加藤財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要
(令和6年12月17日(火曜)8時32分~8時35分)
【質疑応答】
- 問)
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三菱UFJ銀行の行員による貸金庫の窃盗問題に関してです。同行が昨日記者会見を行いまして、事案について陳謝しました。頭取が役員の処分を検討する旨公表しておりますが、監督官庁としまして同行に対してどういった対応を期待されるか、求めることはありますでしょうか。
- 答)
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先日も申し上げましたけれども、顧客の皆様からの信頼、これは預金や財産を預かる銀行業務を行う上で大切なことであります。そういった意味で、三菱UFJ銀行において発生した今回の事案、これは大変遺憾なことだと考えています。
同行においては、今回の事案を深刻に受け止めた上で、被害に遭われた方に真摯に対応するとともに、事実関係の全容を解明し、それを踏まえた原因究明、再発防止を講じることが重要と考えております。
このため昨日、金融庁として同行に対し、被害顧客への対応状況、今回の事案の発生原因分析、また今後の再発防止策などについて、銀行法に基づき報告を求めております。同行において、より適切な対応が取られるかどうかについては、しっかり確認してまいりたいと考えております。
- 問)
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同じ案件ですけれども、貸金庫で例えばマネーロンダリングですとか、脱税ですとか、こういったものに使われてしまう可能性がある中で、貸金庫ビジネス自体を今後どのように改善していくべきか、大臣のお考えを聞かせてください。
- 答)
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今回の議論はむしろ管理の問題だろうと思いますから、そういった意味で管理をしっかりやっていただくという方向で取り組んでいただきたいというように思います。
今のマネロン云々の話については、必ずしも私自身、貸金庫業とリンクした形でどういったことが行われているか承知をしておりませんので、ここではお答えを控えさせていただきたいと思います。
(以上)