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加藤財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(令和7年9月30日(火曜)10時41分~10時48分)

【質疑応答】

問)

森友学園問題をめぐる関連文書の開示について伺います。8月に実施された3回目の開示に続き、10月をメドに4回目の関連文書の開示が予定されているかと思います。今週で10月を迎えますが開示作業の進捗状況や開示時期の見通しがあれば教えてください。また今回は担当者の手控えの残りなどについて開示を予定しているとのことでしたが、具体的にどのような内容の文書が含まれる見通しなのかについても併せて教えてください。

答)

まず森友学園事案に関するご遺族への文書開示につきましては、8月の開示の際に申し上げましたように10月を目途に、8月の第3回にて開示した赤木氏以外の担当者が取りまとめたと思われる文書の残余に加えて準備ができたものを開示することとしています。現時点で10月を目途という以上に具体的な開示日程をお答えできる段階にはありませんが、鋭意それに向けて準備を進めさせていただいております。また具体的な文書の内容については、これまでもそうさせていただいていましたが、ご遺族への手交後にご説明をさせていただいておりますので、今回もそうした形で対応させていただければと思っております。

問)

今週末の自民党総裁選に関連してお尋ねします。改めて加藤大臣が支援されている小泉候補への期待についてお聞かせください。小泉候補、党内の一致結束・団結というようなことをずっと掲げていらっしゃいますけれども、小泉さんが総裁になった場合は党の一致結束とか団結というのが実現できるとお考えでしょうか。

答)

ここは大臣としての会見の場ではありますが、ご質問なのでお答えさせていただきたいと思います。候補が申し上げていますように、やはりこれまでの衆議院・参議院選挙、そうした中で大変自民党に対して厳しい結果が出てきている、そうしたことを踏まえて、国民の皆さんの声にしっかりと向き合っていく、そしてその声を具体的に実現していく、そのことの重要性、そのためにも党が一体となって、そして自公のみならず野党とも十分話し合いをしながら具体的な政策、そして特にこれまで約束をしてきたことはしっかり守っていく、こういったことを進めていきたいということを申し上げてきたところでありますので、まさにそうしたことを通じて今の物価高を含めた1つ1つの課題にしっかり答えを出していきたい、そういった意味において私は応援をさせていただいているところであります。

問)

小泉候補ならそれができるということでしょうか。

答)

まさに本人がそう申し上げておりますように、それを具体的に実行し得る、そうしたこれまでの取組、また総裁選における本人からの主張、そういったことを踏まえて十分に実行、実現でき得ると考えています。

問)

自民党総裁選で暫定税率廃止に反対する候補者がいない中で税率廃止のプロセスについてお伺いします。野党の法案は11月1日の廃止を目指す一方で、加藤大臣をはじめとして代替財源の確保が不可欠という声も根強いわけですが、大臣にお伺いしたいのは2つ、与党税制改正プロセスとは違った合意形成の在り方が必要か否か、それから財源確保には新たな税収の道を探らざるを得ないのか、この辺ご所感をお願いいたします。

答)

いわゆるガソリンの暫定税率については7月30日の与野党合意を踏まえて与野党間の実務者間で協議が行われていると承知をしておりますので、そういった意味では通常の与党税制改正のプロセスとは違うトラックで進んでいるものと認識をしております。その上で廃止に当たっては、これまで何度も申し上げておりますが、インフラ整備や維持管理費の負担の在り方、また安定的な財源の確保、さらに円滑な施行を実現するための具体的な方法などの諸課題を解決していく必要があると考えております。ご指摘の財源確保策も含めて、こうした課題について現在与野党協議の中で具体的な議論がなされているものと承知をしておりますので、今後政党間における議論の結果、これをしっかり踏まえて政府として適切に対応していきたい、これは従前から申し上げておりますけれども、その姿勢で臨んでいきたいと考えています。

問)

11月1日の廃止実現というのは可能だと考えていますか。

答)

時期について、まさにそうしたことも念頭に置きながら、今与野党間で議論されていると思いますので、私の方からその具体的な時期について言及するのは控えたいと思います。

問)

総裁選の話題の関連で1点お伺いさせてください。候補者の1人の高市氏が財政健全化の指標として政府が従来用いている債務残高ではなく資産を引いた純債務残高で見る方がより実態に近いんじゃないかというような持論を展開されていますが、それについて加藤大臣のお考えを聞かせていただければと思います。

答)

各候補者の具体的な発言について、この場で私が申し上げるのは適切ではないと思いますが、我が国の財政事情を考えるに当たっては、いろいろな指標があることはそのとおりだと思います。そうした点も踏まえながら、私どもとしては財政の健全化と経済の再生、この両方をしっかり実現していきたいということを従前から申し上げております。

(以上)

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