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鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣初閣議後記者会見の概要

(令和4年8月10日(水曜)20時09分~20時19分)

【冒頭発言】

この度、第二次岸田改造内閣におきまして財務大臣、金融担当大臣、デフレ脱却担当大臣を拝命し、引き続き務めることとなりました。記者クラブの皆様方にも引き続きお世話になりますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
総理からは、財政・金融全般にわたって指示を受けました。総理からの指示を踏まえまして、新型コロナへの対応と物価高騰対策に機動的に取り組みながら、我が国が直面する内外の重要課題への取組を進めるため、予算の中身を重点化するとともに歳出・歳入両面の改革を進め、経済再生と財政健全化の両立を図ってまいります。
また、金融面でも人的投資などの非財務情報の充実を含む企業開示ルールの整備や貯蓄から投資への流れを促す「資産所得倍増プラン」の策定などに取り組んでまいります。
また、旧統一教会との関係について、岸田総理から国民の皆様の疑念を払拭するため、個々の政治家としての責任において点検し、厳正に見直すよう、ご指示がございました。
私について申し上げれば、これまで申し上げているとおり、知り得る限り当該団体とは関係がないということをこの際改めて明確に申し上げておきたいと思います。

【質疑応答】

問)

総理の方から内閣改造によって難局突破、政策断行を図っていくというご発言があったかと思いますけれども、今後、年末の予算編成、いよいよ本格化するということと、場合によっては2次補正の編成ということも視野に入ってくると思いますけれども、改めまして今後の予算編成の考え方なんかを含めて、財務大臣であったり、あるいは金融担当大臣に再任されたということについて、抱負と意気込みというところをお伺いできればと思うんですけれども。

答)

総理も記者会見等で述べられておりますけれども、現在我が国は新型コロナへの対応、ロシアによるウクライナ侵略、これに起因する物価高騰をはじめ、戦後最大級の難局のさなかにあると言っていいんだと思います。足元の喫緊の課題であります新型コロナや物価高騰等に対しましては、午前中の記者会見でも申し上げましたが、まずは予備費を活用しながら切れ目のない対応を機動的に行っていくことが重要であると考えております。
また、来年度予算編成におきましては、我が国が直面する内外の重要課題への取組が本格化する中、厳しい編成となることが見込まれておりますが、予算の中身を大胆に重点化するなど、各省と議論して、質の高い予算をつくり上げていきたいと考えます。
同時に、足元の新型コロナへの対応等によりまして、我が国の財政がより一層厳しさを増していることを踏まえまして、次の世代に未来をつないでいくためにも経済・財政一体改革を通じて財政健全化にもしっかり取り組んでまいりたいと思います。
私の思いは以上でございますが、総理からのご指示を踏まえまして、引き続き財務大臣、金融担当大臣としてのその職責を果たしていきたいという決意を持っております。

問)

本日、財務省の方から発表されたいわゆる国の借金についてなんですけれども、人口で割ったときに1人当たり1,000万円を初めて超えた、なかなか大きな金額だなというふうに普通に受け止めるんですけれども、これに関して、今財政健全化についてもおっしゃられましたけれども、改めてコメントがあればお願いいたします。

答)

財政健全化の旗は骨太の方針2022の中にも掲げておりますが、その旗は下ろさずに、財政健全化にしっかり取り組んでいきたいと思っております。単純に人口で割ってこれだけだというのも、分かりやすいと言えば分かりやすいかもしれませんけれども、要はこれ以上この伸びをいかに抑えていくかということだと思います。2025年のPBの黒字化というのが財政健全化の一里塚であるというふうに認識しておりますので、大変道のりは厳しいかもしれませんが、その目標に向けてしっかり進めていくと、そして財政健全化を図っていくということだと思いまして、その努力をしっかりやってまいりたいと思います。

問)

統一教会の話で1点お伺いします。大臣、先程、知り得る限り、お昼のときにも記憶の限りではというような発言をされていますけれども、首相の方からは点検をして、そういうことがないようにというふうな指示があったと思うんですけれども、具体的に何か点検をされて、そういう中で関係がないというふうに、そのようにおっしゃっているということでよろしいんでしょうか。

答)

私の心の中でも、また記憶においても一切関わりがないということでありますので、特に何か政治資金の報告書を調べたとか、そういうことはしておりませんけれども、全く関わりは今まで持ったことがないという、そういう認識です。

問)

今後そういう支出の話とか、そういうところで点検されていくご予定というのはあるんでしょうか。

答)

何かそういうような心当たりがあればやりますけれども、全く記憶においても、それから今までの政治活動の中にあっても、そうした関わりを持ったという、そういう認識はございませんので、そのとおり申し上げているところです。

問)

先日の記者会見でも同じ質問があったんですが、終戦の日の靖国参拝は計画していないということだったんですが、その後ご予定に変わりはないか、一応確認させてください。

答)

その後、変更はございません。当日はご参拝する計画はございません。

問)

本日の再任の日と地元の大谷選手の104年ぶりの快挙が重なったわけなんですけれども、偶然の一致というか、縁を感じるわけなんですが、何かお気持ちなどありましたらお願いします。

答)

全国の野球ファン、それから大谷選手のファンの方々、とても喜んでいると思いますけれども、特に岩手の県民の皆さんは殊更、104年ぶりの記録でございますから大変喜んでいるんだと思います。私も岩手県民の1人としてとても嬉しく思います。ここ3試合ぐらい、たしか勝てずにいたわけで、いずれは10勝するんだろうと思いましたが、ちょっと時間がかかったなという感じもいたしますが、とにかくよかったと思いますし、大谷選手に心からお祝いを申し上げたいと思います。

(以上)

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