鈴木内閣府特命担当大臣ぶら下がり記者会見の概要
(令和6年6月24日(月曜)17時26分~17時28分)
【質疑応答】
- 問)
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本日、金融庁は、三菱フィナンシャル・グループ及び傘下の3社に業務改善命令や報告徴求命令を発出しましたが、大臣の所感と今後の対応方針をお願いします。
- 答)
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ご指摘のように本日、証券取引等監視委員会の勧告を踏まえまして、三菱UFJ銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券の3社に対しまして、金融商品取引法に基づいて、経営陣を含む責任の所在の明確化、銀証連携に係る法令等遵守態勢等を含む内部管理態勢の強化等を求める業務改善命令を発出いたしました。
また、それとは別に、同時にですね、三菱UFJ銀行においては、銀行法の観点からも検査を通じて経営管理態勢及び内部管理態勢が不十分であることが確認をされたこと、さらに、持株会社であります三菱UFJフィナンシャル・グループにおいては、グループ内の銀証連携に係る事案で一連の不適切な事案が発生したこと、これを踏まえまして、銀行法に基づき、両社に対し実効性ある改善対応策等について報告を求めました。
我が国を代表する金融グループにおいて、グループ内の銀行や証券会社間で、顧客情報の不適切な授受等が行われていたこと、これは法律が禁じていることでありますから、大変に遺憾なことであります。
三菱UFJフィナンシャル・グループにおいては、グループ全体として、本件を重く受け止めて、こうした事態が二度と発生をすることが無いよう、とにかく我が国を代表する金融グループでありますから、改めて、経営管理態勢等の強化を含め、抜本的な改善対応に取り組んでもらいたいと考えております。
金融庁といたしましても、各社において、業務改善の実施状況等について、しっかりとフォローアップをしていきたいと考えております。
(以上)