鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(令和5年5月16日(火曜)8時46分~8時48分)

【質疑応答】

問)

先般、新潟でのG7財務相・中央銀行総裁会議では、ロシアの経済制裁に関する抜け穴を防ぐ措置についても合意をされたと思います。詳細は今後かと思いますが、どのような考え方で進められていくのでしょうか。例えば日本では水産物について国内産業への影響が大きいとして輸入を禁止はしていないと思います。そういったことも変更される可能性があるでしょうか。

答)

ご指摘のように対ロ制裁について、我が国は、G7を始めとする国際社会と緊密に連携し、ロシアの個人・団体等に対する資産凍結、銀行の資産凍結等の金融面での制裁、輸出入禁止措置などの厳しい措置を迅速に実施しているところです。
こうした我が国を含む各国の制裁措置は一定の効果を上げていると考えておりますけれども、制裁が一層効果的なものとなるためには、第三国経由の制裁回避など、制裁の効果を損なうことがないように努力していくことが重要であると考えています。
今般のG7では、こうした観点から、特に制裁の迂回対策について議論をし、関連情報などの共有を通じて、引き続き、制裁措置を回避し、損なうようなあらゆる試みに対抗することに合意したところです。
更なる対応につきましては、予断を持って申し上げることは控えますけれども、日本としても、引き続き、制裁の実効性をさらに高めるべく、G7を始めとする国際社会と連携して適切に対応してまいりたいと考えております。
また、水産物など個別品目の輸入への対応につきましては、水産庁など所管省庁にお尋ねをいただければと思います。

(以上)

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