鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣ぶら下がり記者会見の概要

(令和4年7月8日(金曜)18時09分~18時15分)

【質疑応答】

問)

安倍元総理がご逝去されました。大臣としてのコメントと併せて政治家としてのコメント、その2点お願いいたします。

答)

何とか一命をとりとめていただきたい、回復していただきたい、そういうふうに願っておりましたが、残念ながらお亡くなりになられまして、痛恨の極みであります。心からご冥福をお祈り申し上げたいと、そしてご遺族に心からお悔やみを申し上げたいと思います。
政治家としての立場で、安倍晋三先生を思いますと、やはり戦後最長の政権の座にあって、日本国のために大変大きな功績をされたと思います。経済におきましては、デフレからの脱却、経済再生、それを図るためにアベノミクスを展開され、効果も上げられてきたと思っています。そして外交におきましては、俯瞰する外交ということを言っておられましたけれども、基本的な価値観を共有する国々としっかり連携をしながら、様々な国際課題に取り組んでこられたと思います。殊にも自由で開かれたインド太平洋戦略、この枠組みはまさに日本発、安倍晋三発でありまして、こうした考え方が広く世界の中に広がっていった、恐らく日本でこういう枠組みを考え、それが一つの国際的な政治の枠組みになったというのは、あまりないんじゃないかと思っております。そういう意味で、こうした内政、外交、両面において、大変大きな日本国のために功績を残されたと、こういうふうに感じております。
個人的にも何となく反りが合うというんでしょうか、個人的にも仲よくさせていただいておりました。それは個人的な面ですが、また閣僚としても、オリンピック・パラリンピック担当大臣に2度取り立てていただき、その後自民党の総務会長にも任じていただきました。私が政治家として今ある中において、安倍総理から大変にご厚誼をいただいた、ご指導いただいたということがあるわけでありまして、その点については心から感謝をしているところでございます。本当に残念なことになってしまいました。改めてご冥福を心よりお祈りを申し上げたいと思います。

問)

改めて選挙中の言動を暴力によって封じられてしまって、またそのために亡くなってしまわれたということに対しての今、思い、受け止めを改めてお願いします。

答)
はっきり言ってショックの方が大きいですね。政治家というのは、やはり自分の思いというものを、これをしっかりと言わなければいけない。それを国民の皆さんから評価していただくということであります。やはりこういうような暴力があって、何か暴力に屈するような、何かそれによって自分の信条を発言することが萎縮をしてしまうというようなことがあれば、これはあってはいけない、まさに民主主義がおかしくなっていくんだと思います。そういう意味におきまして、こうした暴力によって言論を封殺する、そういう行為これは本当にあってはならないことだと、こういうふうに思います。今の日本でそんなことが起こったことが、全く信じたくない思いでいっぱいです。

 

(以上)

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