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- 平成13年7月~12月
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柳澤金融担当大臣閣議後記者会見の概要
(平成13年10月23日(火)8時49分~8時53分)
【質疑応答】
- 問)
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金融庁が今、金融機関に対して自力調達ということを求めていると思うのですが、なかなかマーケットの信認等を得られていないのが実情だと思われます。それで、健全化計画を見直したばかりですが、改めて健全化計画について実行のスピードを上げるとか、前倒しするといったようなことを銀行に対して伝えるようなことを考えてございますでしょうか。
- 答)
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別段そういうことではなくて、これはもう何と言うか、随分早くからの話でして、そういう地合いを作った上でそういうことを考えるということを当然念頭に置いてやらなくてはいけないのではないかと、こういうことですね。当たり前のことを当たり前に言っていたと、早期是正措置の気持と言うか精神というのはそういうものでしょうから、別に早期是正措置のカテゴリーに入らなくても同じようなことでやって良いわけなので、まあそういうことを言っているわけですね。
- 問)
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先週、信金、信用組合の破綻等があったのですが、これも含めてペイオフの解禁について財界の一部で再延期というような話も出ているのですが、それについてどう思うか。また、地方銀行及び地域金融機関のペイオフへの準備状況についてどう思われているかお願いします。
- 答)
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信金、信組の中にはですね、一斉検査の一巡が済んだのですけれども、加えて時価会計の導入というのがありますから、そういうものを展望した時に、何と申しますか、右左決断をしておかなければならない、ペイオフ解禁までにね。そういうことを考えていろいろとヒアリング等を行っていると、こういうことかと思います。
だからそれは、ペイオフ解禁が前提になった行政の側からすれば準備作業ということが進捗しているということになります。
(以上)