鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣ぶら下がり記者会見の概要

(令和4年8月23日(火曜)10時36分~10時40分)

【冒頭発言】

ただいま、他の関係閣僚と共に総理のもとに参集をいたしまして、ウクライナ情勢をめぐる我が国の対応について議論をいたしました。
ロシアによるウクライナへの侵略は、国際秩序の根幹を揺るがす行為でありまして、断じて許すことはできません。私からは、財務省がこれまで行ってきた累次の制裁措置、ウクライナ支援の状況及び今後の対応ぶりについてご説明いたしました。
その上で、総理から、G7と緊密に連携し、対露制裁を含む外交上の対応を継続すること、ウクライナ等への積極的な支援を継続することなどの指示がございました。
財務省といたしましては、総理の指示を受けまして、引き続き、G7をはじめとする国際社会と緊密に連携をして、適切に対処していきたいと思っております。

【質疑応答】

問)

これまで制裁を続けてきたんですけれども、ロシアの侵攻を止めれていないという現実もあると思うんですけれども、制裁の効果という部分についての認識というのは。

答)

制裁の効果は、私はあるんだと思います。特に我が省について言えば、ロシアに対する金融制裁、これはG7各国が緊密に連携して広範な措置を課してきたところでございまして、ロシア経済に打撃は与えていると思います。
それがただロシアの撤退とか侵略を思いとどまらせるとか、そこまでには至っていないということが現実だと思います。

問)

今後の対応についてご説明なさったということなんですが、今後の対応ということに関して何か具体的に変わったことはあるんでしょうか。

答)

新たな制裁措置とか、そういうものについては、今日は議論になりませんでした。今後の対応というのは、引き続き、G7をはじめ国際社会と連携してやっていくと。その中で出てくるというものだと思っています。

問)

欧米諸国と金融制裁をする中で、ロシア財務省は、人民元建ての国債の発行を検討するという報道も今日出ていましたが、そういう形で中国が抜け道となってしまっているような気もするんですが。

答)

人民元建ての国債についての情報は残念ながら持っていませんのでコメントできませんけれども、中国に限らず、制裁の抜け道になるところはやはりふさいでいかなければいけないというのが基本的な考え方であります。

問)

何か総理の方から今後の対応でのご指示、またサハリン2を巡って何か議論はございましたでしょうか。

答)

全体については官房長官からご説明が、記者会見もあると思いますので、私の方からは詳細については差し控えさせていただきたいと思います。

(以上)

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