鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要
(令和5年1月31日(火曜)8時40分~8時43分)
【質疑応答】
- 問)
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政府と日本銀行の共同声明について伺います。政府は、共同声明に沿って、物価安定のもとでの持続的な経済成長の実現に向けて日銀と連携する立場だというふうに理解していますが、今後、この共同声明の在り方について議論する予定はありますでしょうか。併せて共同声明に関して、昨日に令和臨調が政府・日銀の目標として賃金上昇の明記や2%の物価目標を長期的な目標に据えることを提案していますが、これに対する受け止めをお願いいたします。
- 答)
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まず令和臨調のことですけれども、令和臨調より、政府・日銀の連携によって、生産性向上、賃金上昇、安定的な物価上昇が起こる持続的な経済成長が実現するための環境をつくること、2%の物価安定目標を長期的な目標と新たに位置づけることなどが提言されたということは承知をしているところであります。
一方で、令和臨調の提言では、賃金上昇そのものを目標にすべきという記述があるわけではありません。政府・日銀の連携によって、生産性向上、賃金上昇、安定的な物価上昇が起こる持続的な経済成長が実現するための環境を作ることなどが提言をされているという理解をしております。
その上で、賃金上昇の重要性につきましては、政府・日銀とも十分認識をしているところでありまして、そのために共同声明を見直すとの提言については、とりわけ新しい日銀総裁が決まっていない現時点において、見直しの是非について言及することはまだ時期尚早なのではないかと、そのように考えております。
- 問)
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岸田総理大臣が今月9日から15日まで欧米5カ国を歴訪した後、岸田総理からお土産をもらいましたでしょうか。また、もらった場合は何だったのでしょうか、お願いします。
- 答)
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正直申し上げまして、お土産はまとめて家に持ってくるものですから、もらったかどうか、まだ確認をしておりません。
いずれにいたしましても、具体的な中身についてはプライベートに関わることでありますので、お答えは差し控えさせていただきたいと思います。
(以上)