているところであります。

(以上)

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