柳澤金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成13年10月9日(火)8時48分~8時51分)

【閣議案件等】

閣議は平成14年度一般会計概算要求額について、それからG7、それから総理の中国訪問、それから最近の大気汚染についてということで、関係閣僚から主として報告がありました。

閣僚懇に行きまして、テロ資金供与の防止条約について、私からも関係省庁が協力して早く署名し、早く批准をするということが大事ではないかということを言っておきました。以上です。

【質疑応答】

問)

先週のG7と、昨日の緊急対応措置を踏まえまして、テロ資金供与の防止と、それから金融市場の動向のウォッチというのが入っていますけれども、具体的に今日以降大臣としてどういうことを方針として取り組まれるかご説明をお願いします。

答)

これはまず、テロ資金の問題については、今活用できるのはマネーローンダリングの組織犯罪処罰法ですね。これについては27日にタリバーン関係者等の者の口座がある場合には、これはもう国連決議でそれが犯罪による収益であるという疑いがあるから、全部報告をするようにという措置を取ったわけですね。そして、かなり迅速な反応と言うか、対応が見られるということで、これをさらに続けて行くということになろうかと、こういうふうに思います。

それから市場の問題については、これは特に資金市場は日本銀行が第一戦でやってくれておりまして、それと十分連携をとりながら、我々もまた責任において、これを十分監視して行って、資金の疎通に遺漏なきを期すると、こういうことですね。

それから株式市場については、各国とも平常の場を開いておりますし、相場もまあまあの反応ということでありますので、我が国においても他と同じ様に平常通りの開場をし、取引をしていただくと、こういうことになろうと、このように申し上げます。

(以上)

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