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加藤財務大臣兼内閣府特命担当大臣ぶら下がり記者会見の概要

(令和7年6月11日(水曜)12時12分~12時21分)

【冒頭発言】

森友学園事案に係るご遺族の開示請求について、本日2回目の開示として、既に開示している改ざんの経緯を取りまとめたいわゆる赤木ファイルを含め、赤木俊夫氏が当時携わっていた業務に関連するメール、応接録、参考にしていた資料などを、手元で取りまとめていたと思われる文書の、計9,000ページ弱をご遺族に手交させていただきました。
今回開示する文書の中には、赤木氏が、会計検査院とのやりとりやその他の業務について自筆で記録を残していたと思われるノートがあり、その写しも開示をいたしました。
なお、前回4月に開示した文書について欠落していると思われる文書74件のうち、10件が今回の開示文書に含まれております。
今後の開示については、まず8月を目途に赤木さん以外の担当者の手控えの一部を開示いたします。その後、赤木さん以外の担当者の手控えの残り、担当者が使用していた電子データの写しや当時行政文書として管理されていた文書などを2か月程度ごとに開示し、主要な文書の開示については来年3月までを目途に終わらせるよう作業を進めております。それ以外の文書については、主要な文書の開示を終えてから作業を進め、来年の夏を目途に開示を終えることを目指しております。
引き続き、少しでもご遺族のお気持ちに寄り添えるよう、誠意を持って丁寧な説明に努めるとともに、鋭意作業に取り組んでまいります。
また、今回の開示とは別の話にはなりますが、今回の開示作業の中で本件とは別途、過去になされた情報公開請求に関する平成29年3月の決裁文書の参考資料を決裁後に差し替えていたこと、当時、決裁文書へのその後の情報公開請求に対して、電子保存されていた決裁文書を提出したこと、今回の開示作業において、紙保存されているものには差し替え前の文書も添付されていたことが判明したことから、開示された文書に不足があったことが確認されました。
本件については、当該決裁文書の請求者に対し、追加的な開示を行っていきたいと考えています。

【質疑応答】

問)

今のご説明に関して何点かお伺いします。まずご遺族に手交されたということですが、これは大臣が自ら手交されたということでしょうか。

答)

事務のスタッフのほうから、今日おいでになられたご遺族の方にお渡しをさせていただいたと承知をしています。

問)

今回、4月に欠落していた10件が含まれるということですけれども、この10件はどうして4月の段階では欠落していたのか、この辺りについての説明をお願いできますか。

答)

4月の段階ではいわゆるファイルとして提出をさせていただいた。それについて開示をさせていただいたということでございます。したがって、そのファイルの中にはそれが入っていなかった。今回、それ以外の資料、赤木さんに関する今回開示させていただいた資料の中に10件ですかね、新たなものが入っていたということであります。

問)

最後にご説明いただいた平成29年の関連の資料ですけれども、こちらはご遺族が今回開示の対象としていた検察に出した文書とは別に、新たに見つかった文書を開示していくということなのでしょうか。

答)

あくまでも今回、検察に提出した文書の中を、前回申し上げたように逐次開示作業を進めて開示させていただきました。
第1回においてはファイルについて、今回は赤木さんに関わる資料について、そして今後については先程申し上げたようなスケジュールでやっていく、そのプロセスの中で、今申し上げた74件の4月に開示したファイルの中において欠落していたもののうち、10件が今回の開示した中に含まれているということでありまして、その内訳について申し上げさせていただきますと、7件が既に平成30年5月に財務省ホームページで公表していたもの、残りの3件のうち1件は別途の開示請求で開示していたもの、2件はこれまで公表も開示もされていなかったものという整理になります。

問)

質問は今回判明した平成29年の関連の資料についてです。

答)

失礼しました。今回判明した資料については、まさに一連の開示作業を行う中で、そうしたことを我々が認識をし、そしてそれに基づいて改めて資料を確認したところ、先程申し上げたとおりのことが確認されましたので、それを申し上げました。そして、これは別途の話ですが、別途開示請求された方に対しては、後日追加的な開示を行っていきたいというように考えています。

問)

冒頭のご説明の一番最後のところ、本件とは別途の開示請求のところなのですけれども、別途の開示請求で参考資料を差し替えていたというご説明だったと思うのですけれども、どのような資料がどのように差し替えられたのかというのを伺ってよろしいでしょうか。

答)

そこについては、どのような資料というのは参考資料でありまして、それを差し替えていたということであります。それに対しては開示請求をされていた方に、今後お示しをさせていただきたいと思っています。
また、まさに先程申し上げました今回の赤木さんに関する資料の開示の作業の中で判明しておりますので、その判明のきっかけになったものは、今回ご遺族の方にお渡しをした中にあるということでありますし、この後逐次、手続として、まず今回ご遺族に提供させていただき、この後国会にご報告させていただくという中で、その点も明らかになってくるものと思います。

問)

今回開示したものは、全て赤木俊夫さんが残されていたものという認識でよろしいですか。

答)

まさにそうだと思われる、今私の立場では思われる文書ということであります。

問)

思われるということの言葉のニュアンスとしては、どうしてなのでしょうか。なぜ「と思われる」という言葉がつくのでしょうか。「と思われる」ことの意味を伺いたいのですが。

答)

それは、詳細は確認していただきたいと思いますけれども、これがそうだと確認できているわけではなくて、お出しした資料の中で峻別して、これはそういうことなのだろうなという分別をした結果のものということであります。

(以上)

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