柳澤金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成14年5月7日(火)8時49分~8時54分)

【閣議案件等】

本日は、海外出張の報告が出張した閣僚からございました。私からも、私自身の香港、シンガポールへの出張の報告をしておきました。それから自動車検査独立行政法人の長につきまして、国土交通省の方から人事の発表がありました。遠山文部科学大臣の出張不在中の臨時代理に扇国土交通大臣が指名されました。以上でございます。

【質疑応答】

問)

海外出張の関係なんですけれども、日本の不良債権の問題とか、あるいは国債の格付けの問題とか、その辺について、他の問題を含めてどのような意見交換があったのでしょうか。

答)

私からは、今の御指摘にあったような日本の現在の金融システムの状況、それに対して我々が打った施策、その結果について簡潔にそれぞれ報告を致しました。いろんな理解を示し、いわばそう別に今、こういう段階で心配をしているわけではないけれども、直接大臣からきちっとした説明を聞いて良かったと、こういう反応がございました。

国債の格付け等についての話はございませんでした。私の方から主として話題にしたのは、香港においては、先般のアジア通貨危機関係でとった措置の考え方、あるいはそれの現状における評価、こういうようなことについて香港においてはお聞きしましたし、それからシンガポールにおいては、たまたま3日にリー・シェンロン蔵相が、税制改革とそれに関連して、国民にシェアと言うのですけれども、何と言うか、株式持分とでも言っておきましょうか、そういったものを交付するという構想案を発表しておりますので、大変私自身も関心を持ちまして、これは私の関連から言っても、ドイツの国有化企業の株式の売却に当たって、できるだけ国民大衆レヴェルに行くようにという工夫をしましたけれども、そういったこととの関連で非常に関心がある。この場合には消費税の税率を3%から5%にすることとの見合いでシェアを与えるということですので、非常に興味深い話ということでいろいろ尋ねたり致したわけであります。

いずれにせよ、大変有意義な、全体として大変急ぎ足だったのですが、行って良かったなとこんなふうに思っております。

問)

「みずほ」の問題なのですけれども、今日、再報告を受けて明日くらいから検査に入るという、そういう日程の考え方で宜しいのでしょうか。

答)

そういう日程の考え方で結構です。

(以上)

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