鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(令和5年7月11日(火曜)11時02分~11時06分)

【質疑応答】

問)

今週後半に開催されるG20財務大臣・中央銀行総裁会議では、ウクライナ侵略による世界経済への影響や米欧の金利上昇、途上国の債務問題など様々な議題があるかと思います。会議ではどういった議論や成果を期待されるか、大臣のご所見をお願いします。また、G20に合わせてG7を開催することになるのか、開催する場合はそちらで期待する議論や成果についても教えてください。

答)

17日、それから18日のG20財務大臣・中央銀行総裁会議につきましては、現時点で議長国のインドから具体的なアジェンダが公表されているわけではありませんけれども、経済・金融市場の動向、ロシアによるウクライナ侵略の長期化に伴うインフレや食料・エネルギー不安、債務問題等に直面する途上国への支援をはじめとする世界経済の諸課題について議論がなされるものと、そのように認識をしております。
そして、G7財務大臣・中央銀行総裁会議につきましても開催する方向で調整をしているところでありますが、具体的な日程やアジェンダにつきましては、後日、次の閣議後記者会見でご説明させていただきたいと考えております。

問)

今お話しになったG20での議題に関連して、途上国の債務問題についてですけれども、日本も主要な債権国の1つとしてインドなどと債権国会合を発足させて、先日会合が開かれたかと思いますが、これについて、今後の議論の進展についてはどのように御覧になっていますでしょうか。

答)

G20の会合でどういう議論になるのか、それは分かりません。議長国のいろいろな意向もあるんだと思いますが、ただ、債務再編の問題については、日本としては多くの途上国についてG20で決められております共通枠組、それに基づいてやると。共通枠組の外側におります中進国、スリランカにおきましては、日本、インド、そしてフランスが中心となった枠組もつくって、既に会合も1回目を行ったところであります。
そうしたような姿勢の中で、とにかく情報を透明化して、MDBsなどとともにその情報を共有していくということが重要だという、そういう基本的な考えでこの債務再編問題には臨んでいるところです。
ただ、G20で具体的にどういうような議論が展開されるか、それは今ここではっきり明確なことを私から申し上げることはできないということでございます。

(以上)

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