加藤財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(令和6年10月11日(金曜)11時10分~11時15分)

【冒頭発言】

2点ございます。まず能登地域の地震・豪雨による被害からの復旧復興のため、本日、総額509億円の予備費の使用を閣議決定いたしました。併せて衆議院総選挙などの必要経費として816億円の予備費の使用を閣議決定いたしました。
政府としては、引き続き被災者の方々の声に寄り添いながら、政府一丸となって、被災地の復旧と創造的復興を一層加速していきたいと考えております。  
2点目でありますが、同じく今朝の閣議において、ワシントンD.C.で開催されるIMF・世銀年次総会、G20・G7財務大臣・中央銀行総裁会議などに出席するため、23日から27日の間、私が海外出張することについて了解がなされました。
今回の会議を通じて、各国財務大臣などと関係構築を行いながら、世界経済・金融の諸課題について、しっかりと議論をしていきたいと考えております。

【質疑応答】

問)

衆議院が解散されましたが、大臣は選挙の争点は何だとお考えでしょうか。また期間中はどのような日程で選挙に臨まれるご予定でしょうか。

答)

一昨日、総理が衆議院解散後の記者会見で、国民の納得と共感なくして政治を前に進めることはできないとされた上で、国民に信を問い、その信任を得て、新政権の掲げる政策に力強い後押しをお願いしたいと言われたところでありますが、私も同じ思いであります。選挙を通じてそうした審判を仰ぐとともに、また様々な国民の皆様の声を聞く、こうした大変貴重な機会だというようにも思っております。
その上で私の予定でありますが、先程申し上げたIMF・世銀総会等への出席のための海外日程が入っておりますが、こうした公務をしっかりと行った上で、日本にいる間は公務に支障のない範囲で、自らの選挙区のみならず、各地の応援演説なども行っていきたいと考えています。

問)

17日から靖国神社で例祭が開催される予定ですけれども、期間中に参拝されたり供物の奉納をされたりといったお考えはありますでしょうか。

答)

これまでも会見でたびたびお聞きをいただきましたが、それについて一切お答えしたことはございません。

問)

大臣の地元の岡山県は区割り変更の影響で、大臣が出馬される新3区はかなり広い面積になったかと思います。これまでと勝手が違う選挙戦も予想されると思うのですが、選挙戦と国際会議への出張をどのようにバランスをとっていかれるのか、このあたりを改めてお願いします。

答)

基本はまず公務優先で考えていきたいと思っています。その上で、私にとって新たな選挙区になるところもございますから、そういった意味では、まさに新人候補と言ってもいいのだろうと思います。そういった思いでこれまでもいろいろな講演会活動に取り組んできたところではありますが、今回選挙ということになれば、そのような思いで私自身、また事務所を挙げて取り組んでいきたいと思っています。ただ、物理的な時間の制約はかなりあるということは認識しています。

問)

半導体のラピダスに関連して、政府の資金で建設した工場と会社の株式を交換する形を案に出資を検討しているとの一部報道がありました。
その検討状況について事実関係をお伺いするとともに、事実であれば、その狙いについてお聞かせください。

答)

そうした報道があったことは承知をしておりますが、ラピダスに対する具体的な支援方法については、何も決まっていないと承知をしております。
骨太2024を読み上げますと、次世代半導体の量産などに向けた必要な法制上の措置を検討するとともに、必要な出融資の活用拡大など支援手法の多様化の検討を進めるとされております。当該方針に沿って、引き続き必要な検討が進められているものと承知をしています。

(以上)

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