鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣ぶら下がり記者会見の概要

(令和4年11月22日(火曜)18時54分~18時59分)

【冒頭発言】

本日開催されました政府・与党政策懇談会におきまして、総理から、防衛力の抜本的強化に向け関係大臣間で調整を加速するようにという発言がございました。それを受けまして、先程、防衛大臣と協議をしたところであります。
会議におきまして、私から今の大変厳しい我が国を取り巻く安全保障環境の中で防衛力の5年以内の抜本的強化を図っていく、これは我が国にとって極めて重要であるということをまず申し上げました。それが私の基本的な認識でございます。
その上で、次期中期防の内容について、実効性、それから実現可能性の観点から精査をしていく必要があること、それから防衛力の抜本的強化を前提に、必要となる国民負担はできるだけ小さくなることが望ましいと考えていることといった点を防衛大臣にお伝えいたしました。今後、防衛大臣とよく調整をしていきたいと、今後のことについても申し上げたところでございます。
防衛分野につきましては、年末に向けて新たな国家安全保障戦略等を策定して、これらを基に令和5年度予算を編成する過程において、防衛力強化の内容、規模、それから財源、これを一体的に検討するということにしておりまして、今後、防衛大臣と一層緊密に連携をして、そして重要なのは、やはり与党のご意見もしっかり聞かなければいけないということですので、与党のご意見も聞きながら調整を加速していきたいと思っております。

【質疑応答】

問)

大臣かねてから防衛省自身の自己改革とか合理化というお話をされていまして、今精査というお話もありましたが、具体的に何か防衛大臣に要望したことというのはあるんでしょうか、今日は。

答)

主に私からは、実効性、実現可能性、そうした観点からの精査が必要であるということを申し上げたところでございます。
また、歴史的ないわば転換点と言っていいところでありますので、そうした先程述べたいろいろな、今までの予算とかそういうものをきちっとやっていくということについては、レベルを上げてやっていただく必要があるのではないかということは申し上げました。

問)

もう1点、確認なんですが、今後も浜田大臣との協議は重ねていくということでよろしかったでしょうか。

答)

まだ具体的な日取り等はもちろんないですが、必要があればまたお会いすることになるのかもしれないと思っています。

問)

国民負担は最小限にというのは大事なことだと思うんですけれども、そのことについて浜田大臣からの何かコメントはありましたか。

答)

ございません。私も総論として、基本的な考え方を3点申し上げたうちの1つとして申し上げたところでありまして、今日そういうことについて議論になったかというと、なりませんでした。いずれにしても総理がおっしゃっているとおり、年末に向けて一体的に決めていくということになるんだと思います。

問)

中期防の額についてはどういったスケジュール感で話を進めていくのでしょうか。

答)

総理からは年末までに我が国の防衛力を5年以内に抜本的に強化するために必要となる防衛力の内容、そのための予算規模の把握及び財源の確保について一体的に検討を進め、結論を出す必要があるということでありまして、まさに防衛力の内容というようなところに中期防のことも含まれるんだと思います。年末までにということでありますので、それに間に合うようにしっかり作業を進めなければいけないんだと思っています。

(以上)

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