鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣ぶら下がり記者会見の概要

(令和4年12月22日(木曜)22時34分~22時39分)

【冒頭発言】

本日、オンラインでG7財務大臣・中央銀行総裁会議が開催され、ウクライナのマルチェンコ財務大臣の参加を得て、ウクライナ支援について議論をいたしました。
私からは、先日、岸田総理が表明されたとおり、現物による越冬支援を含め、ウクライナ及び周辺国向けに約5億ドルのグラント支援を決定したことを紹介いたしました。
さらに、2023年においても、ウクライナの財政資金ニーズに対応するため、日本として引き続き支援する用意があることを申し上げました。
各国からもウクライナへの支援の継続に強い支持が表明され、G7が結束をして対応することに合意したところであります。
また、本日は、ドイツ議長下で最後の会議であったことから、私から、来年の議長国として財務トラックで取り組む予定の優先課題として、3つの柱を表明いたしました。
第1に、喫緊の課題への対応です。ウクライナ支援やロシアへの圧力に加え、エネルギー・食料不安や債務問題等の世界経済が直面する困難に協調して対処していきます。
第2に、世界経済の強靱化です。気候変動、国際保健、経済安全保障、金融デジタル化、国際課税等の分野で取組を進めます。
第3に、多様な価値を踏まえた経済政策です。デジタル化等の経済社会構造の大変容を踏まえまして、今後の経済政策の在り方について率直な意見交換を行います、ということを私から申し述べたところであります。
G7議長として、各国と一層緊密に連携しまして、よりよい将来に向けて議長国としての責任を果たしていきたいと思っています。

【質疑応答】

問)

今日のウクライナ支援なんですけれども、これまでG7各国で協調してとってきた経済制裁とか、この効果とかその辺の継続性みたいなところの確認はあったんでしょうか。

答)

今日は、主に2023年に向けて、各国がこういうようなものを用意しているということ、またこういうことを考えていきたいというような各国の立場からの表明があったということで、日本からも十分支援を継続する用意があるという旨を発言させていただいたところです。

問)

関連してなんですけれども、日本からも支援、岸田総理が表明された支援の紹介があったように、各国もそういう同じような各国で行っていることの紹介があったということですか。

答)

そうです。

問)

各国の利上げを含めた金融政策だとか為替だとか、そういったあたりの意見交換というのは今日あったんでしょうか。

答)

今日はありませんでした。

問)

今日はウクライナの関係についての議論だったということでしょうか。

答)

そうです。

問)

日本からの次期議長国としての方針ですとか、そういったことをお話しされたことについて、各国の受け止めはどんなふうに感じられますでしょうか。

答)

特に、私の方から、先程申し上げた3本柱を中心にお話をして、それから日銀総裁からも、日銀総裁としての立場からの発言がありましたけれども、それに対して、各国から例えばこういうことを追加したらいいんじゃないかとか、こうじゃないかとか、そういうふうなコメントは一切ありませんでした。

(以上)

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