鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要
(令和5年7月21日(金曜)11時02分~11時09分)
【質疑応答】
- 問)
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19日、財務省が与党に来年度予算の概算要求の基準の案を示したかと思うんですけれども、その中で、少子化と物価について事項要求を認めるという方針だったかと思います。事項要求ですと柔軟に予算の振り向けができるというメリットもあるかもしれませんけれども、一方で、歳出の膨張につながるという指摘もありまして、この概算要求基準の案について大臣のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。
- 答)
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令和6年度予算の概算要求基準につきましては、今、担当部局におきまして調整を進めている段階でありまして、月内に取りまとめられるように努力をしているところでございます。したがいまして、現時点で具体的な内容についてお話しすることはできないわけでございます。
その上で、概算要求基準については、これを設けることによって、要求段階から、各省庁において、施策の優先順位の洗い直しを行っていただき、予算の中身の大胆な重点化を促す効果を期待できるものと考えております。
また、概算要求基準は、あくまで各省庁からの要求・要望に関する方針を定めるものでありまして、歳出規模を含めまして、最終的な予算の姿は、関係省庁と議論をしつつ、財務省における査定を経て決定されるものであります。したがって、事項要求が増えるということによって、それが必ずしも予算の膨張につながるわけではない、財務省においてしっかりと査定をさせていただくということでございます。
いずれにいたしましても、令和6年度概算要求基準の具体的な内容につきましては、取りまとまり次第、改めて皆様方にご説明を申し上げたいと考えております。
- 問)
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ビッグモーターの不正請求事案についてお伺いします。この件について、現状ですが、金融庁は損害保険会社側の責任をどのように考えて、今後どう対応されるお考えでしょうか。また、不正が明らかになった修理部門では損保会社側の出向者を受け入れていたとの一部報道がありますけれども、金融庁としてこの件について把握されていますでしょうか。対応も併せてお聞かせください。
- 答)
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金融庁としては、ビッグモーターが保険業法上の保険代理店として保険募集を行っているということから、事実関係の確認を進めておりますが、保険契約者保護に欠ける悪質な問題が認められた場合、これについては法令に基づきまして、適切に対応をさせていただきたいと、このように思っております。
損害保険会社から出向者を受け入れていたという報道は承知しておりますが、現時点では、今、事実関係の確認を進めている段階でありますので、予断を持って申し上げることができないということをご理解いただきたいと思います。
ここから先は私の私見ですけれども、私もテレビで報道を見まして、本当にこんなことがあるのかと我が目を疑うような状況で、報道が事実であれば、これは許されないことであると、そのように思います。多くの国民の皆さんは、よく愛車、車を愛する、そういう気持ちを持っている人もたくさんいて、もし自分の車にああいうような行為が行われていた、あの報道が事実であれば、これは非常に不愉快なことであると思います。そういう国民感情にもしっかり配慮して、そして不適切な保険契約者保護に欠けるような悪質な問題、そういうのが認められた場合、これについては法令に基づいて適切に対応したいと、このように思います。
- 問)
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悪質な問題が認められるかどうかのところで、例えば立ち入り調査とか、そういったところも視野に入れてということでよろしいでしょうか。
- 答)
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今、まずはこの事実関係の調査をしているという、確認を進めている段階でありますので、その先のことは、今ここで予断を持って申し上げることはできません。
- 問)
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先程に続いてなんですけれども、ビッグモーターについてはある程度の責任があるのではないかということは分かりますが、これだけ不適切な事案が頻発しているということになりますと、損害保険会社の対応についても課題が残るのではないかと思います。この点についてどうお考えでしょうか。それと、先程のところで事実関係を調査しているということでしたけれども、これはヒアリングを当事者から行っているということでよろしいでしょうか。
- 答)
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まず、初めの損保側の責任という点につきましては、これは事実関係の確認を進めている段階でございますので、まだここで確定したことの事実に基づいたお答えということ、これはできないということで、予断を持って申し上げることはできないということをご理解いただきたいと思います。
繰り返しになって恐縮ですが、金融庁としては、ビッグモーターが保険業法上の保険代理店として保険募集も行っているわけでありますので、事実関係の確認を進めているところであります。もしも、その事実関係の確認の中で、保険契約者保護に欠ける悪質な問題、これが認められた場合には、法令に基づいて適切に対応してまいりたいと思います。
そして、2番目の点で、どのように事実関係の確認を進めているのかと、こういうことでありますが、これについては、今、まだ作業の途中でございます。いろいろなところからの情報というものもいただきながら事実関係の確認を進めているということであると、そのようにご理解をいただきたいと思います。
(以上)